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いわてグルージャ盛岡の水野晃樹GM(清水商業高出身)と藤本憲明選手が登場「清水はめちゃめちゃ好きな街」

アットエス

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、昨シーズン限りで引退し「いわてグルージャ盛岡」のゼネラルマネージャー(GM)兼強化部長に就任した水野晃樹さん(清水商業高出身)と、今季チームに加入した藤本憲明選手(元清水エスパルス在籍)をお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん(2025年3月4日放送)

「選手のときより大変」

鬼頭:前回(2024年12月24日)水野晃樹さんがGMに就任して番組にお招きした時はZoom出演でしたよね。

ヒデ:どうですか?

水野:めちゃくちゃ大変っすよ。マジで休んでないです。

ヒデ:GMになった人、みんな言います。細貝萌くん(ザスパクサツ群馬GM)も本当に暇がないって。

鬼頭:選手の時より大変かもですね。

水野:「かも」じゃないっす。大変です、余裕で(笑)

藤本:でもいいことだと思います。

ヒデ:選手としては頑張ってもらわないとだもんね。「いや、めちゃくちゃ楽ちんで~」って言われたら腹立っちゃう(笑)

藤本:そうっすね。安心させてくれよって(笑)

ヒデ:SC相模原オーナーだった望月くんも言ってたじゃない。選手の時はやるべきことが分かってたところがあるけど、GMだと初めてのこともある。裏で動くロビー活動も含めて、大変ですか?

水野:携帯鳴りやまないですよ。やりがいしかないですけどね。

「久しぶりの静岡は落ち着く」

鬼頭:藤本選手は2021年の途中から清水エスパルスにも在籍していました。久々の静岡になりますか?

藤本:2年ぶりぐらいっすかね。1回旅行で来たことはあるんですよ。ぷらっと旅行で。オフシーズンにいたチームの場所を巡ったりするんで、静岡も2泊ぐらいはしました。

ヒデ:誰かに会いましたか?

藤本:選手には会ってないですね。オフシーズンはみんな旅行したり、帰省したりしてたんで、お世話になった焼肉屋に行ったり、イチゴを食べたりしました。

ヒデ:久しぶりの静岡は落ち着きますか?

藤本:めっちゃ落ち着きます。懐かしんでます。

岩手のチームがスタジオに生出演の理由は?

鬼頭:なぜお2人がスタジオに来られたかというと…。

ヒデ:普通だったら絶対オンラインなんすよ。

鬼頭:岩手から静岡は遠いですからね。1時間じゃ来られないから。

藤本:交通費だけ出してくれれば近いっす(笑)

ヒデ:はっきり申し上げると、交通費ないんです。あればあげたいですけれど、1円、2円もないんです。

鬼頭:実は、いわてグルージャ盛岡が清水ナショナルトレーニングセンター J-STEPでキャンプ中ということで、今日は来ていただけました。

ヒデ:サッカー王国清水はどうですか?

水野:J-STEPは子どもの頃からよく使わせていただいた施設です。全部が充実して整っています。関東に近いところでやった方が暖かいし、監督の意向で大学生とたくさん対戦したかったので、清水にしました。

“がめつい(GM)”強化部長

ヒデ:今日の盛岡市の天候は雪?

水野:僕さっきまでいましたけど、パラパラでしたね。

鬼頭:え、さっきまで岩手に…?

水野:FooTALK!のためにキャンプ地に帰ってきましたよ。これは完全に交通費ですね(笑)

ヒデ:恩着せがましい…。GMって「がめつい」って意味ですか?(笑)

藤本:がめつい強化部長です(笑)

鬼頭:地元でのキャンプとはいえ、水野さん自身はゆっくりする時間ないですかね…?

水野:全くないです。両親と食事だけは行きましたけどね。キャンプ期間だけで、清水と盛岡を3往復ぐらいしてます。

ヒデ・鬼頭:え~!GMとして各地を飛び回ってるんだね。

加入の決め手は雪だるま!?

鬼頭:藤本選手は今シーズンからグルージャに加入しました。決め手は何ですか?

