ピアジェが150周年の締めくくりとして「ピアジェ アンディ・ウォーホル」ウォッチを発表
今年創業150周年を迎えたピアジェが、アニバーサリーイヤーの締めくくりとしてビッグな新作を発表した。かつてピアジェを愛用していたアンディ・ウォーホルに捧げる「ピアジェ アンディ・ウォーホル」だ。この新作が誕生するまでのストーリーは、4代目イヴ・ピアジェとアンディ・ウォーホルが出会った1979年に遡る。
アンディ・ウォーホルは当時、イヴ・ピアジェが築いてきた”ピアジェ ソサエティ”(著名な芸術家や映画スターたちが集う社交場)の主要メンバーであり、メゾンと深いつながりを持っていた。ウォーホルは以前から、ピアジェの時計を7本も所有(うち4本は現在ピアジェが所有)していた。その中で彼が最も思い入れを持っていた時計が、時代を象徴するBeta21ムーブメントを搭載した、“ブラックタイ ウォッチ”と呼ばれたモデルだった。大胆で力強い45mm径のクッション型ケースに、シグネチャーのゴドロン装飾が優雅にあしらわれた唯一無二のデザインのその時計は、今も世界の時計愛好家の憧れである。
今回の新作「ピアジェ アンディ・ウォーホル」は、アンディ・ウォーホル財団と公式パートナーシップを結んで誕生した。ウォーホルが愛用していたモデルと同様のクッション型ケースに、自社製の自動巻きムーブメント、501P1を搭載。ケースにはクル・ド・パリ模様を施し、鮮やかで独特の輝きを持つブルーのメテオライトの文字盤を組み合わせた。カルト的人気を誇るコレクターウォッチが、現代的なデザインで再解釈された新しい姿で、次のステージへと進む。
text:the rake