これがお好み焼き!? 関西風・広島風・京風など定番から創作系まで【Old New】富山駅近 五感で味わうお好み焼き・鉄板焼き
厚みのある丸いフォルム、山盛りのトッピングに白いソースがかかった華やかなビジュアル… まるでパンケーキやステーキのような見た目に驚いてしまいますが、これ、実はお好み焼きなんです。
今回ご紹介するのは、富山駅近にあるバラエティ豊かな創作鉄板メニューを楽しめるお好み焼き・鉄板焼きの店。「Old New」です。
2024年に富山駅前の繁華街に移転 「Old New」
富山駅南口から歩いて5分ほど。ホテルや飲食店が多く立ち並ぶ繁華街、富山市桜町にある「Old New」。以前は線路を挟んで1kmほど離れた駅の北側で営業していましたが、2024年に移転してきました。
ソースの香ばしい匂いが漂う店内は、ダークブラウンとグレーを基調としていて落ち着いた雰囲気。焼き上がりの様子を目の前で楽しみたいなら、カウンター席、おしゃべりもゆっくり楽しみたいならテーブル席がオススメです。
食材のほとんどを大阪から取り寄せ 本場の味を富山で
「Old New」のマスター・永原 行(めぐる)さんは、富山市南郊のお好み焼き店「ドンドン」で修業を積み、2009年に独立しました。お好み焼きへのこだわりはたくさんありますが、そのひとつが食材です。
「粉やだし、ソース、天かす、花ガツオ、焼きそば、マヨネーズなど、ベースとなる食材は大阪から取り寄せてます」(永原さん)
粉もんのまち、大阪。その本場の味を追求しながら、これまで食べたことがないようなものも提供したいと、関西風からオリジナルの創作系まで、メニューには数多くのお好み焼きや鉄板焼きが並びます。
関西風には定番の豚玉やいか玉にミックス玉、ホタテが入ったシーフード系も。
牡蠣が入った広島風に牛すじ・こんにゃく・ちくわ入りの京風ねぎ焼、創作系にはスパイスとトマトが効いたメキシカーナやチーズたっぷりのチーズキューブ、変わり種にはグラタンクレープ焼きなんてものもあって、バリエーションがとっても豊富です。
「新しいものを作っていきたいという気持ちがあって… お好み焼きを進化させたいと言いますか、定番から新メニューまで、OldもNewも楽しんでもらえたらうれしいですね」(永原さん)
高温焼き上げでふわっふわ! ビジュ強めな「BBスペシャル」
今まで聞いたことがないメニューが多く、どれにしようか迷いましたが、今回は華やかな見た目が人気のオリジナルメニュー「BBスペシャル」を注文しました。
「ジューーー」
甘い小麦の焼ける香りを漂わせ、高温の鉄板でこんがりきつね色に染まっていくお好み焼き。その厚みは軽く2cm超えていて、こんもりと丸っこいフォルムに俄然食欲がわいてきます。
「私、べチャっとしたお好み焼きが苦手で、ふわっとした焼き上がりにするのに試行錯誤しましたね。鉄板は高温なんですけど、じっくり焼き上げるのでちょっと時間がかかります」(永原さん)
見るからにふんわり食感が想像できる生地が焼きあがりました。
通常なら、ここにソースと青のりなどかけて完成ですが、「BBスペシャル」はここからの仕上げが醍醐味。
生地の上に、スライスしたゆで卵が2個と、カリッカリに焼かれた厚みのあるベーコンがたっぷり盛り付けられます。さらに、特製マヨネーズで花のような模様が美しく描かれ、彩りも鮮やかにコーンフレークを散りばめて完成です。
「“ボイルドエッグ”と“ベーコン”の頭文字をとって、BBスペシャルです」(永原さん)
お好み焼きの概念を覆すようなフォルムの「BBスペシャル」はナイフとフォークで食べたくなるようなスペシャル感があり、思わずカメラに収めたくなるほどのビジュアルです。
生地の食感は、ふんわりふわっふわ。カリっとしたベーコンとコーンフレークの食感も心歯ごたえがよく、口の中で“ふわ&カリ”が行ったり来たり… 。ブラックペッパーのほどよいパンチもいいアクセントになっています。
「繁華街に移転してきましたので、お酒のアテとしての鉄板焼きも楽しんでもらえたらと思っています」(永原さん)
お酒のラインナップも豊富で、食事を楽しむのもよし、ワイワイ飲みながら味わうのもよし。定番はもちろん、進化形のお好み焼きも五感で味わえる店です。
【Old New】
住所 富山県富山市桜町1丁目6-12
営業時間 17:30~
定休日 木曜、不定休あり