初心者さんでも大丈夫!ネイルチップの付け方・外し方と注意点
色とりどりで華やかなネイルチップには憧れるものの、付け方や外し方、手入れの仕方がよくわからない…と思っているネイル初心者の方は多いのではないでしょうか。簡単に付け外しができるネイルチップは、価格もおよそ1000円からと、初心者でも挑戦しやすいアイテムです。
付け方は、両面テープによる接着と、ネイルグルーとよばれる接着剤による接着の2種類があります。両面テープを使えば、お気に入りのネイルチップを繰り返し長く使用でき、接着剤を使えば、衝撃に強く外れにくくなります。
ただしどちらも、外すときに力任せに剥がしてしまうと、爪を傷める原因になることも。正しい使い方をして自分の爪の健康を守りながら、爪先を自由に彩りましょう。
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ネイルチップってどんなもの?
ネイルチップは「付け爪」とも呼ばれ、爪の形の薄いプラスチックにネイルアートが施されたものです。簡単に付け外しができ、ネイルサロンに行く時間がない人や、ネイルの道具を持っていない人でもネイルアートを気軽に楽しめる便利なアイテムです。
普段使いに向いたレギュラーサイズ、華やかなロングサイズ、ナチュラルなラウンドタイプやスクエアタイプ、先端が尖って個性的なポイントサイズなど、長さや形の種類も豊富に揃っています。
ネイルチップが向いている人
普段は校則や仕事の都合でネイルを楽しめない学生や社会人、毎日家事や育児に追われる主婦にもおすすめです。ジェルネイルやマニキュアと違って付け外しができるネイルチップであれば、休日だけピンポイントでおしゃれを楽しめます。TPOに合わせて選べるので、ビジネスではシンプルなネイルを、パーティーなどでは華やかなネイルを選ぶことも可能です。
ネイルチップは使用後に保存できるため、結婚式や成人式など特別な日の思い出のアイテムとしても人気です。
ネイルチップ装着前の準備と注意点
ネイルチップを付ける前には、まず自分の爪のサイズや形に合ったネイルチップを選ぶ必要があります。チップにはさまざまなサイズや種類があり、1本ずつ大きさが異なっています。自分の爪の形に近いものを選びましょう。
自爪の形を整える
自分の爪が長いと、接着時にずれたり外れたりしやすくなります。接着力を上げるためにも爪は短く切っておきましょう。また、自分の爪が短いことで、例えば突き指など万が一の事態にも、ネイルチップだけが破損しケガの防止にもなるのです。
自爪の表面の油分・水分を拭き取る
爪の表面にきちんとネイルチップが接着できるように、汚れを落とします。爪の表面の油分は接着力を弱める原因になるためです。アルコール消毒液で拭き取るか、石鹸でしっかり洗い流すことで、爪の汚れと油分が落ちます。この過程の有無で接着力に違いが出るため、必ず行いましょう。
ネイルチップの付け方
爪にネイルチップを付ける際には、まずチップのサイズを調節します。ネイルチップを自分の爪に合わせて根元をカットしたり、爪やすりで削って微調整をしたりすることで、見た目にも美しいネイルになるのです。
さらに、自分の爪同様、サイズ調整した後のネイルチップもアルコール消毒液を付けたコットンで拭いておくことで、油分や削ったネイルの粉が取れて、爪への接着力がよくなります。
両面テープタイプの場合
両面テープを使う場合、まずはテープを自分の爪に合わせてカットしましょう。ネイルチップ用の両面テープもありますが、市販の粘着力の強い両面テープでも長持ちします。粘着力を保つために、テープをピンセットで扱うのがポイントです。テープをカットしてネイルチップに貼り付けたら、テープを剥がして自分の爪の根元に合わせ、ぴったりと貼り付けます。仕上げに根元から上に向かって押さえ、空気を押し出しましょう。
付け外しが簡単なため、TPOに合わせて気軽に楽しめるのが両面テープの利点です。一方、水に弱いことや、やや取れやすいというデメリットがあります。取れてしまったときのために予備を持ち歩いておくとよいでしょう。
接着剤タイプの場合
