小千谷市が初のブランド認証米「錦の実り」制度化 ふるさと納税で展開へ
「錦の実り」発表時の写真(プレスリリースより)
新潟県小千谷市はこのほど、市独自の「小千谷市ブランド認証米制度」を新設し、市内初のブランド認証米「錦の実り(にしきの実り)」を発表した。今秋からふるさと納税の返礼品として本格展開し、9月4日からポータルサイトで予約受付を始めた。発送は11月下旬以降を予定している。
錦の実りは、魚沼産コシヒカリを使用。天水を生かして栽培され、ふっくらとした食感が特長という。農薬と化学肥料の使用量を従来の半分以下に抑え、有機栽培を導入。タンパク質含有率を6.0%以下に抑えることで、粘りや食感を高めた。
小千谷市ブランド認証米「錦の実り」パッケージ・ロゴ(プレスリリースより)
名称の「錦」は、世界的に知られる錦鯉や伝統織物「小千谷縮」にちなみ、地域性を象徴。ロゴは鮮やかさと繊細さを兼ね備え、生産者の思いと消費者の信頼を結ぶ「しるし」として位置付けた。
制度の認証基準は、栽培方法、生産地と品質ランク(特A、A)、食味、販売方法などを設けている。農業活性化協議会会長で「農園ビギン」代表の南雲信幸氏は「中山間地での栽培は容易でないが、米の味は格別。自然のままのおいしい米を届けたい」と話す。
小千谷産米ブランド認証基準(プレスリリースより)
小千谷市の棚田(秋)(プレスリリースより)
小千谷市は棚田農業が日本農業遺産に認定されており、約6年前から品質向上と差別化を進めてきた。競合するブランド米の中で地域の魅力を発信する狙いがある。11月30日には「第2回おぢや棚田米コンテスト」を開き、今後はギフトや業務用、輸出への展開も視野に入れるとしている。
なお、9月4日より「ふるさとチョイス」などの各種ふるさと納税ポータルサイトにて「錦の実り」の予約を開始した。
【関連サイト】
ふるさとチョイス ~小千谷市の返礼品情報~
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