「好きだった子の話を書いていた」やっと開いた!タイムカプセル コロナで延期、さらにトラブルも…23年越しの思い出に笑顔
先日、すでに閉校した北海道千歳市の小中学校で、2000年に封じたタイムカプセルの開封式が行われました。
立ち会った当時の子どもたちは、20年後の自分にどんなメッセージを残していたのでしょうか。
正月明けの1月4日。
千歳市の旧長都小中学校(今の埋蔵文化財センター)に集まったのは、2000年に在籍していた、かつての児童や生徒たちです。
旧長都小中学校は、2005年に閉校しましたが、その5年前の2000年に、開校100周年を記念してタイムカプセルを作りました。
1000年に一度の、ミレニアム・イヤー。
北海道内では、有珠山が22年ぶりに噴火。
当時の雪印乳業の食中毒事件で、学校給食から一時、牛乳が消えました。
若者たちは「パラパラ」を踊り明かしていました。
かつての学び舎の形を模したタイムカプセル。
本来なら20年後の3年前に開封するはずでしたが、コロナのため延期に。
そして、この日待ちに待った「その時」が来ましたが…。
「鍵が…諸般の事情で紛失しまして」
でも、大丈夫!鍵のかわりに、特殊な工具で、無事、開封できました。
カプセルの中には、名札を付けた袋ごとに大切な思い出が保管されていました。
大好きだったおもちゃのカードや芸能人の新聞記事に、交換ノート。
子どものころの記憶がよみがえり、自然と顔もほころびます。
当時と同じ並びの写真を、インスタントカメラで改めて撮影。
中には20年後の自分にあてた手紙をじっくりと読み込む人もいました。
「当時好きだった子の話を書いていた」という卒業生に詳しい中身を聞いてみましたが「内緒」とのことでした。
大切にしまわれていた思い出が、懐かしい縁をつなぐ1日となりました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年1月10日)の情報に基づきます。