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「秋の木崎湖でワカサギ釣りを満喫!」最大11cm頭に573尾キャッチ【長野】

TSURINEWS

木崎湖で釣れたワカサギ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

長野県大町市の木崎湖でワカサギ釣りを満喫。水深10m前後のポイントを狙うと、序盤から多点掛け連発で時速80~90尾の好ペース。最大11cmを頭に573尾をキャッチし、秋晴れの湖上で紅葉とともに爽快な釣りを楽しんだ。

木崎湖でワカサギ釣り

9月6日(土)、長野県大町市にある木崎湖へワカサギ釣行した。同湖は、仁科三湖の1つで、周囲約6.5kgの断層湖。バス釣りのほか、移入されたビワマスの子孫とされる木崎マスやワカサギ釣りでも人気がある。

西岸にあるボート店でローボートを借り、6時過ぎに出舟。まずは、桟橋沖をウロウロと移動して、魚探を見ながらワカサギの反応を探す。小さい群れはいるものの、移動速度が速く釣れそうにない。そこで、北へと移動し、キャンプ場前の水深9.5mの場所にアンカリングして釣り開始。

キャンプ場前(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

使用タックル

タックルは、電動リール2台に自作の先調子39cm穂先を装着。仕掛けは、金袖2号7本バリ仕掛け(枝長2.5cm、間隔12cm)と金袖2.5号10本バリ仕掛け(枝長2.5cm、間隔10cm)を使用。エサは、白サシと紅サシを用意した。

早々に連掛けを達成

10本バリ仕掛けは空バリのまま底へ下ろし、7本バリ仕掛けは1つ飛ばしにエサを付けてから仕掛けを下ろす。すると、すでに下ろした10本バリ仕掛けの穂先にアタリが出ている。

すかさずアワセを入れ、ひと呼吸待ってから仕掛けを回収すると、下のハリを中心に5点掛けで上がってきた。その間に7本バリの穂先にもアタリがあり、追い食いの時間を十分に取って巻き上げる。こちらは、6点掛けと準パーフェクト。型は6~9cmで、当歳魚と二歳魚が混じって釣れてきた。

最初の1投で、空バリでもエサ付けでも釣れるのがわかったので、そのまま釣りを続けることにする。

空バリの場合、群れを止めるためにブドウ虫を打ったほうがいいのだが、木崎湖ではマスなど外道が多いので、空バリ仕掛けはブドウ虫を付けないほうがいい。当日も仕掛けだけで釣りを続ける。

安定してワカサギが釣れる

朝のうちはコンスタントに釣れてくる、2点掛けから6点掛けと、1尾を掛けたあとの反応もまずまずだ。開始から2時間は時速80~90尾のペースと順調に釣れる。

開始から2時間が経過すると、徐々に群れが回ってくる感覚が長くなってきた。そこで場所移動。日が昇って群れが少し深場へと移動したのだろう。10mほど移動した場所に大きな群れを見つけて釣りを再開。水深10.6mと微妙な差だが、ワカサギには重要なのだろう。

仕掛けを下ろして誘いを入れると、すぐに反応があり多点掛けで釣れてくる。サイズはややアップして8cm前後中心で、穂先に出るアタリもわかりやすい。再び時速80~90尾のペースに。

多点掛けで釣れてくる(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

群れを探して数を伸ばす

11時ごろからは風が弱まり、ボートが大きく流されることがなくなった。そこでこまめに移動しながら群れを見つけて、アンカリングせず仕掛けを下ろす。

すぐに釣れてくるが、まだ水温が高いためか群れの動きは速く、なかなか釣れ続かない。それでも、こまかくボートを移動させて群れを見つけて、仕掛けを下ろすと釣れる。

芦ノ湖や西湖などタナが深い釣り場での釣りが多い私にとって、水深10mほどの浅場は手返しよく釣れるので数が伸びる。遠征や仕事での疲れもあり、私としては珍しく早上がり。14時を過ぎたところで納竿。

最終釣果

釣果は6~11.5cmを573尾(2242g)。平均3.91gと、当歳魚と二歳魚が半々の釣況。

今回は比較的狭い範囲で釣れてくれたので、いい釣果につながった。大型ワカサギは出なかったが、当歳魚と二歳魚を中心にいい釣りができた。

標高が高いため、比較的気温は低い。今後は紅葉狩りとワカサギ釣りの両方を楽しめる季節になる。ぜひ、釣行してみてはいかがだろうか。

当日最大のワカサギ11cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年10月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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