心地よい家事の役割分担を考える 10・11月に2回講座「だれもがハッピーになるために」
2回講座「だれもがハッピーになるために~家庭の中の役割分担」が、10月18日と11月15日のいずれも土曜日に開かれる。時間はどちらも午後1時半から3時半までで、会場は山口市男女共同参画センター(山口市中央2)。主催は山口市で、オンライン(zoom)での受講も可能だ。
2021年の国の社会生活基本調査(5年ごとに実施)によると、山口県における「6歳未満の子どもがいる夫の1日当たりの家事関連時間(家事・介護・看護・育児・買い物)」は1時間28分。47都道府県中44位で、1位の奈良県(2時間35分)とは1時間以上の差がある。女性の社会進出が進み共働き家庭が増える中、バランスが取れる家事分担について考察する。
1回目は「家事がどんどん好きになる!!~家事好き! スキルアップワークショップ」で、ケイ・アンド・ワイ人材育成部門代表の温品富美子さんが講師を務める。まず、参加者それぞれが家事参加に対して思っていることを吐き出す。その上で、心地よく分かち合うための方法などを考える。温品さんは、日本コーチ協会山口支部代表で、ビジネス・接遇マナーやコミュニケーション能力開発等の講師を約30年間務めている。
2回目は「ワークショップの気づきからみんなで考えよう! 家事の役割」。講師は、異文化交流や多様性社会について研究している石川朝子下関市立大准教授。1回目の内容を踏まえての講演となる。
参加希望者は、電話かメールで、氏名、住所、電話番号を、企画運営を担当する山口市男女共同参画ネットワーク(TEL090-7592-6648、djksnet0401@gmail.com)に伝える。締め切りは10月10日(金)。参加費は500円で、どちらか1回だけの参加も可能。定員は30人。
主催者は「家事をめぐる男女(夫と妻)の考えには『ごみを集めることはせず、ただ出しに行くだけ』『せっかく(家事を)やったのにダメ出しをされる』など、ズレがあることも多い。その解消や、『家事は女性がやるもの』という意識の払しょくにつながれば」と話している。