夫婦で時短勤務し5歳娘を育てる。お互いが“当事者”として育児・家事を分担【みんなの1日のスケジュール】
子育てしながら働くワーママ&ワーパパって毎日どうやって乗り越えているの……?
夫婦それぞれ、どんなタイムスケジュール&ルーティンで、どんな工夫をしているのかを教えてもらう本シリーズ。
第6回は瑛子えびすこさんに登場いただきました。
瑛子えびすこさんプロフィール
・専門職として働く47歳。9:30〜16:30(6時間)の時短勤務でフル出社、残業はほぼなし
・夫(40)も同じ会社(出勤場所は別)で8:30〜17:00(7.5時間)の時短勤務、フル出社
・保育園に通う5歳長女と3人暮らし
瑛子さん家族の1日のスケジュール
こんにちは、瑛子えびすこと申します。
夫婦ともに育休を取得したわが家。同じスタートラインから子育てを始められたことで、2人とも「子育ての当事者」として日々の家事や育児のタスクを分担できていると感じます。
職場復帰の際も2人で一緒に子育てと仕事を両立する生活をシミュレーションし「子どもは21時までには寝かせたい。そうなるとフルタイムでは難しい……」と考えた結果、2人とも時短勤務を選びました。
今回は、私たち家族が話し合いや試行錯誤を繰り返してたどり着いた、日々を効率よく送る工夫をいくつかご紹介します。
★1 朝の準備はできるだけ前日夜に済ませる
《画像:ある日の朝食》
朝の準備を滞りなく進めるため、前日に準備できることはなるべくしておくようにしています。
例えば「子どもの服」。保育園から帰るとすぐに翌日の服を決め、入浴後にその服を着てそのまま就寝しています。登園しぶりがあった時期、新しく買った服を着て寝たら翌日ご機嫌で登園できたことをきっかけに始まった習慣で、朝の着替え時間が節約できて助かっています。
また朝食メニューは「パン、コーヒー、ヨーグルト、フルーツ(ときどきゆで卵)」でほぼ固定。前夜のうちに卵を茹でたりフルーツを切ったりといった下ごしらえを済ませて時短しています。
シンクや食洗機の中の片付けは夫が前夜に済ませてくれているので、調理台に何もない状態から調理が始められ、朝食後の片付けもすぐに終わります。一見地味ですが、こういうのが助かるポイントなんですよね。
★2 アプリなどで子育てや家事の情報を偏りなく共有
《画像:買うものリストはiPhoneのメモ機能を活用して夫婦で共有》
保育園の送りは私、お迎えは夫が担当することで、子どもの交友関係を把握したりほかの保護者と交流したりする機会を平等に持てるようにしています(が、夫の方がほかのお子さんや保護者との交流が多いかもしれません)。
また子どもに関する情報を双方が把握できるよう、保育園の行事や持ち物は「TimeTree」というカレンダー共有アプリで、保育園の掲示板は写真に撮ってLINEで共有。
家事は、洗濯、夕食の準備は私、夕食の片付けや家電のメンテナンスは夫……という大まかな分担を決めつつ、それ以外は負担が偏らないよう臨機応変に対応しています。
ただ毎日の夕飯の献立を考え、買い出しをするのは家事の中でも労力がいることなので、週末に3人で買い物に行き、相談しながら1週間の夕食の献立をおおよそ決めて買いだめするように。
平日は足りないものを買い足す程度で、買いものリストはiPhoneのメモ機能で夫婦で共有して「いま必要なもの」が分かるようにしています。
★3 寝るまでに「やること」をリスト化し分かりやすく
《画像:夫が発案した「やることリスト」》
わが家では子どもと夫が保育園から帰宅したあと、夕食前に入浴するスケジュールを組んでいます。娘が2歳の頃、お風呂に入るのを泣き叫んで嫌がった時期があり、スムーズにスケジュールが進むよう試行錯誤した結果こうなったのですが、うまくいったので現在も続けています。
ただ空腹で不機嫌なことも多いので、帰宅したらまずトマト、小松菜のおひたし、もやしのナムルなど手早くできるもので少しお腹を満たしてからお風呂に誘導しています。
もう一つ課題だったのが「就寝が遅くなりがち」だったこと。できるだけ「子どものやりたいこと」を優先してあげたいと思っても、次々出てくる希望に応え続けているとズルズルと寝るのが遅くなってしまう。
そこで夫が提案してくれたのが、帰宅後〜寝る前にやることをリスト化することでした。
リストには歯みがきなど毎日の「やるべきこと」と、ボードゲームやYouTubeなどその日に娘が「やりたいこと」が入り、できたものに花丸をつけます。やることを可視化することで、「今日はここまで」と区切りをつけやすくなりました。
ちなみに寝かしつけは夫が担当することほとんど。子どもと一緒に一度仮眠を取ったあとに起きたり、そのまま一緒に寝る代わりに朝早く起きたりして自分の息抜きの時間をつくる工夫をしています。
うまくいかないことは都度話し合い、小さな改善を重ねていく
もちろんスムーズにいかないこともたくさんありますが、問題があれば夫婦で都度気軽に話し合うよう心がけています。
意見が合わないときも「試しに1週間やってみよう」と、とりあえず改善案を取り入れてみることがほとんど。
来年度、娘が小学生になったらまた生活が大きく変わります。いつか娘も加わり、3人で話し合う機会が増えていけばいいなと思っています。
編集:はてな編集部