「私のプライドですよ、それは」吉幾三が歌手を続けるうえでのこだわりとは?
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、7月3日の放送に歌手・吉幾三が登場。7月2日に発売した新曲「風ぐるま」や、これまでの歌手活動などについて語った。
吉幾三「(新曲『風ぐるま』は)嫁との昔の苦しかった時代、それを歌詞にしたやつを出しているわけです。そのころを忘れないようにね。女房が働いて、ヒモみたいな生活をしていたから。エラいこと言えないわけですよ。言えない俺がいる、ごめんな、と。いまはガタガタで歌手になれるかわかんない、風ぐるまだけど、いつかいい風が吹くから、っていう。そういう昔の歌ですね」
大竹まこと「作詞も作曲も全部自分でしょう? すごいよねえ」
吉「お金は全部、女房のほうにいっちゃいます(笑)」
大竹「いままで『雪国』もなんでもかんでも、吉さんは歌うのも含めて、いやあ、すごいなあ、って」
吉「500曲以上書いたみたいです」
大竹「みんな言っているよ。『吉幾三(の歌)は泣く』って」
吉「最近、別の意味で泣きたいわ。財布を見て泣きたい(笑)」
吉は新曲を発売し、コンサートも多数予定している。今後についても大竹が聞いた。
大竹「私もトシですけど、引退とかそういうことは頭の隅にある?」
吉「僕ね、半音下げて歌わなきゃいけなくなるんだったら、そのときは考えるときだなと。キーは現状維持しているので」
大竹「半音下げても通じる……」
吉「楽ですよ。楽ですけど歌手として無理です」
大竹「自分なりの矜持がある?」
吉「私のプライドですよ、それは」
このほか吉が日本の政治、制度などに思うことを語る場面もあった。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。