欲しかった? いらなかった? 婚約指輪
●1月27日は「求婚の日」
1833年(明治16年)1月27日、伊勢新聞と三重日報に新聞紙上初めての求婚広告が掲載されたことから「求婚の日」に制定されました。広告は生涯の伴侶を求める内容だったとのこと。ちなみに世界初は1695年。イギリスの新聞に「当方、年齢30歳、資産家、3000ポンド程度の財産を有する若き淑女を伴侶として求む」と掲載されたそうです。
婚約指輪、していますか?
求婚といえば、プロポーズ。プロポーズといえば、女性の夢でもあるキラキラ輝く婚約指輪。昔は、婚約指輪のお値段は、給料の3カ月分と言われていましたが、それはもうバブルの頃の話。
ある調査によると、婚約指輪の購入価格で多いのが10~20万円未満。次いで20~30万円未満。10~20万くらいが平均的な相場と言えそうです。
口コミサイト「ウィメンパーク」のママに聞きました。あなたの婚約指輪は、どんな指輪ですか?
「アクセサリーをつける習慣がなかったので婚約指輪はいらないからと貰わなかったのですが、その話を友人にするとすごく驚かれました」
「アクセサリーに興味がないので、指輪は辞退。人に言うと驚かれますよね。本当にいらなかったのに、お金がないと勝手に思われ同情されたり…」
貰わなかった人やいらなかった人は、アクセサリーに興味がなかったり、「貰っても使わないであろう指輪にお金を使うくらいなら新婚旅行とか家電に回したかった」という意見が多いようです。
でも、もらわなかった人の中には、
「安物でも買ってもらえばよかった。指輪のケースをパカッと開けて『結婚してください』ってベタなやつに今さらながら憧れてます」
「欲しかったです! アクセサリーには興味はなかったけれど、一粒ダイヤの婚約指輪でプロポーズ的な『THE・結婚』ってのにずーっと憧れ続けています」
ドラマなどで、指輪を渡すプロポーズのシーンを観ると、指輪が欲しいというより、そのシーンのヒロインになりたくなるのが女心。
実際にもらった人は、
「つけるのも面倒臭い。数十万のダイヤ、どこにあるかなあ? 本気でなくしたかも!?」
「アクセサリーは洋服に合わせて変えていましたので、1つの物をずっと付けるというのに慣れていません。一度取ってしまうと付けるのを忘れて、その度に『大事にしてよ!』って言われるのですが…」
「儀式としてもらうものだと思っていたからもらったけれど、ただ一度も使わないまま太ってサイズも合わなくなってたんすの肥やしです。指輪でなくて、ネックレスにしてたら太っても使えたのに…」
「婚約=指輪と思い込んでた20代の私。今や時代遅れの指輪。ピアスにすればよかった」
もらった時はうれしいけれど、実際は結婚式など特別な時にしか使えなかったり、サイズアウトで使えなくなったりと、タンスのなかで眠っている指輪が多いようです。
「結婚記念日など夫との大事な日には必ずつけています。それを見た夫もうれしそうです」
「今思えば、喧嘩をした時に指輪を見て当時の気持ちを思い出すという物がなくて寂しいです。いらないって言ったのは自分だけど、結婚指輪も買ってくれてもいないくせに!とイライラしたりします。気持ちの上でもらっておけばよかったかも」
指輪をする、しないは別として、愛の証としての意味は大きいのかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
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