【衝撃事実】インドネシアの大学生は卒業すると高確率でヤバいことになる
気づいたらもう卒業……ここまで4年間弱、長かったようで短かったなぁ……いや、やっぱり長かった。
卒業したらもちろん誰しも祝いたくなる。長かった戦い、終わりにはパーッとやらないとね。
というわけで、インドネシアの学生はどうやって卒業を祝っているのかについて語りたいと思う。
・贈り物
友達の卒業祝いとしてなにかを送るのは多分世界共通だろう。物だったり、ご飯だったり……生きた鶏も?(意味がわからないだろうが、実際にこの目でその光景を見た。意味がわからない)
ここだと卒業といえば花束が代表的。切り花の花束だったり、ドライフラワーの花束だったり、造花の花束だったり。
プレゼント用の花束を売ってくれる店が大学周辺に2〜3店あるくらい。需要はまじで高い。卒業式になると大学内で販売してる人が並ぶほど。卒業といえば花束である。
自分は友達からバイクと同じ色の花束をもらったよ。うええい。
ちなみにインドネシアでは大学を卒業するにあたり卒論を書くのが普通だが、「卒論提案発表」「研究結果発表」「卒論発表」と3つのステップがある。
「すごい」人になるとこの3つの発表が終わるたびに友達から花束をもらう人がいる。
ここでは駄菓子を花束に見立てた「お菓子の束」というのがある。見てよこれ、こんなのもらったらテンション爆アゲ間違いなしやんけ。
・バナー
いつ広まったのか、どこ発祥なのかはさっぱりわからないが、インドネシアの卒業祝いといえばこれ。卒業祝いバナーだ。
サークルの友達の顔写真と、卒業したことで得られる学位の称号のついた名前をバナーに載せて印刷する。学位の称号はあらかじめテープなどで隠し、発表が終わって卒業確定になったら自分のところのテープを外して記念写真や動画を撮る。
「映え」が大好きな若者ならではの卒業の儀式である。
しかもみんなバナーのデザインにはめっちゃ力を入れていて、かっこいい系やかわいい系の集合写真はもちろん、アプリのUIに似せたようなデザインのバナー、好きな映画やアニメを再現したようなデザインなどなど。
どれも凝っているから見ていてすごく楽しい。
ちなみに自分のはこんな感じ。先に発表する友達から作って欲しいとお願いがあったので、朝の2時に脳をめっちゃ絞ってデザインした。我ながらよくできていると思う。
学期末になるとどんどん卒業生が増えるので、学長館(大学学長がいる建物)の前のグラウンドは毎日絶えずこんな感じ。
卒論発表が終わって卒業が確定し、みんなでワイワイ祝ったあとは地獄の訂正作業と卒業手続きが待っている。発表が終わって卒業が確定しても、教授が納得してくれるまで訂正し、手続きしないと卒業が認められない。
人によっては訂正する部分が少なく、すぐ手続きを終わらせることができるけど、俺は訂正部分が結構多くて時間めっちゃかかって、実のところ発表は一ヶ月前だったのに今この瞬間でもまだ終わってない。何やってんねん。
でも卒業は確定したし? ゆっくりでいいじゃないか(だめ)。
それと、インドネシアの大学生は卒業すると高確率でヤバいことになる。というのも……
就活は卒業してからやるもので、みんな応募無いかなぁってずっと嘆いているのだ。このあたりは日本と違うところかな。
まぁ、ゆっくり行きましょ。人生はまだ長い。
てなわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24