コスプレ×地域振興 観音崎に130人の集客
横須賀市の活性化と経済発展も視野に入れた大規模コスプレイベント「すかコス2024@観音崎」が10月12・13日の両日、観音崎付近を会場に初めて催された。市内で映像制作やレンタルスタジオを手掛ける(株)エマ・ピクチャーズの江間信矢代表が旗振り役のよこすかコスプレ実行委員会の主催。2日間で全国から約130人が参加した。
横須賀の歴史的遺構や自然が残る景観を背景に写真撮影を楽しんでもらい、市に親しみを持ってもらおうと昨年8月頃から構想を開始した。江間さんは「横須賀の魅力ある地をコスプレスポットとして確立させ、何度も足を運んでもらえるよう長期的な流入を図りたい」と狙いを話す。
今回のイベントは観音崎付近に残る軍事遺構である砲台跡や観音崎灯台、たたら浜、スクラップ工場など江間さんが事前に選定した撮影スポットを自由に巡ってもらう仕立てで実施。参加者はコスプレの世界観とマッチする場で各々撮影を楽しみ、イベント後は市内の飲食店で食事をする姿も見られた。
江間さんは「横須賀はコスプレを楽しめるまちとしての素質を持っている。今後も発信・企画を検討したい」と手応えを感じている。