藤本:ちっちゃいときから大きい雪だるまを作りたいなっていう夢があったんで、それを作りに来ました。

鬼頭:かわいい。

藤本:これ、誰も突っ込まないんですか?

真面目な話をします。晃樹さんから今までのグルージャとは違った、新しいグルージャを1から作りたいと聞いてたんで、そこに自分自身の経験を活かせたらなと思いました。震災もあったので、サッカーで岩手県を盛り上げたり、元気にしたりできたらなっていう思いで決めました。

ヒデ:JFLに落ちてしまった以上は上がるしかないということで、やることは逆に明確なのかなと思うんですけど。

水野:はっきりしてます。言い方が悪いかもしれないですけど、JFLだからこそできることがたくさんある。いろんなことにチャレンジして上にあげたいなと思ってます。

ヒデ:藤本選手はチームを引っ張っていく立場だと思います。

藤本:僕自身、昇格したこともありますし、優勝争いだったり降格争いだったり、いろんな経験をしてきました。ピッチ内外でそういう経験を活かせていけたらなと思いますね。

ヒデ:今年のグルージャ、どうですか?

水野:正直、選手獲得に関してはうまくいったと思うので、あとは結果を出してもらえればいいと思います。

藤本:めちゃめちゃプレッシャー…。JFLもレベルが上がってきてると思うんで、覚悟していきたいなと思います。

ヒデ:サポーターの皆さんの声はGMにも届いてると思います。率直にどのような意見が多かったですか?

水野:やっぱり上がるのは難しいっていう声が多いですかね。単純に優勝だけではなく1試合平均2,000人を動員する条件もあり、総合的に考えて難しいっていうのはあります。でも、そういうのを覆していくのが面白いし、やりがいだと思います。本当に楽しみ。経験のある選手もいるので、みんなで一丸となって戦えたらなと思います。

清水はめちゃくちゃ好きな街

鬼頭:藤本選手(現35歳)にはエスパルスのときに何回もお話を聞いてますが、いよいよベテランの世代に入ってきたんですか?

藤本:余裕でベテランですよ!

鬼頭:見た目がすごくお若いので。

藤本:エスパルスの時だって権ちゃん(権田修一選手)の次だったんで、ベテランです。

鬼頭:楽しいですね。明るい方なのでチームを盛り上げてくれて。

鬼頭:メッセージが来ています。「藤本選手、元清水エスパルスの選手なので度々清水を気にかけてくださるポストをしてくれてますよね。それが嬉しいです」

やっぱりチームが変わったとしても、前にいたチームって特別ですか?

藤本:エスパルスは本当に大好きでしたね。たくさんのサポーターに支えてもらったんで、めちゃくちゃ好きな街ですし、好きなチームです。

オシム語録

ヒデ:ほかにもメッセージが来ています。「歴代最強チームと言われれば、迷うことなく水野GMが在籍されていた『オシムジャパン』。ワクワク感が半端なかったです。20年経ちますが、今の日本サッカーの基盤になったチームだと思っております。お2人のグルージャ盛岡を陰ながら応援していきたいと思います」

確かにあの時のオシムさんのサッカーは新しい風を起こしたなと、僕も非常に記憶に残ってます。当時を振り返るとどうですか?

水野:当時オシムさんの求めてたものが現代サッカーに近いものなんですよね。常に先のことを見据えて体現させてたのがオシムさんでした。当時からサッカーだけではなく人間性のところまで触れてました。学ぶものも多かったです。

ヒデ:当時理解できなかったようなオシムさんの言動が、今の立場になると「そういうことだったのかな」みたいに思えたりするんですか?

水野:思えたりもしますけど、やっぱりあの人の頭の中を読める人は多分いないですね。

ヒデ:ぶっ飛んでましたもんね。すごいところに行きすぎて。

水野:会話にならない時もありましたし…。オシム語録とかも出てますけど、監督からお前ら何か質問ないのかって言われても、言い返されるの分かってるんで、その語録に対して誰も何も言わなかったです(笑)

ヒデ:功績は大きなものがありますよね~。

鬼頭:今度は水野さんがそういう存在になっていくわけですよね?

