カットボールを武器に巨人相手に21世紀初のノーヒットノーラン! 元中日ドラゴンズの大エース川上憲伸!【「ラブすぽ」トークショーレポート】
毎回大盛り上がり! 『ラブすぽ』トークショーとは?
『ラブすぽ』トークショー(以下『ラブすぽ』)って皆さんご存じですか? 初めて聞いたという方がほとんどかもしれませんが、実はこのトークショー、月に1~2回のペースで開催しておりまして今年で6年目に突入。コロナ禍でも休むことなくオンラインで開催を続けるなど1回目の開催から皆さまのお陰で昨年100回を超えました! この『ラブすぽ』、スポーツを愛する方のためのリアルトークイベントで、メインMCを務めるのはDJケチャップさん。アスリートやスポーツの魅力をリアルに伝えたいという思いで開催されるリアルトークイベントが『ラブすぽ』トークショーです。
これまで野球関連をメインに、シーズンオフは現役選手を、シーズン中はOBを中心にゲストにお越しいただき、技術的なことから裏話(SNSで絶対に書かないことを約束)までたっぷりと語っていただいています。また『ラブすぽ』の最大の魅力はゲストとの2ショット撮影! 毎回来場者全員とゲストによる撮影タイムを設けています。
開催日はプロ野球の開催のない月曜日がほとんど。料金もプロ野球の入場料とほぼ変わらない金額なので、かなりお得! 始めた頃、お客さんはゲストが所属したチームのファンの方がほとんどでしたが、最近では球団に関わらず“野球ファン”の常連さんにお越しいただけるようになってきました。
しかも「ラブすぽ」とLINEのお友達になると、参加時に来場ポイントとして1ポイントをGET。5ポイントで次回1回無料招待(一部、使用できない回もあります)ということもあり、最近ではポイントでの来場者も多くお越しいただいています。
そんな『ラブすぽ』も開催100回を超え、もっともっと多くの皆さんに魅力を伝えていこうと、このたび『ラブすぽ』を記事配信しようとなりました。
元中日ドラゴンズ 川上憲伸さん
さて、5月27日(月)に開催された『ラブすぽ』。この日のゲストはカットボールを武器にライバルたちと好勝負を繰り広げ、MLBにも挑戦した中日ドラゴンズOBの川上憲伸さん。中日の大エースとして活躍し、2002年には巨人相手にノーヒットノーランを達成しました。ちなみに21世紀に入ってはじめての大記録でした。
午後7時ちょうどにプレイボール!(『ラブすぽ』ではイベントスタートのことをこう呼ぶのです) 平日月曜夜にも拘わらず『ラブすぽ』のホームグラウンド、竹橋にある「メディア・ドゥ」セミナールームに詰めかけた120人のお客さんの盛大な拍手ではじまりまりました。早速ケチャップさんから「ゴルフの最終ホールか!」と日焼けした肌が覗くゴルフウェアで登場した憲伸さんにいきなりのジャブ。憲伸さんも最近は「野球よりゴルフの方が好きです」と応酬。舌戦の火ぶたが切られました。
現役時代、口を真一文字に結び、どんな相手にも鬼のような形相だった憲伸さん。ケチャップさんのトーク攻勢に一歩も引けを取らない話術で「徳島出身の選手って喋り上手やわ」とケチャップさんと憲伸さんの軽妙なトークに冒頭から盛り上がりは最高潮。憲伸さんもこの日はリミッターを解除したのか、大学入学時に驚いた出来事やプロ入りの経緯、ドラフトの裏側などを赤裸々に語り尽くしてくださって現場に同席したマネージャー氏もさぞ、ヒヤヒヤしたことでしょう。
この日は『ラブすぽ』初参加が半分以上、また憲伸さんとこの距離でのイベント参加が初めてという方がほとんどでした。そんな中ケチャップさんの台本一切なしのグイグイと懐に飛び込むトークと、それを受けながら、上手く交わしながら笑いに変える憲伸さん。私も憲伸さんがこんなによく喋る方でこんなに面白い方とは存じ上げませんでした。(いい意味で)
『ラブすぽ』の参加者は来場の際にその選手のユニフォームやタオルを持参される方が多いのですが、テンションの上がった憲伸さん、参加者のドラゴンズ時代のユニフォームとキャップを見つけると、「ちょっと貸して」と途中から着用してトークを展開、参加者から『憲伸さんのドラゴンズのユニフォーム姿がまた見られるなんて…』という心の声を感じながら一斉にシャッターが切られたことは言うまでもありません。あ、『ラブすぽ』では写真撮影基本OK(回によります)、動画はNGでお願いしています。憲伸さん、どれだけいい人なんでしょう。ご自身が実際に使用していたグローブを持参してくれていたので「投球フォーム」をリクエスト。懐かしいピッチングフォームが披露されると、ここでも無数のシャッターが切られました。しかし、その後久しぶりに腕を上に挙げたということで「脇腹攣った!」ですって。ただでは終わりません。
その他にも「現在のドラゴンズのチームのこと」、「現役時代の監督とのエピソード」、「川上監督が選ぶとしたらコーチングスタッフは?」などの質問にも答えるサービスぶり。諸先輩方の名前が飛び出すたびに物真似を披露するのは「もはや物真似を披露したいから名前を出したのかな?」と勘繰るほど。ただ物真似のクオリティーは絶品。ケチャップさんも「川上憲伸の物真似YouTubeチャンネルやりーやー」と突っ込んでいました。
さて、『ラブすぽ』も終盤。少し真面目な話として、憲伸さんは「小さいころファンだった球団ではなかったけどドラゴンズ入りは運命だったし、僕はやっぱり名古屋が大好きです!」と力強い言葉で締めくくりました。
時刻は21時。この日憲伸さんは名古屋に戻らなければならないということで、次回もう1回行うことを約束し21時ぴったりにゲームセットとなりました。
これまでの『ラブすぽ』は延長戦に突入することもしばしば。毎回大盛り上がりなのですが、ここではトークの細かい内容までは書けません。野球界に精通し多くの選手やOBと親交の深いケチャップさんだからこそ聞ける内容であり、ケチャップさん、そして参加者が本当の野球好きの方だからこそゲストの方もぶっちゃけトークを披露してくれるのです。ぜひ実際に参加して「こんなことまで話すの?」という驚きを体感してください。
これを読んだ野球大好きなそこのあなた!『ラブすぽ』に行きたくなったんじゃないですか? 現在も多くのゲストの方に出演交渉中です。イベント情報やチケットの購入方法などは『ラブすぽ』オフィシャルLINEで発信しているのでも是非とも参加時に、お友達登録をお願いします!
次回開催は、水泳背泳ぎの入江陵介さん。先日惜しまれながら現役を引退された入江さん、直前に迫ったパリ五輪のこと、現役時代のことなどたっぷりとお話伺いまーす!
それでは皆さんマタアイマショウ!
下村泰司
(しもむら やすし)
フリーアナウンサー
小学校3年生で野球をはじめ、高校時代は3年夏に主将として甲子園出場。地方局アナウンサーを経てその後はスポーツ業界に長年身を置きスポーツマーケティング会社やプロ野球球団のスタッフとして仕事に従事。3年前にフリーランスに転身し現在は主にMLBの実況などを担当。『『ラブすぽ』』スタッフ歴は約3年でアスリートの話に毎回刺激を受けながら肉体改造を誓うも日々増量中・・・