『スター・ウォーズ』カイロ・レン単独映画を救いたい ─ 米ディズニー本社上空でファンが横断幕
『スター・ウォーズ』続3部作でアダム・ドライバーが演じたカイロ・レン/ベン・ソロの続編単独映画企画がディズニーによってことが明らかになった件で、本国のファンが同作の復活を求める横断幕キャンペーンを行ったことが注目を集めている。
この幻の企画は、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』後のベン・ソロを探求する内容。プロジェクト名は『The Hunt For Ben Solo(ベン・ソロを追え)』だ。ハン・ソロとレイア・オーガナの息子ながら、ダークサイドに呑まれてカイロ・レンとなったベンの新たな物語が描かれるはずだったものと見られる。
この企画にはスティーヴン・ソダーバーグ監督も加わり、ルーカスフィルムの承認を得た後、スコット・Z・バーンズによる脚本も執筆された。ドライバーも感激の仕上がりとなったが、最終的にディズニーのボブ・アイガーCEOとアラン・バーグマン共同会長の「ベン・ソロが生きているとは考えられない」との意見によって却下。陽の目を浴びることがなくなったため、ドライバーが事実を公にしていたという流れだ。
この情報はファンの間ですぐさま話題になり、「ぜひ観たかった」「ディズニーはもったいないことをした」との意見も。米が紹介したところによると、有志ファンであるリアナ・アル・アラフさんは現地時間2025年10月23日朝、米カリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニー・スタジオ上空にて「SAVE #THEHUNTFORBENSOLO」と書かれた横断幕による空中広告を展開。現地で注目を集め、多くの人がカメラ撮影したという。
「私たちの多くにとってベン・ソロというキャラクターがどのような存在であるか、そしてファンがどれだけこの映画を求めているか、この横断幕によって伝えられればと思います」とアラフさんはColliderを通じてコメントしている。
ファンによるキャンペーン活動が結果的に身を結んだケースは『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』や「LUCIFER/ルシファー」「デアデビル」などがあるが、ベン・ソロ単独映画の場合はどうか。『スター・ウォーズ』の世界では、死亡したと思われた人物の帰還はそれほど珍しくもない。善を取り戻したベン・ソロに、贖罪の機会は訪れるだろうか?
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