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『ビートルジュース ビートルジュース』配信映画となる可能性があった ─ 製作費を抑えて劇場公開を実現

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2024年9月27日の日本公開を控える、『ビートルジュース』(1988)の続編映画『ビートルジュース ビートルジュース』。一足先に劇場公開された本国では大ヒットを飛ばしているが、一時期は本作を配信向け映画として制作する案が出ていたという。米ワーナー・ブラザース映画部門の共同会長マイケル・デ・ルカとパメラ・アブディが、その裏側を米に明かしている。

ティム・バートン監督による『ビートルジュース』続編企画の構想は、ワーナー・ブラザーズにて10年以上にわたり検討されていた。しかしコストや配給に関する交渉が難航し、ワーナーの映像配信サービス「Max」で配信する提案もあったそう。

この案が却下された理由について、アブディは「ティムには絶対に合わなかった。明確なビジョンを持ったアーティストの作品は、大スクリーンで上映されるべきです」と語っている。しかし、バートンとスタジオとの間には大きな課題があった。それは、製作費が1億4700万ドル程度の高額となる見込みだったこと。そこでデ・ルカとアブディはバートンに掛け合い、予算を1億ドル未満に抑えれば、独占的な劇場公開作品にすると提案したという。

最終的に予算は9900万ドルに抑えられ、スタジオは『ビートルジュース ビートルジュース』の製作を承認。バートンやマイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、ジェナ・オルテガ、キャサリン・オハラらキャストは、アップフロント(前金)を少なくする代わりに、多額のバックエンド契約(興行収入に応じて配当を得られる契約)を結ぶことで合意したという。

結果として『ビートルジュース ビートルジュース』は大成功を収めたため、この戦略は奏功したといえるだろう。本作は9月6日の米国公開後、すでに米国興収2億ドルの大台を突破。すでに全世界興行収入2億7748万ドルという大ヒットを記録している。

映画『ビートルジュース ビートルジュース』は2024年9月27日(金)公開

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