ヒデ:「7割何言ってんの?この人」って思われる時があるかもしれませんけど、いいんですよ。水野語録待ってます。

グルージャを「堂々と」応援してほしい!

鬼頭:藤本選手、チームグルージャの一員として意気込みを聞かせてください。

藤本:陰ながら応援させていただくっていうメッセージを聞いて、「陰ながら」じゃなくて普通に応援してくれと…。

鬼頭:堂々と?

藤本:堂々と!

ヒデ:気持ちわかります。「私、クラスで唯一のペナルティ・ヒデさんのファンで…」って言われたことあって。その上の句いる?下の句だけでいいじゃんって(笑)

藤本:グルージャを応援していただいても、恥ずかしくはないんで(笑)

ヒデ:恥ずかしくないんです!ペナルティのファンでも生きてていいんだから!

藤本:好きでも生きてていいんだ(笑)

ヒデ:俺だって嫁と娘がいるんだぞ!ティーンエイジャーの娘いるんだぞ!

5月31日はホンダ戦

鬼頭:いよいよ開幕です。

藤本:そうですね、スタートダッシュを…。僕は「開幕男」と呼ばれるんで、頑張りたいと思います。

ヒデ:暴れてもらわないと。

鬼頭:5月31日には、Honda都田サッカー場でホンダFCと対戦です。この一戦も静岡県民としては注目ですね。

ヒデ:この番組は静岡サッカー応援番組なので、ホンダのサポーターの皆さんも聞いてるんですが、これはなかなか熱い一戦になるんじゃないですか?

藤本:どっちを応援するんすか、ヒデさん!

ヒデ:もちろんですよ!だって、静岡サッカー熱血応援番組ですから!私は隙間産業なんですから、追い込まないでください…。膝下ブルブル震えてますから(笑)

鬼頭:リスナーから「JFLはJ3昇格ライバルも多くて激戦ですよね」と来てます。

ヒデ:ホンダFCはJ3に上がらないけど上がるぐらいの強度がある

藤本:強いっすね。

ヒデ:ちょっとこの一戦は見たいね。

岩手3チーム相互大応援「SGBプロジェクト」

鬼頭:以前、グルージャのファンの裾野を広げていくと水野さんがおっしゃっていました。この度、岩手県内を拠点とする3つのスポーツチームが協力したプロジェクトがスタートするということです。

水野:各スポーツ集客が難しいところもあるので、お互いのファン、サポーターからまず興味を持っていただきたいと考えました。県からも協力していただきながら進めています。

まず3月の試合に関しては「岩手ビッグブルズ」(バスケットボール)、「日本製鉄釜石シーウェイブス」(ラグビー)とグルージャで、1試合ずつ回るスタンプラリーをやります。全部スタンプを集めた人には、特別なステッカーを準備しています。

ヒデ:いいですね。シーウェイブスさんとは2回ぐらい仕事をご一緒させていただきました。本当に熱いサポーターもいるし、見たらそれぞれのスポーツ面白いんですよね。

「史上最強で最高のグルージャでJ復帰」

ヒデ:最後に熱いメッセージをお願いいたします。まずはGMから。

水野:JFLが難しいのは分かってますけど、1年で昇格。(秋春制に移行のため)来年は昇降格がないので、この1年にかけています。必ず優勝したい。あとはサポーターの方に応援していただいて、1試合平均入場者数2000人をクリアして、必ずJに復帰するところを目指しています。

ヒデ:さあビシッと決めちゃって、藤本選手!

藤本:もちろん優勝・昇格は必ず成し遂げないといけない目標なんですが、新しいグルージャを見せていきたいです。今までにないグルージャ、史上最強で最高のグルージャを作ると僕は断言したので、それを目指して昇格も優勝もしたいと思います。

水野:練習試合であんまりまだ点取ってないから、ちょっと不安なんですよ。

藤本:いやいや、いくつかは…。

ヒデ:意外とリハでウケて、本番でスベるタイプ。

鬼頭:藤本選手はやります!

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