Yahoo! JAPAN

どうも！　マキエ予防のため船酔い対策は徹底するHAZEKINGです。
日に日に暖かくなり、春の陽気に誘われて釣りを始める方も多いのではないでしょうか？　そんな初心者の方にオススメなのが「根魚の船釣り」！　レンタル品も充実しており、数釣りできるのが魅力の一つです。

そして今回のターゲットはカサゴとメバル！　どちらも代表的な根魚ですが、釣り方は大きく異なります。そこで、実釣の模様をお届けしながら各魚種に必要な道具や釣り方の違いをご紹介します。魚の習性を理解すると釣果が伸びるので必見ですよ。

船からねらう根魚釣り

メバル

根魚は100種を超える!?

日本全国に生息する数々の根魚。そのほとんどが海底の岩や穴に潜んでいます。一番身近な魚としてはカサゴやメバルなどが有名ですが、根魚の種類はなんと100種を超えるそうです。泳ぐのが得意な根魚、大きな魚体など、それぞれに見た目も習性も違うので、調べてみると面白いですよ。

カサゴは近年ペットとしても大人気。なんでもよく食べるのでエサやりがかんたんだそうです。目が上下左右に動くので愛嬌もあります船釣りで根魚をねらうには？

今回実釣でお世話になった健成丸

船から根魚を釣るには、「エサ釣り」と「サビキ釣り」でねらう方法があります。遊漁船にもよりますが手ぶらで行けるところもあり、比較的レンタルも充実しています。また、船長さんが釣れるポイントを選び連れて行ってくれるので初心者さんでも安心です。
今回は、おもにカサゴを船からねらう「エサ釣り」と、メバルを船からねらう「サビキ釣り」について比較しながらご紹介しましょう。

船釣りに必要な道具や装備

まずは「エサ釣り」「サビキ釣り」に関係なく、船から根魚をねらうのに必要な釣り道具や装備を見ていきましょう。
ちなみに船釣りの場合、竿やライフジャケットなどのレンタルサービスをしている遊漁船が多くあります。予約時に必要な用具を貸してもらえるか確認するといいでしょう。また、自分で用意する場合は当記事をご参考に。快適に釣りを楽しむために、タックル以外も紹介していますよ。

タックル

【竿（ライトゲームロッド）】

竿は船用の竿を使用します。釣り場の水深に合わせたオモリを使用するので、重さに合わせたオモリ負荷の竿を選ぶようにしましょう。
メバルはカサゴと比較して口が柔らかく切れやすいので、胴調子の竿が適しています。ただ、コマセカゴを振ってエサを出す必要があるので、調子は6：4がオススメです。
一方、口が丈夫なカサゴの場合、ハリを貫通させる必要があるのでメバルよりも竿は硬い方が適しています。なかでも感度重視の7：3調子が扱いやすいですよ。

【リール（カウンター両軸リール）】

船釣り用の両軸リールを使用します。カウンターが付いていると昼夜問わず水深を確認しやすいのでオススメです。電動リールを使用すると巻き上げが自動なので回収が楽です。

【ライン（PE）】

ライン（道糸）はPEラインを使用します。マーカー付きのものだと水深が分かりやすいです。

そのほか必要なアイテム

【フィッシュグリップ】

根魚は素手で触ると、ヒレなどが指に刺さる場合があるので危険です。フィッシュグリップを使用すれば安全に魚をつかめるのでオススメです。

【ライフジャケット】

遊漁船で船釣りをする場合、タイプAのライフジャケット着用義務があります。転落時の性能が保証されているので、釣行時には必ず着用しましょう。

胴突仕掛を使った「エサ釣り」

おもにカサゴをねらう際、胴突仕掛という仕掛にエサとオモリを付けた「エサ釣り」で釣りを行います。どんな釣りかカンタンに見ていきましょう。

使う仕掛とエサ

【胴突仕掛】

胴突仕掛とはハリにエサを刺して海中に落とす、船釣りでよく使用される仕掛です。ねらう魚によってハリの本数は変わりますが、カサゴを中心とした根魚をねらう釣りでは2本バリが一般的です。

【オモリ】

オモリは船で指定された号数のオモリを使用します。ほかのお客さんとサイズが異なると、潮に流される距離が変わって絡まる原因になるので、必ず指定の号数を使用しましょう。

【エサ】

カサゴをねらう場合、エサはイカの短冊、アオイソメ、魚の切り身などを使用します。
個人的にはかんたんに手に入り、エサ持ちのよいイカの短冊がオススメです！　釣れる魚のサイズに合わせて短くカットすることができるので、アタリも取りやすいです。

