降雪続き上越地域に地盤沈下注意報発令 2023年1月以来2年ぶり
新潟県は2025年2月4日午後2時、強い寒気の影響で上越地域で降雪が続き、消雪用地下水の揚水量が増加して地盤沈下のおそれがあるとして、上越市高田地区を中心とする規制地域に今冬初の地盤沈下注意報を発令した。注意報の発令は2023年1月27日以来2年ぶり。
県によると4日正午時点で、高田地区にある2か所の観測井のうち、同市本城町の高田城址公園観測井の地下水位低下量が5.08mとなり、注意報発令基準の5ｍを超えた。
県は同市と協力して消雪用井戸の設置者に注意報発令を通知し、節水対策の徹底を要請するほか、一般市民には節水などの協力を求める。
新潟地方気象台によると、4日午後1時までの同市高田の24時間降雪量は15cmだった。