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一般財団法人カネヨ・妙典歴史文化保存会「オアシス妙典」マルシェ3月16日(日)開催!後世に残る安らぎの空間【市川市】

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一般財団法人カネヨ・妙典歴史文化保存会「オアシス妙典」マルシェ3月16日(日)開催!後世に残る安らぎの空間【市川市】

住宅街でひときわ目を引く1軒のモダンな建物「オアシス妙典」。月1回開催のマルシェの他、演奏会やワークショップなどさまざまな教室活動の場として活用されています。

新旧の匠の技が細部に光る古民家

オアシス妙典は「地域の憩いの場を」という代表・篠田喜義さんの発案により誕生。保存・活用に賛同した人たちの寄付で運営されています。

古民家をリノベーションした「オアシス妙典」
「生まれ育った妙典に恩返しがしたい」と語る代表の篠田さん

元々は篠田家代々から続く酒屋の店舗兼住居を改築するため、1934年にできた仮の建物でした。

改築前の建物

その後、倉庫として使われてきましたが、老朽化したため、なじみの大工に相談すると「丸太を組み合わせた梁は神社仏閣と同じ造り。解体するのは忍びない。建てた時の形に戻し、建物を残そう」ということに。

今では宮大工しか造れないといわれている貴重な梁

篠田さんは古民家を再生する会社に内部設計を依頼。

約1年かけて改築工事を行い、2022年にオープンしました。

室内の梁と躯体(柱など建物の骨格)は当時のまま

「職人技が光る、細部にこだわりのある素晴らしい建物ができました。ここまでできたのも篠田さんと職人の方々との関係性によるもの」と、管理を運営する一級建築士事務所取締役の平田麻実さんは話します。

代表の篠田喜義さん(左)と管理・運営をする「株式会社人と古民家」の担当・平田麻実さん
洗面所の大きな窓からは銀木犀のある庭が楽しめる

篠田家の歴史と思いが形となった場所

梁(はり)に使われている長さ11mもの丸太。

当時の交通事情を鑑みると「東京湾から旧江戸川を船で運んできたのでは」と篠田さん。

2階の酒瓶など展示品も当時の面影をしのばせます。

2階には倉庫から出てきた懐かしい酒瓶が

「日本の伝統技術を駆使したこの建物を後世に残したい。訪れた方々が建築に関心を持ったり、安らぎの場になれば」

木を組み込んで作る日本の伝統技術「組子」

今後も多くの人が楽しめる演奏会や教室を企画中。

「今後も皆さんに来ていただけるようなことをやっていきたい」と話す平田さん

「町のオアシス」として一層、にぎわいを見せそうです。

「オアシス妙典」で毎月第3日曜に開催するマルシェの様子
代表の篠田さん(左前)とオアシス妙典マルシェ関係者の皆さん

オアシス妙典マルシェ
日時/3月16日(日)午前10時~午後4時
場所/オアシス妙典(入場無料)
住所/千葉県市川市妙典1-21-21
電話番号/070-1266-1444 株式会社人と古民家
ホームページ/https://oasis-myoden.com/

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