金沢消防署 迅速救命に感謝状 ブランチ南部市場従業員に
金沢消防署（三村英明署長）は５月22日、倒れた男性に人工呼吸、胸骨圧迫、ＡＥＤを使用した応急措置を行った、ブランチ横浜南部市場の従業員の七条玲子さん（51）と高島みずきさん（44）に感謝状を贈呈した。
２月16日の午後、七条さんと高島さんはブランチ南部市場管理事務所で勤務中に、来場客から「スーパーのエイビイで人が倒れた」との知らせを受けた。２人は直ちに現場へ駆けつけ、心肺停止の傷病者に救命措置を実施。到着した救急隊に引き継ぎ、男性は一命を取り留めた。
ブランチ南部市場では従業員に向けた救命措置の訓練を年に２回行っている。また、七条さんは昨年に防災士の資格を取得。高島さんは上級救命講習を年に１回程度受けており、現場での迅速な対応につながった。七条さんは「普段の訓練の結果が実を結んだ。急な状況でも行動できたのは、訓練のおかげ」と振り返る。高島さんは「周りの方が最後まで協力してくださり非常に助かった」と話す。
三村署長は「一人一人の防災意識の高さが安全なまちの実現につながる。救命措置に関わった皆様の勇気に感謝」と話した。