ネイルチップを爪に付ける専用の接着剤を「ネイルグルー」といいます。肌に優しい低刺激タイプ、先端がブラシになっていて初心者でも使いやすいブラシタイプ、ジェル状になった粘着ジェルタイプ、1滴ずつ出てくるワンプッシュタイプなどがあります。油分を落とした爪にネイルグルーを塗布し、その上からネイルチップを置いて指の腹で押さえるだけで装着できます。
プールやライブ、結婚式や成人式など、ネイルチップが取れてしまうのを絶対に避けたいシーンでは、両面テープより接着剤がおすすめです。
ただし外すときにチップをカットしたり、ジェルを溶かすリムーバーを使用したりするため、ネイルチップの繰り返しの利用はできません。お気に入りのチップや、結婚式などのチップを記念に残したい場合は、同じ商品のスペアをあらかじめ用意しておくのも手です。
ネイルチップの外し方
ネイルチップはゆっくり剥がしましょう。強く剥がすと爪が傷んでしまいます。また、リムーバーを使うとネイルチップが溶けてしまうため、使いまわしができなくなります。両面テープを使用している場合はリムーバーを使わないようにしましょう。
両面テープタイプの場合
両面テープで付けたとはいえ、力任せに外すと爪の表面まで剥がれてしまいます。
まずは40度程度のお湯にネイルチップの付いた指を浸けて、両面テープをふやかします。その上でチップの先端を指で押して、根元の隙間に爪用のウッドスティックを差し込み、爪を傷めないようにゆっくりと剥がしていきましょう。
使用が終わったチップはきれいに洗い、できれば除菌した後に乾かすことで、再度利用することが可能です。
ネイルチップは爪のアクセサリーです。何日も付けたままにしてしまうと、チップが長持ちしないだけでなく衛生的にもよくありません。必ず毎日取り外して使いましょう。
接着剤タイプの場合
ネイルチップに接着剤を利用した場合は、専用のリムーバーを使います。
まずはネイルチップをできるだけ短くカット。チップと自分の爪の隙間からリムーバーを垂らして1〜2分ほどしっかり浸透させます。量が少ないとなかなか浸透しないため、適切な量を使うことが大切です。
ネイルチップが浮いてきたら爪用のウッドスティックを差し込んで、持ち上げるように剥がしていきます。力任せにすると爪を傷付けてしまうので、ゆっくりと丁寧に行うことを心がけましょう。
ネイルチップを外した後は、自分の爪に残っている接着剤もリムーバーを使ってしっかりと落としてください。その後に忘れず保湿をしたら完了です。
ネイルチップを外した後の自爪ケア
ネイルチップを外す過程で、爪には多少の傷がついてしまいます。しっかりケアすることで、次のネイルチップもきれいに付けられます。
普段から美しく健康的な爪を保つことは、ネイルカラーを楽しむときにもとても重要なこと。ぜひ実践しましょう。
ネイルオイルなどで保湿する
ネイルチップを外した後には、必ずネイルオイルやハンドクリームを爪と指先にマッサージするように塗り込みます。
ネイルオイルとは、爪の生え際部分に潤いなどの成分を浸透させる爪用のオイルです。続けて使用することで健康的な爪を保ち、乾燥して堅くなりやすい甘皮を柔らかくします。生え際にできてしまったささくれなどにも効果を発揮します。
ネイルオイルを先に、ハンドクリームを後に塗りましょう。ネイルチップは油分で付きにくくなってしまうので、必ずネイルチップを使った後に使いましょう。
まとめ
指元のおしゃれを気軽に楽しめるネイルチップは、サロンでプロにお願いするのがおすすめ。サロンでネイルチップを作ると、細かく希望を伝えることができるので、自分好みのデザインで爪にぴったりフィットしたサイズに仕上げてもらえるというメリットがあります。
こだわりの詰まった理想のネイルチップを作ってもらうことで、指先のおしゃれが気軽に楽しめます。1日だけネイルを楽しみたい方、繰り返しネイルチップを使いたい方はぜひサロンに足を運んで、自分に似合うネイルチップを手に入れましょう。
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