おもにカサゴをねらう釣り方

【STEP．1　ボトムの取り方と釣れるレンジ】

仕掛を海に投入してラインが出なくなったら海底に着底しています。カサゴは海底でエサを待っているので、20cmほど浮かせてアタリを待ちます。

【STEP．2　誘い（竿の動かし方）】

竿を上下に10cmほどゆっくり動かして、エサをひらひらと舞うように誘いましょう。カサゴの興味を引きます。

【STEP．3　アワセ】

カサゴがエサをくわえると竿先が少し沈みます。手元に重みを感じたら素早くフッキングさせましょう。

擬似餌を使った「サビキ釣り」

おもにメバルをねらう際、擬似餌が付いた仕掛「サビキ」で釣りを行います。どんな釣りかカンタンに見ていきましょう。

使う仕掛

【サビキ仕掛】

サビキ仕掛の複数のハリには、エサを模した小さな魚皮やキラキラとした飾り、ビーズなどが付いています（これを擬餌といいます）。
対象魚や潮の色、魚の活性によって、その日釣れる擬似餌の形状や種類、ハリのサイズが異なりますので、あらかじめターゲットの魚種を確認し、サイズ違いを複数準備しておきましょう。

【カゴ】

サビキ釣りでは、コマセと呼ばれる小エビなどのエサを詰めるカゴ（コマセカゴ）を使用します。カゴにコマセを詰める充填量は8割が目安。これ以上入れると詰まってエサが出にくくなるので注意しましょう。

【オモリ】

オモリはエサ釣り同様、船で指定された号数のオモリを使用します。オマツリ防止のためです。乗船前（予約時）に確認しておきましょう。

【エサ】

サビキ仕掛の場合、擬似餌が付いているので基本的にエサは不要です。
しかし、ときに擬餌バリにエサを刺すこともあり、今回お世話になった健成丸ではイサザ（シロウオ）を使用していました。

おもにメバルをねらう釣り方

【STEP．1　ボトムの取り方と釣れるレンジ】

まず仕掛を海底まで落とします。メバルは水中を群れで泳いでいるので、着底したら船長から指定された水深まで仕掛を上げます。

【STEP．2　誘い（竿の動かし方）】

竿を大きく1回シャクり、カゴのエサを撒いてアタリを待ちます。
ここで大切なのはレンジをキープして竿を動かさないこと。メバルは警戒心が強いので、仕掛を動かすと逃げてしまうことがあります。

【STEP．3　アワセ】

メバルの場合、竿を振り上げるフッキングは不要です。じっとメバルがハリを飲み込むのを待ちます。竿先が大きく振動し始めたらハリが掛かった証拠です。口が切れないようゆっくり巻き上げましょう。

「エサ釣り」と「サビキ釣り」

どちらも満足のいく釣果!!

さて、実際に船からねらう根魚釣りの比較として、今回はすばる丸さんでカサゴ釣りを、健成丸さんでメバル釣りに行ってきました！

どちらの釣りでも使用したタックルはすべて一緒でしたが、仕掛とアクションは全くの別物。前述した釣り方をそれぞれに実践し、カサゴとメバルの習性に合わせた方法で、双方、甲乙つけがたい満足のいく釣果をあげることができました。
ちなみに使用した仕掛は、カサゴ釣りでは「根魚五目 胴突 2本鈎2セット（ハヤブサ）」を、メバル釣りでは「実戦サビキ20　サバ皮レインボー（ハヤブサ）※地域限定品」を使用しましたよ。

カサゴ釣果（左）、メバル釣果（右）

同じ根魚に属すカサゴとメバルですが、エサを使った胴突仕掛での釣りと、擬似餌だけで釣るサビキ釣りと釣り方が異なります。それぞれの魚種の習性を踏まえて釣り方が変わり、使う仕掛も変わる…面白いですね。ぜひ今回の記事を参考に、みなさんもトライしてみてはどうでしょうか。
そうそう、船の根魚釣りは比較的数が釣れる釣りですので、資源保護のために小型のサイズはリリースしましょうね。

今回の釣行の模様はYouTubeにもアップしているので、ぜひチェックしてみてください。

【すばる丸】小学生以下が無料！？三重で大人気の釣り船でカサゴ大爆釣！

Youtube「釣り師　HAZE KING」

健成丸で伊良湖の沖メバル絶好調！一足先に春到来です！

Youtube「釣り師　HAZE KING」

釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ！

レポーター

プロフィール：HAZEKING
東海エリアを中心に活動する釣りユーチューバー HAZEKINGです。エリアトラウト、ハゼ釣り、海釣り、ロックフィッシュなど釣りジャンルは全部！　今も自身の新ジャンルを開拓しています。初めて魚を釣ったときの感動をみなさんと共有するためSNSをスタートし、HEATでは1人でも多くの方に釣りの魅力を伝え、「よし、明日釣りに行こう！」と思ってもらえるような記事を執筆したいと思います。
X（ツイッター）：@HAZEKING18
インスタグラム：
@haze_king_ （URL: https://www.instagram.com/haze_king_/）
YouTube：釣り師　HAZE KING