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峰島こまき(SCRAMBLE SMILE)[インタビュー]新たな冒険の始まりーーデビューライブへの揺るぎない覚悟「今までよりすべてのパフォーマンスをパワーアップして帰ってきたい」

Pop’n’Roll

峰島こまき(SCRAMBLE SMILE)[インタビュー]新たな冒険の始まりーーデビューライブへの揺るぎない覚悟「今までよりすべてのパフォーマンスをパワーアップして帰ってきたい」

新アイドルグループ・SCRAMBLE SMILE(通称:スクスマ)が、9月21日(土)にVeats Shibuyaでデビューライブ<FIRST SCRAMBLE>を開催する。

“渋谷から夢を掴む冒険に旅立とう! 「SUPER SMILE SHOWTIME」”をコンセプトにする彼女たちは、結成からここまでどのような活動をし、初めてのステージで何を魅せようとしているのか?

今回Pop’n’Rollでは、メンバーのソロインタビューを敢行。5日間にわたって記事をお届けする。ラストとなる本日は、青色担当の峰島こまきが登場する。

・SCRAMBLE SMILEの写真 4枚

撮影:河邉有実莉
編集協力:竹内伸一

あの光景は忘れられないです(笑)

――前回のインタビューでは、事務所を移籍したいきさつなどを話していただきました。今回は、SCRAMBLE SMILEに加入することになったきっかけからお聞きします。

峰島:
前のグループを辞めた時には、またアイドルをやりたいとは思っていなくて。けっこうやり切ったと思っていたんです。でもやっぱり心のどこかで、やり残したこととか、叶えられなかったこととかが引っ掛かっていて。悔いも残っていたんだと思うんです。それで、やっぱりもう1度アイドルをやりたいと思うようになりました。ただ、年齢的にも今年で24歳なので、“24歳までに入りたいと思えるところが見つからなかったら、もうアイドルはやらない”って親とも話をしました。でも、焦って探すのは違うと思ったので、自分が入りたいな……なんか上からになっちゃいますけど(笑)、そう思えるところと出会えたら最後のチャンスとして挑戦してみようって、お母さんと話しました。

――そんな中で出会ったのがSCRAMBLE SMILEだったんですね。

峰島:
そうですね。たまたま新しい事務所で新しくアイドルグループを始めますっていう話を聞いたんです。でも、正直わからないじゃないですか。新しい事務所で新しいグループって何も想像できないですし。“絶対にいける”みたいな確信があったかと言われると、わからないなって感じでした。でも、私はそこが面白いと思ったんですよ。

――どうなるかわからないけど、新しいことが始まるということに興味が沸いた?

峰島:
ほかにもいくつかお話をいただいたんですけど、みんなで新しく始めて、みんなで作り上げることに携わりたいなと思っていたんです。長らくアイドルをやっていた身として、すでにあるグループに途中加入するよりも、絶対に最初からスタートした方がいいって思っていたので。それで“ここならやりたい”って思ったのがスクスマでした。卒業して2ヵ月くらいで決まったので、なかなか早い決断にはなりましたけど。

――メンバーと初めて会った時は、どんな印象を持ちました?

峰島:
私は最後の方に決まったメンバーだったので、みんなの顔はけっこう見ていたというか、“この子がいます”っていうのは聞いていたんです。その時点でみんな可愛いなって思っていたし、みんながこれまでやってきたことも含めて、それぞれ違うタイプだなって思って。今までやってきたグループにはいなそうな雰囲気の子たちだなって思っていました。で、実際会ってみたら、みんな身長が高くて!

――背の高さは写真ではわからないですもんね(笑)。

峰島:
これまでは身長が同じくらいの子たちと活動していたんですよ。スクスマはホント身長が高くてスタイルがよくて。私が小さすぎるのもあるかもしれないけど(笑)、“まだ始まってないのにめっちゃアイドルやん!”って思ったのが、最初の印象です。それと、めっちゃ恥ずかしいんですけど、私が入ったのはどの子と一緒にやるのか、お互いわかっている段階だったので、私のことはもう“峰島こまき”として知っているわけじゃないですか。だからどうやって会ったらいいのかすごく考えました。前日にお母さんにも相談しました(笑)。“別に緊張していませんよ、私、峰島こまきですけど”みたいなすました感じでいくか、逆にすごくよそよそしくいくか、そのどっちがいいかなって(笑)。そのどっちかじゃないですか。

