【検証】サクラチェッカー警告のGOKUMINマットレスを1年8カ月使用 → その後Amazonレビューを見て「確かに」と思った口コミがこれ
睡眠にはこだわりたい。1年半前、5畳の部屋に引っ越した私(中澤)。寝られたらいいやくらいの気持ちだっただけに、逆に寝れないのは嫌だった。狭い部屋でQOLを高めるには寝心地が良い寝床が欲しい。
そこでちょうど良いと思ったのが『GOKUMIN』のマットレス「4層入れ替えできるアルティメイトマットレス」である。極厚15cmで、折り畳みもできて狭い部屋にもマッチする機能性。さらに中の素材を入れ替えることで低反発~高弾性、高反発と寝心地を変えることができるという。
当時2万8998円という価格にコスパの良さを感じた。しかし、サクラチェッカーは “警告”。そこで1年半使ってみての正直レビューをここに残したい。
・Amazonレビューが信用できない状態
買った当時は、機能性で選んだためGOKUMINというブランドについて詳しく知らなかったんだけど、調べてみたところ、日本の寝具メーカーで製造は中国らしい。そんなわけで、サクラチェッカーが「警告」なことに気づいたのも買った後。っていうか、さっきである。
サクラチェッカーは単にレビューのサクラ率の判定で質の話ではない。とは言え、Amazonレビューの評価本文&評価者のサクラ率95%だったことにはビビった。2025年11月21日現在831件の口コミほぼ信用できへんやん。
・1年8カ月使っての正直レビュー
そんなわけで、1年8カ月使っての私の正直な感想を述べたい。まず、結論から言うと、マットレスとしてはかなり気に入ってる。
私は低反発のぶ厚いマットレスが欲しかったから、背中へのフィット感は望んでいたものだった。単に沈みこむ感じじゃなく、その奥にしっかり反発があって体を支えてくれるフィット感があるところが良い。硬さの違うウレタンの4層構造からなっているらしい。
・購入時不安を感じた点
そんな購入時1つ気になったのが耐久性。頭部、腰部、足部と3枚のパートをカバーで繋げた折り畳み式であるがゆえ、曲げる部分はカバーと裁縫のみになっている。ココちぎれたりしないんだろうか?
この接合部がすぐにアカン感じになるかもしれない。そんなわけで、注意して観察していたけど購入1年半が経った現在、特に傷んでるような気配はない。カバー素材に柔軟性があるからか、ここは思ったより強いようである。まあ、デザインを考えると明らかに弱点になりそうな部分ではあるからな。
・気になった点
一方で、気になったのがファスナー。実はこのマットレス、中身のウレタンの順番を入れ替えることで低反発にも高反発にもできるというのが特徴の1つなんだけど、1度入れ替えようとしたところギュウギュウすぎて開けたファスナーを閉めるのが大変だった。
なんなら、使い古したジャンパーのファスナーみたいに閉めた部分がビラーッと開いたりもしたくらい。一度入れ替えた結果、私は最初の寝心地が好きなことが分かったので、すぐに最初の状態に戻して一生ファスナーを開かないことを心に誓った。
その結果、ファスナーは今も無事なので開けなければ問題がないんだけど、あまり開けたり閉めたりは危険な気がする。商品説明には、ヘタりやすい腰部の中身を頭部などと入れ替えたら12倍長持ちと書かれているけど、そっとしておこう。
・「分かるー」と思った口コミ
まあ、私は低反発で厚さ15cmで折り畳みできるというのに惹かれたから、「あまり利用する気のなかったオマケ機能を使わない」ってだけのことだ。よって、個人的には問題ないんだけど気になる人もいるだろう。
そんなこんなで1年半使用した結果、サクラ95%のAmazonレビューにもちらほら「確かに分かるー」と思うコメントがあった。それらを1本釣りすると……
「チャックが安物感がある以外は厚みもしっかりしてて良い」
「便利だと思ったマットの入替えが結構大変」
「入れ替えはとっても面倒なので、好みの硬さにセッティングしたらそのままになりそう。私はそのままの状態で使いました」
──Amazonレビューでは褒めもディスも色んな部分についての口コミがあふれてるけど、結局のところ、何を重視するかで評価が割れる気がした。「中身が入れ替えられる!」という機能を重視するなら、ファスナーは肩透かしになりそう。
とは言え、前述の通り、私が重視してたのは「低反発・15cm・折り畳み可」の部分。ゆえに現状何の問題もない。言うて低反発で分厚く折り畳みも可能なマットレスで約3万円。完璧なものより、自分の求めるものが満たされていればOKな価格帯だ。
今も私のQOLを上げてくれているこのマットレスは、個人的にはやっぱりコスパ良い買い物だったと思う。むしろ旅行から帰ってきてベッドに寝転がった時には「これこれ!」と思うくらい。
以上、サクラチェッカー警告商品を1年半使ってみてのチェック報告でした。買おうか悩んでる人の参考になれば幸いだ。
参考リンク:Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.