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忍たまキャストが勢揃い! 『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』再上映&ドルビーシネマ版特典「週替わりボイスムービー」アフレコレポート

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

昨年、興行収入30億を超える大ヒットを記録した『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が、12月5日(金)より全国の映画館にて再上映! 通常版・4DX版に加え、新たに「ドルビーシネマ版」も制作されました。

さらに、3週間に渡って「週替わりボイスムービー(全8種)」として昨年話題になった入場者プレゼントのシナリオをボイスムービー化したものが上映されるほか、新規入場者プレゼントの配布も決定しているなど、ファン必見の施策も目白押しとなっています。

今回、アニメイトタイムズは、週替わりボイスムービーのアフレコ現場に潜入! キャスト陣の様子や、収録で印象的だったディレクション・台詞などをレポートします。

 

 

【写真】『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』週替わりボイスムービー アフレコレポート

一年生・五年生・六年生・山田親子のキャストが勢揃い! 抜群のチームワークに感動

5本の週替わりボイスムービー「いつもの授業風景の段」「土井先生と六年生の段」「山田家の休息の段」「五年生の反省会 その1の段」「五年生の反省会 その2の段」のアフレコ当日。

スタジオには、高山みなみさん(乱太郎役)・田中真弓さん(きり丸役)・一龍斎貞友さん(しんべヱ役)をはじめ、東サオリさん(庄左ヱ門役)・江森浩子さん(団蔵・三治郎役)・小林優子さん(虎若役)・渡辺久美子さん(金吾役)・むたあきこさん(兵太夫役)・佐藤智恵さん(伊助役)・大和田仁美さん(喜三太役)ら、「一年は組」のキャスト陣が揃います。

さらに、六年生のキャストを務める成田剣さん(潮江文次郎役)・保志総一朗さん(立花仙蔵役)・渋谷茂さん(中在家長次役)・神奈延年さん(七松小平太役)・置鮎龍太郎さん(善法寺伊作役)・鈴木千尋さん(食満留三郎役)、五年生のキャストを務める小田敏充さん(久々知兵助役)・渋谷茂さん(尾浜勘右衛門役)・金丸淳一さん(不破雷蔵役)・山崎たくみさん(鉢屋三郎役)・東龍一さん(竹谷八左ヱ門役)。そして大塚明夫さん(山田伝蔵役)と岡野浩介さん(山田利吉役)の姿もあり、なんとも贅沢な空間が広がっていました。

 

 
まずは、は組のキャスト陣がアフレコブースに入り、「いつもの授業風景の段」の収録が始まります。画がない状況の中、は組のみんなが声を合わせる台詞では、台詞をしゃべる前に「せーの!(小声)」と掛け声をあげて、タイミングを合わせていたのがとても印象的でした。は組の「おかえりなさい」「これからもずっとずーっと一年は組の担任の先生でいてください!」の台詞は息ぴったりの一発OK。

サブタイトルの収録では、乱太郎・きり丸・しんべヱがひたすらに「〜〜〜の段!」「〜〜〜の段!」という流れでタイトルを次々と読み上げていくのですが、こちらも息がぴったりで、30年以上続く作品の主人公を演じる高山さん・田中さん・貞友さんのチームワークとプロフェッショナルな一面に触れることができました。

キャスト陣が話している雰囲気もとても柔らかく、キャストの皆さんとは組のみんなの雰囲気がリンクしているようにも感じ、とても温かな空間を目の当たりにした筆者は感動……! は組の収録は無事終了し、続いて、六年生、五年生たちの収録に移ります。

 

ディレクションで感情のニュアンスを微調整。勘右衛門の“ある台詞”に注目

続く「山田家の休息の段」では利吉の声色に真剣さが表れていたのですが、「もう少し軽やかに」というディレクションがあり、本番では爽やかさが足された利吉のお芝居を聴くことができました。また、山田先生の「む……」という台詞は、土井先生の「私もまだまだ、半人前ですね」(※山田先生は土井先生に「半人前だから」という由来で「半助」と名付けている)という言葉に反応している台詞のため、“驚き”という感情を含んだ台詞にしてほしい、というディレクションもあったりと、細やかな微調整がされていきました。

「土井先生と六年生の段」では、アドリブが入る場面も。それは土井先生の「みんな、嬉しそうな顔をして」の後の、伊作以外の六年生の照れ笑いの部分。小平太の「ワハハ」や長次の「もそ」という笑い声に釣られて、制作サイドの皆さんも笑顔を浮かべていたのが印象的でした。

またアドリブの前にある、「より伊作らしく聴こえるように」というディレクションがあった、伊作の「ぐはっ……」という台詞にもぜひ耳を澄ませてみてください。

 

 
最後の「五年生の反省会 その1の段」「五年生の反省会 その2の段」の収録では、雷蔵の「だから……」という台詞に「決意表明のニュアンスで」というディレクションがあったことが印象的。全アフレコを通して、ディレクション前と後の台詞を聴き比べてみると、言葉に込める感情のニュアンスの違いで、聴こえ方も全然違うのだなと改めて感じさせられました。

「なんだと、文次郎!?」「やる気か、留三郎!」の掛け合いのシーンでは、成田さんと鈴木さんが2人並んで同じマイクを使い、まるでキャラクターが目の前にいるかのような、臨場感たっぷりのやり取りを繰り広げていました。

また、勘右衛門の台詞の「もしかして、〇〇とか、△△とか、⬜︎⬜︎って思われてたりして?」の記号の部分をどう発音するのか、制作サイド内で相談する一幕も。「ほにゃらら」「モニョモニョ」など、様々な擬音が候補に上がったほか、「えー!」「うー!」「おー!」や、そのままの発音で「丸々」「三角三角」「四角四角」といったバージョンで録ったり、声のテンションを盛り上げた感じで録ってみたりと、本アフレコ一番の悩みどころと言えるような様子でした。完成版でどのバージョンが使用されているのか、ぜひご注目ください!

今回、アフレコをレポートさせていただいた「週替わりボイスムービー(全8種)」は、12月5日(金)より再上映される『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』本編の後付けとして上映されます。本編はもちろん、このボイスムービーもぜひ劇場でお楽しみください!

 
[取材・文/笹本千尋]

 

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