――すでに“峰島こまき”というブランドができているから難しいですよね。

峰島:
ちょっとだけできちゃってますからね(笑)。最初はどう見られるのがいいのかってめっちゃ考えました。実際行ってみたら普通に緊張しすぎて、ずっとヘラヘラしてました。メンバーで1番ヘラヘラしてたし、1番ニヤニヤしてました。初手は最悪でした(笑)。

――結局、緊張しちゃってよくわからなくなっていたんですね(笑)。

峰島:
メンバーの初対面の時にドキュメンタリーの撮影があったんですが、私は撮影現場に呼ばれたのが最後だったんですよ。前日に不安すぎるから“何番目に入るかだけ教えてください”ってLINEしたんです。そしたら“それは教えられないです”って(笑)。だから計算して、“これくらいの撮影ペースだから、私は1番目かな”って。でも最後でした。すでにみんながいて……あの光景は忘れられないです(笑)。

――そこから始まって、今はもう仲は深まっていると思うのですが、自分のキャラが出せるようになったのはいつ頃だったんですか?

峰島:
もう初日から(笑)。こう見えて人見知りで、メンバーには私が人見知りなことがもうバレちゃってるんですけど、素を出せない人にはほとんど話しかけられないですし、“近寄らないでほしい”みたいなオーラを出しちゃうんです。たぶん、メンバーにも最初はちょっと出てたと思うんですけど、初日にみんなでご飯に行こうってことになったんですよ。その時に“あ、これはふざけれるかも”って思って。あんまり初手からそんなことないんですけど。どいれな(土居麗菜)とかが最初からわちゃわちゃしてくれたので、“あ、いける!”って思って、一緒にわちゃわちゃしました(笑)。初日から全部素でやれていますね。“これでいいのかな”って思ったりもしますけど(笑)。

――最初から素で話せるなんて、すごくいい関係ですね。

峰島:
そうですね。その日は“よかった~”って言いながら帰りました(笑)。

グループの調和が取れる位置が自分的にはベスト

――これまでの活動の中で印象的だったことはありますか?

峰島:
え~、なんだろう、わかんないなあ(笑)。

――今の話だと、最初に顔合わせをした日が印象的だったのかなと思うのですが。

峰島:
そうですね。あとは衣装を着てのアー写撮影かな。まず、衣装をしっかり着てアイドルになっているメンバーを見たのが、その日が初めてで。フィッティングとかはあったんですけど、ちゃんとメイクして、髪の毛もやってもらって、みんなちゃんとアイドルになってて、“みんなめっちゃ可愛いな”って思いました。あと、スタッフさんの数がホント多くて……けっこう緊張感が漂っていました。終わったあとに緊張が解けて泣いちゃう子もいましたから。あの緊張感はけっこうやばかったです。私、あの日、あんまヘラヘラしてないです(笑)。

――ポージングのバランスとか、細部にまでこだわった撮影でしたよね。

峰島:
とんでもないくらいポージングしたんですよ。“何テイク撮った?”っていうくらい。で、ちょっとでもズレたら、“こらっ!”って言われそうな気がしちゃう感じでした。私、耐えられなくて、ビクビクしながら頑張りました(笑)。スタッフのみなさんが集中して仕事していらっしゃるのは、よくわかっていました。だから、メンバーは集中しなくちゃいけないんですけど、撮影で目をキメていると乾いてしょうがなかったりとか、ポーズをキメていると膝が痛くなったりとかしちゃいました(笑)。

――撮影では、けっこう無理な態勢になることもあるじゃないですか。だから、普段使わない筋肉を使ったりしますよね。

峰島:
そうなんですよ!

――撮影の翌日に筋肉痛になったりしますか?

峰島:
なりますね。特に私はけっこう筋肉痛になるんですよ。基礎練が終わった次の日とか、“筋肉痛になったよね?”“どこがなった?”みたいな話になります。アー写撮影の2日後くらいにレッスンがあったんですけど、みんなでそんな話をしました(笑)。

――峰島さんは、これまでに何度も緊張感のある撮影現場を経験してきたのではないですか?

