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阪急夙川駅から西宮北口駅にかけては線路が高架になっていて、高架下には様々なお店が軒を連ねています。

お店のほとんどは高架の北側にあり、南側はお店の裏口になっている場合が多いのですが、実は一部分だけ高架の南側にお店がある場所があります。

先日久し振りに高架の南側を通った時に新しいお店を発見しましたので、今回はそのお店をご紹介しようと思います。

お店の名前は「日本酒ばる さいや」。

2022年7月オープンだそうですので、記事を書いている時点で大体オープンから1年半くらいです。

一体どんなお店なのでしょうか？

阪急の高架下、国道171号線の少し西

阪急の高架下のお店は基本的には北側にあるのですが、国道171号線と交差する所の西側の一部分だけ南側にもお店があり、そのうちの一軒が「さいや」です。

こちらがお店の外観。

高架の南側は人通りも少なく、お店もそんなに目立つ感じではないので、ちょっとした隠れ家的な雰囲気です。

お店の前にはこのような案内が。

ではお店に入ってみましょう。

アットホームな雰囲気の日本酒ばる

のれんをくぐって扉を開けるとさらに扉が。

以前この場所にあったお店がカラオケを設置していたので防音の為に二重扉になっているそうです（現在はカラオケはありません）。

お店に入ると女性の店主が明るく出迎えてくれました。

Instagramより引用

こちらが店内の様子。

彩さんという女性の店主がお一人で切り盛りされていて、スナックと小料理屋さんの中間のような感じです。

日本酒ばるという事で、やはり日本酒の酒瓶があちらこちらにたくさん並んでいました。

カウンター席だけでなくテーブル席もあります。

日本酒ばる さいやのメニュー

こちらがメニュー表。

日本酒にあいそうな料理がずらっと並んでいます。

寒い時期だったので酒粕おでんなんか最高ですね。

こちらが日本酒以外のドリンクメニュー。

日本酒以外もビール、酎ハイ、ハイボール、焼酎、泡盛など、品揃え豊富です。

日本酒の種類はこのように店内に書かれていますが、とにかく種類が豊富なので、詳しくはお店で訊いてみて下さい。

私も聞いた事の無い銘柄のお酒がたくさんありました。

酒粕おでんや筑前煮で一杯

何を飲もうかとても迷ってしまいましたので、とりあえずビールを飲みながら考える事に。

料理は気になっていた酒粕おでんの3種盛り合わせを注文。

大根、ちくわ、はんぺんの3種類です。

メニュー表に書いてないおでんのネタもあるみたいですので、詳しくはお店で確認して下さい。

酒粕おでんははじめて頂きましたが、粕汁で煮込まれたおでんのような感じ。

酒粕の優しい甘さが大根やはんぺんによく染みていて、身体も温まります。

粕汁のような感じなので、お汁も最後まで美味しく飲み干せるところが普通のおでんと違いますね。

日本酒は本当に迷ったのですが、メニューボードに「隠し酒」と書かれていたこちらのお酒を飲んでみる事に。

長野県の酒蔵、杉の森酒造の「suginomori brewery narai（スギノモリブリュワリー・ナライ）」というお酒です。

奈良井の水を使い、全て手作業で仕込まれた限定生産の貴重なお酒との事。

微発泡のお酒でスッキリと飲みやすく、豊潤な香りと後味が口の中で長く感じられます。

料理とお酒を交互に頂くと、お互いの旨味の相乗効果でどちらの美味しさも倍増。

希少なお酒ですが、機会があったらぜひ飲んでみて欲しいと思います。

お酒と料理のマリアージュをもう少し楽しみたいと思い、2品目はこちらの「さいやの筑前煮」を注文。

れんこん、ごぼう、にんじん、たけのこ、鶏肉といった具材の、極めてオーソドックスな筑前煮ですが、味付けが美味しいのはもちろん、煮込まれ方も絶妙です。

筑前煮は具材によって適正な煮込み時間が違うのでそこが難しいのですが、材料の切り方や投入するタイミングなど、色々計算されているのだと思います。

もちろんお酒との相性も抜群！

最高の晩酌を楽しむ事が出来ました。

日本酒が好きな方は是非

日本酒の品揃えが豊富な事に加えて、日本酒にあう美味しい料理もたくさんありますので、日本酒好きにはたまらないお店だと思います。

一人でも数人のグループでも楽しめますので、ぜひ一度立ち寄ってみて下さい。