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井上尚弥に敗れたフルトンがフェザー級で再起戦、モンスター迎撃へ世界ランカーとサバイバル合戦

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スティーブン・フルトン,Ⓒゲッティイメージズ

日本時間15日にカストロと対戦

プロボクシングの元世界スーパーバンタム級王者で、2023年7月に井上尚弥(大橋)に8回TKO負けして王座陥落したスティーブン・フルトン(30=アメリカ)が9月14日(日本時間15日)にアメリカ・ラスベガスのT-モバイルアリーナで再起戦を行う。

相手はフェザー級でWBC5位、WBA7位、WBO13位にランクされるカルロス・カストロ(30=アメリカ)。2022年2月5日にルイス・ネリ(メキシコ)に1-2の判定負け、同年7月に現WBCフェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(アメリカ)に6回TKO負けで2連敗したが、その後3連勝で30勝(14KO)2敗に戦績を伸ばしている右ボクサーだ。

フルトンは井上に敗れて以来1年2カ月ぶりのリング。6月にルイス・レイナルド・ヌニェス(ドミニカ)、8月にロニー・リオス(アメリカ)との対戦が浮上しては立ち消えになるなど二転三転し、ようやく決まったフェザー級転向第1戦となる。

すでにWBAではフェザー級2位、WBC7位、WBO8位にランクされているが、カストロも実力者でブランク明けの再起戦としては難しい相手。ともに1994年生まれの30歳で、年齢的にも実績的にもフェザー級のサバイバル合戦といった様相だ。

井上尚弥との再戦を熱望するフルトン

井上尚弥のスーパーバンタム級転向初戦の相手を務めたフルトンは、モンスターの強打に沈んでから再戦を熱望。カストロ戦をクリアすればフェザー級で世界王座復帰を目指し、井上が上げてくるのを待つつもりだろう。

井上は来年まではスーパーバンタム級に留まるが、いずれはフェザー級に上げて5階級制覇を狙う意向。フルトンがフェザー級のベルトを巻けば、いずれ再戦する可能性も十分にある。

14日のメインは世界スーパーミドル級3団体統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の防衛戦。世界中の目の肥えたファンが注目するリングで、フルトンは井上へのリベンジ戦実現をアピールできるか注目だ。

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記事:SPAIA編集部

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