峰島:
そうですけど、ピリついた撮影現場がこの世で1番苦手なんです。基本的にヘラヘラしてるので(笑)。グラビアの時も、ピリついていたらたぶんいいものが撮れないと思うので、ひらひら踊ってみたりとかします。先日、1人で撮影したんですけど、ちょっと緊張感のある現場だったんです。だから1人で“うぃ~”ってやってみたら、みんなニコニコしてくれて。1人でガッツポーズしました(笑)。

――そういう役割をしてくれる人がいるとありがたいと思います。グループ内でも峰島さんが、そういうムードを率先して作ろうとしているのではないですか?

峰島:
そうですかね? ただ、メンバーから“最年長がこまきでよかった”ってめっちゃ言われるんです(笑)。

――グループの雰囲気をよくするために、意識していることは何ですか?

峰島:
最初はめっちゃ頑張ったんですよ。でも、私はもともとグループを引っ張るとかって苦手なんです。裏で支えながら、自分のできることは率先してやろうくらいの気持ちなので。最初は頑張ったんですけど、“みんなできるから大丈夫かも”って思った時から無理するのはやめました。

――今は自然に振る舞っている?

峰島:
そうですね。“引っ張っていきたい”って言ってくれる子もいるので、私は違うところをやろうかなって。それもあって、最近は和ませたり、雰囲気をよくしたり、そういうところをやっていけばいいのかなって思っています。引っ張っていこうと思っている子と、頑張って追いつこうとしている子の間にいて、グループの調和っていうんですかね、それができる位置が自分的にはベストかなって思います。

――この段階で自分の立ち位置を把握できたのはよかったんじゃないですか?

峰島:
よかったです。無理していたら潰れちゃうので(笑)。

――すごく周囲に気を遣うタイプですよね。

峰島:
そうかもしれないですね。“リーダーをやらないか?”って社長さんに言ってもらったことがあったんですけど、絶対つぶれちゃうんで“無理です”って断りました。しかも2~3回。“私にはできません、どうしてもできません”って(笑)。断ってよかったなってホント思います(笑)。

――性格的に向き不向きがありますからね。自分の担当カラーについてはどう思っています?

峰島:
青しか無理だと思ってたんですよ。“何色がいいですか?”って、メンバーそれぞれに希望を聞いたと思うんですけど、私自身はここまできたら何色がいいとかもなくて(笑)。青がいいっていう子がいるなら、“どうぞどうぞ”だし、こまきにはこの色が似合うんじゃないかっていうのがあれば“それでいいです”って思ってはいました。でも、聞かれた時には“やっぱり青ですよね?”って言いました(笑)。もうずっと青でやり続けてきたので、イメージ的にも“峰島=青”で成り立っちゃってると思っていたので。

――確かに青のイメージがあります。

峰島:
私が青になった6~7年前って、青はクールビューティな子が多かったんです。黒髪ロングで大人キャラみたいな。そんな中で突然子どものような私が青ですって出てきて。黒髪ボブだし(笑)、“なかなかレアだった”みたい話をどこかでされたことがあって、別に青の雰囲気を変えたってわけじゃないですけど……あのちゃんから“青ボブ”みたいな流れがあって、私もその流れの中で出てきたんで、私も青の雰囲気を変えた1人っていう説があるんですよ(笑)。そのあとから“青ボブ”どんどん増えたなって感じもしますし。

――そのくらい峰島さんには青のイメージがあると。

峰島:
そうだと思います。それにほかの色、私似合うのかな? 自分でも思い浮かばないんですよね。

峰島こまき(SCRAMBLE SMILE)

キラキラって最高(笑)

――衣装についてはどう思っていますか?

峰島:
こんなに王道な衣装を着たのは初めてです。初めてのアー写撮影の時に撮り直したんですよ、私だけ。

――そうなんですか?

峰島:
どうしても可愛くできなかったんです。衣装にリボンが2つ付いていたことなんてなくて。衣装が可愛すぎて自分に似合っているのかどうか今でもわからないです(笑)。自分自身が1番見慣れてないと思いますね。

――いや、すごく似合っていると思います!

峰島:
ホントですか! キラキラって最高(笑)。

――ずっとアイドルをやってきて、今そこに改めて気づくって、なんだかすごいですね。“キラキラって最高”、名言だと思います。そんな衣装を着てステージに立つのが楽しみですね。

峰島:
楽しみです! すっごい楽しみ、キラキラするの。

――スクスマの楽曲はどういう感じなんですか?

