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村尾信尚「トランプ大統領に一番改めてほしいのは不確実性」

文化放送

トランプ大統領が導入を検討している「相互関税」を巡り株価が大きく揺れ動いている。3月25日の「くにまる食堂(文化放送)」では、関西学院大学教授の村尾信尚が、朝令暮改の多いトランプ発言について語った。

村尾「ビジネスの世界で一番迷惑なのは明日どうなるかわからないということ。税金が低いなら低いなりに、高いのであれば高いなりに首尾一貫して続けばビジネスというのは方針が立てられるんですよね。しかしトランプさんがやっているのは彼の気まぐれのようなことで、コロコロ変わると基本計画が立てられない。これが最悪だと思うんですよ。また、アメリカに貿易黒字をいもたらせている国は関税を除外するということも言っていますが、アメリカとの関係で貿易黒字になったり、赤字になったりっていうのは、その年のモノの値段だとか、為替レートだとか、あるいは国際情勢によって黒字になったり、赤字になったりするわけだから、こんな不安定な要素で、この国は関税を除外するっていう方針自体が考えられないし、トランプさんに一番改めてほしいのは不確実性。やるんだったらトランプさんの任期の4年間はやるとか、やらないとか決めてもらわないとビジネスは身動きが取れないような気がします」

邦丸「これまで閉鎖的だと言われてきた中国が『何やってんだよ、アメリカ、迷惑なんだよ』って言っている。以前と比べるとちょっと変わってきましたよね」

村井「本当に深刻な問題だと思います」

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