ジュビロ磐田の西久保駿介に海外移籍した古川陽介から激励メッセージ。同級生の頑張りに思いを馳せ「自分も負けられない!」
J1磐田の西久保、広島戦で存在感も「決め切らなければいけない」
ジュビロ磐田の西久保駿介選手は前節サンフレッチェ広島戦の試合終了間際、途中出場して枠内に決定的なヘディングシュートを放ちましたが、相手GKの好守に阻まれました。試合後にはポーランドに海外移籍した同級生の古川陽介選手からLINE(ライン)で「決まったかと思った」と激励のメッセージがあったと明かしてくれました。
一問一答
ー前節のシュートシーンを振り返って。
「セットプレーの流れで負けている状況だった。何としても点を取りに行って引き分け、勝ちにつなげようと思った。山田大記さんが左足で持った瞬間に『これは来るな』と思った。ピンポイントで来て決められなかったのは今の自分の力量かなと思う。落下点に入るのは得意だが、決めきらないと意味がない」
ー狙ったコースは。
「もっと右側が空いていた。見えていなくて。内側をイメージして思い切りやったが。甘かったですね。駆け引きよりかはコースが単純に甘かった」
ーそれでも相手に競り勝って高い打点のヘディングだった。持ち味を発揮できたか。
「そうですね。逆サイドからのクロスで点を決めるのは、やっていきたい。次にああいう大事な場面では決めきらないといけない」
ー途中出場で3バックの右に入った。
「守備から入って勝たないといけなかった。点を取らないといけない状況で、少し自分が3バックの右でありながら攻撃参加することによって、数的優位の場面をつくる。そこは意識して攻撃参加していた」
ー3バックはこれまで経験があるか。
「千葉の1年目で、ほぼウイングバックだったが、急きょセンターバックの右をやったことはあります」
ーそんなに違和感なくできたか。
「イメージはできていたので」
ー3バックのチームへの浸透具合は。
「ブロックを敷くときは5-4-1。守備から攻撃の切り替えが求められるフォーメーション。広島相手のミラーゲームで1対1でどれだけ勝てるかだった。今後もオプションとしてもう少し浸透させたい」
ー残留争い。チーム内での役割は。
「チームとして一つも負けられない状況。勝つしかない状況に置かれている。個人としても、スタメンで出ても、途中から出てもひとつアクセントを加えられる選手、プレーをしていくことによって、チームに流れが出てくるのかなと思う」
ー途中出場で存在感を示している。
「見せ場をつくるだけでは数字として出てこない。チームとしては見えやすい勝ち、個人としてはゴールやアシストが付いてきてこそ価値が上がる」
ー同級生の古川陽介選手や藤原健介選手は移籍した。連絡は取っているか。
「陽介からは広島戦後、自分のヘディングシュートについて、『決まったかと思った』というLINE(ライン)が来た。『自分も決まったと思った』と(返信した)。健介からはインスタグラムの書き込みを通して会話するぐらいです(笑)。『ゴルフしてるの?』とか聞かれます。たわいもない感じです」
ー古川選手の現地での様子は。
「日本人がいないと思うので苦しいと思う。むっちゃさみしい感じだと思う。おしゃべりなのでしゃべりたがっていると思う。本当に海外で頑張っているので、自分も負けられない思いはあります」