【東広島】高美が丘中が緑化推進運動功労者として内閣総理大臣表彰を受賞 12年間の緑化活動の取り組みが高く評価
東広島市の市立高美が丘中(中山勝志校長、232人)はこのほど、2025年緑化推進運動功労者として内閣総理大臣表彰を受賞した。
同中では、全日本学校関係緑化コンクールに、2013年度から応募。特選2回、準特選4回、入選1回の計7回受賞している。広島県の代表として県が推薦し、全国47都道府県の代表の中から、同中を含めた全国13の個人・団体が選ばれた。学校だけでなく地域と連携した活動など12年間の緑化活動の取り組みが高く評価された。学校緑化リーダーの三代澤啓教務主任は「先輩を超えるような取り組みをしたいと生徒がよく頑張った。地域や保護者の支援や協力、理解のおかげ」と喜びをかみしめた。
同中は1991年の開校以来、草花の栽培管理など校内緑化活動を続けている。2013年度からは地域と連携しながら生徒が主体で花壇整備や竹林整備、地域の花壇整備、落ち葉の堆肥利用、竹林を伐採した竹を活用した竹ぼうき作りなど、美しい学校づくり・地域づくりに取り組んできた。さらに、里山保全についての講演会の企画や、校内の草刈りなどを行うサポーターの募集なども行っている。
また、生徒が育てた花苗を地域に届けたり、身近な花などで作ったポストカードを地域住民に届けたりするなど、緑化意識の普及・啓発にも力を入れ活動している。
表彰式は、4月下旬、東京都で行われた。第19回みどりの式典(内閣府主催)に中山校長と生徒会長で3年の柵田未希さんが出席。柵田さんが、石破茂内閣総理大臣から表彰状を受け取った。中山校長は「学校教育目標の中の重点取り組みの一つとして学校緑化活動があり、地域とともに継続して取り組んできた。この賞は、学校や地域にとって宝物。引き続き、緑化活動を通して人づくりや地域に愛される学校づくりを進めていきたい」、柵田さんは「頑張ってくれた先輩や地域の人の応援がありもらえた賞。みんなで団結して取り組み、すごい賞がもらえてうれしい」と受賞を喜び感謝した。(山北)
プレスネット編集部