峰島:
曲によって曲調が全然違います。衣装は王道っていう見え方になると思うんですけど、けっこう大人っぽい曲もあるし、カッコよかったり、可愛かったりする曲もあるので、正直、どうなるんだろうって思ってます(笑)。歌詞を作るにあたって、メンバー1人ずつにいろいろ話を聞いていただいたんです。“今はどういう気持ち?”とか“どういうグループになりたい?”とか、たくさん話をしてできた歌詞があって、自分でも“あ、ここは私が言ったことだな”ってわかるんです。その歌詞にけっこう救われます。今、やっぱりけっこうしんどいんですよね。グループがスタートする前で、“どうなるんだろう?”って1番不安に思う時期だと思うんです。でも、その曲の歌詞にホント救われています。今日もレッスンしながら“いい歌詞だな”って泣きそうになっていました。

――感情が入ってしまう歌詞なんですね。

峰島:
入っちゃうんですよ。パフォーマンスにも出ると思うので、私、ライブの当日、どうなるんだろうと思ってて。

――どうなりそうですか?

峰島:
絶対泣かないって思ってます。たぶん、ほかの子が泣いちゃうと思うので、自分は泣くところじゃないなって。でも、終わったあとに泣いちゃいそう(笑)。

――泣くのは終わるまで我慢すると。

峰島:
そうですね。またステージに立てるなんて思っていなかったんですよ。それにVeats Shibuyaは何度もライブをやらせてもらった会場で、個人的には思い出深い会場でもあるので、そこにまた帰ってくるなんて思っていなくて。見慣れたというか、馴染み深い景色なんですけど、そこには全然違うファンの方がいて、全然違うメンバーがいて。なんだか夢のようなことになりそうです。

――そんな夢のステージがいよいよ近づいてきました。自分の中でモチベーションを高めるためにやっていることはありますか?

峰島:
みんなダンスも歌もめちゃくちゃ上手なんです。だから、自分がこれまで苦に思っていなかったことも、“全然できてないな”って感じることが多くて。ホント、みんなすごいんです。そんな中で自分の今の目標が、今までの自分じゃダメなので“絶対に変える”っていうことなんです。今までの自分よりも歌もダンスも、すべてのパフォーマンスをパワーアップして帰ってきたいんです。そのために、今まで聴いてこなかったタイプの曲を聴いてみたり、ダンスも今まではけっこう楽しいタイプのアイドルさんを観て参考にしていたんですけど、ちょっと大人っぽいアイドルさんを観たり、可愛いに全振りしたアイドルさんを観たりしています。まずは、自分にできることを見つけてやっていこうと思って。あと、未経験の子もいるので、みんなで教え合ったり、助け合ってやっています。“ここは(桜木)果奈が目立てそうだな”とか、ほかのアイドルさんを観て気づいたことがあればアドバイスしますし、メンバーそれぞれのことも見るようにしていて、“もうちょっとこういうやり方の方がいいかも”とか気づいたら、それも伝えるようにしています。

――それができるだけのキャリアがありますからね。グループとして最初のライブでいいものを見せたいでしょうし、峰島さんとしても、今までとは違う新しい峰島こまきを見せたいですよね。

峰島:
そうですね、成長した自分を見せたいですよね。SCRAMBLE SMILEは本当にてっぺんを目指してやっていて、“てっぺん獲るぞ!”ってけっこう口に出して言っているんです。そのくらいみんな本気でやっているグループなので、みなさんに応援してもらえれば嬉しいです。スクスマをみなさんと一緒にスタートさせたいです。みんなでいろいろな景色を見たいし、いろいろな場所に行って笑顔になりたいので、応援してください!

SCRAMBLE SMILE(左から、ゆうゆ、桜木果奈、土居麗菜 、峰島こまき、松田琉那)

SCRAMBLE SMILE ONEMAN LIVE<FIRST SCRAMBLE>

SCRAMBLE SMILE ONEMAN LIVE<FIRST SCRAMBLE>

日時:2024年9月21日(土)開場12:00/開演12:45
会場:Veats Shibuya

SCRAMBLE SMILE(スクランブルスマイル)プロフィール
渋谷から夢を掴む冒険に旅立とう! “SUPER SMILE SHOWTIME”をコンセプトに活動するガールズグループ。メンバーは、峰島こまき、土居麗菜、中広やよい(現在活動休止中)、松田琉那、ゆうゆ、桜木果奈の6名。デビューライブは、9月21日(土)にVeats Shibuyaにて開催予定。

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