秋の行楽シーズンにお薦めの本ベスト3は!?【店長さーん!お薦めの本、教えてください】
秋の行楽本、旅情を誘う本ならこれ!書店員さんが厳選したのは?
静岡新聞社出版部のアッキーこと秋田です。まだまだ暑い日が続きますが、早朝に散歩をすると涼しい日もあり、一歩一歩秋が近づいていることを実感します。
今回は、秋の行楽シーズンにお薦めの本3冊と、恒例の「子育て世代にぜひ読んでもらいたい本」1冊を谷島屋富士店の杉田貴彦店長に教えていただきました。※価格は税込
1.「ときを感じるお宿図鑑」吉宮晴紀(著)、学芸出版社
【内容】
建築を学ぶ傍ら古い宿の魅力に取りつかれ、日本全国100軒以上の宿を描きながら巡ってきた著者によるレトロ宿のガイド。東北から九州、沖縄まで、選りすぐりの35軒を建物のスケッチと豪華な写真で徹底解剖しています。宿の紹介サイト「ときやど」と連携し、紙面に頁のQRコードから詳細情報を確認できます。
【杉田店長のお薦めポイント】
ただ古いだけではない、歴史と伝統が感じられる全国の宿が収録されています。宿の紹介には、著者のスケッチと解説が入っており、とてもわかりやすい内容となっています。ぜひ本書で気になった「泊まれる文化財」を訪ねてみてください。
2.「新装版 京都 ものがたりの道」 彬子女王(著)、毎日新聞出版
【内容】京都に暮らし、日本美術研究者として活動する三笠宮家の彬子さまが、寺町通、四条通、河原町通など、歴史を刻む道と街並みの醍醐味を親しみやすい筆致でつづります。
【杉田店長のお薦めポイント】
話題の書「赤と青のガウン」を執筆した彬子女王殿下が、実際に京都で暮らす中で感じた魅力、お薦めポイントを丁寧な文章で紹介しています。今までにはなかった「京都ガイド本」です!本書を読んでから改めて訪ねると、また違った京都の姿が見えるかも。
3.「絶景!山梨&静岡ドライブガイド」 静岡新聞社、山梨日日新聞社(編)
【内容】
中部横断自動車道の開通で、静岡県との距離がぐっと縮まった山梨県。両県の絶景スポットを中心に、日帰りドライブ旅のモデルコースを紹介。食通は山梨の果物や静岡の海鮮を食べるのもよし、歴史好きは武田信玄・徳川家康ゆかりの地を巡るのもよし。新たな日帰り旅行を提案します。
【杉田店長のお薦めポイント】
静岡、山梨両県の魅力と観光スポットがみっちり詰まった本書は、モデルコースという旅の提案付きもお薦めのポイントです。実際の走行距離と所要時間の記載があるので、急な日帰り旅プランも簡単に立てられます。
ページをめくるたびに、日帰りで行ける近場にこんなにたくさんの観光スポットがあったのかと驚き、そして改めていい所に住んでいるんだなぁという実感、さらにもっと「地元」を知りたい、楽しみたいという好奇心、探求心が生まれました。
海外や国内の観光名所を巡る旅ももちろん良いですが、本書を片手に地元静岡・山梨の魅力を再発見する旅も素敵ですね。これからの行楽シーズンにほしい一冊です。
恒例の「子育て世代にお薦めの一冊」は?
続いて本コラム恒例!子育て真っ只中の世代にぜひ手に取ってほしい、店長お薦めの本を紹介してもらいました。
「いのちをまもる図鑑」 池上彰、今泉忠明、国崎信江、西竜一 (監修)、滝乃みわこ(著)、ダイヤモンド社
【内容】
池上彰監修!あらゆる危険から「命を守る方法」を全網羅。ハチに襲われた!クマに遭遇した!目の前で人がおぼれている!アメがのどにつまった!不審者がついてくる……。
こうしたピンチを乗り切るために重要なのは「知識」です。「日常で遭遇する可能性のある危険」と、その「対処法」を知っていれば、落ち着いて最適な行動がとれるようになります。本書では、楽しいイラストとともに76の危険回避法を紹介します。
【杉田店長のお薦めポイント】
お子さんの健康や安全を常に気にしながら生活されていると、なかなか気が休まらないのではないでしょうか。本書は日ごろ起こり得るさまざまな危険から、命を守る方法を教えてくれます。「知識」があれば危険を回避できる可能性は高まります。
ぜひお子様と一緒に読んでいただき、自分で自分の身を守る術を身につけましょう。
<DATA>
■谷島屋書店富士店
富士市柚木404-1
電話:0545-30-6373
X: https://twitter.com/yajimaya_fuji