良いことだけじゃない!? 里帰り出産は事前準備が大切!
2人姉妹を育てるママライターの愛華です。私が長女を妊娠したのは31才の時でした。里帰り出産だったので地元の病院で出産し、産前産後を実家で過ごしました。その時に経験した、里帰りをして良かったこと、大変だったことをお話しします。
病院選びの理由は、「友人が出産した病院だから」
当時の私は、今思えば呆れるくらいに里帰り出産以外の選択肢は考えていませんでした。私の姉が里帰り出産をしていたというのもありますが、当時の友人も知る限りは皆、里帰り出産で産前産後を1ヶ月ずつほど実家で過ごしていました。
そのため、当然のごとく私も里帰り出産を選択しました。病院も、「友人が皆、●●病院だったから」という安易な理由で、病院の評判なども特にネットで検索することなく即決でした。もう少し調べても良かったな、とは思いますが、病院選びは結果的に正解だったと思います。
友人たちが出産した病院なので、「入院するときに持っていくといいものあるかな?」、「大部屋ってどんな感じ? 個室の方がいいのかな?」といった、ちょっとした疑問は友人に聞けばすぐに教えてもらえました。初産でわからないことだらけだったので、それはとても助かりました。
里帰り出産のメリット:栄養満点の食事!
里帰り出産で一番良かった点は、食事です。自分は何もしなくても、毎食、母が作る栄養満点な食事を食べられるのは幸せでした。
私の場合、妊娠糖尿病を患っていたために産後3ヶ月目に糖負荷検査があったので、産後も食事のバランスを気にしなくてはいけませんでした。しかし、産後は体力や筋力も落ちているうえに、赤ちゃんのお世話もあり、食事の内容や量、食べる時間などを自分自身で管理するというのは、私にとっては大変なことだと感じていました。
そこで、私の母が糖尿病の食事について勉強し、協力してくれたのです。野菜を使った料理をたくさん作ってくれ、お菓子などは食べないように管理してくれました。そのおかげで、産後3ヶ月の検査で糖尿病の診断を免れることができました。母には本当に感謝しています。
里帰り出産のデメリット:マイグッズが恋しくなる
里帰り出産で大変だったのは、マイグッズが手元にないことでした。1番は布団や枕といった寝具。「疲れた体の回復にはいい寝具を」と、自宅では結構値の張るものを使っていたのもあって、あまりこだわりのない実家とは差が激しく感じていました。
具体的には、「敷布団が薄すぎて、寝心地が悪い」、「枕が普段使っているのよりも高くて首がつかれる」というようなことを感じました。たまに帰省する時には気にならなかったことも、産後は寝ている時間が長くなるので、特に気になりました。結局、敷布団は2枚重ね、枕はいつも使っているものを買うことにしました。
寝具以外では、外出着。ほとんど室内で過ごしていたので最初は気になりませんでしたが、いざ1ヶ月健診に行こうと思ったら着ていく服がありませんでした。1ヶ月の間に季節が移り替わってしまっていたのです。
なんの考えもなしに決めた里帰り出産。よく調べもせずに即決した病院でしたが、結果的には正解だったと思います。そして、産後は実家で毎日栄養満点の食事が食べられたことは私にとって大きなことでした。ただ、実家とはいえ、自宅とはやっぱり違いました。里帰り出産にあたっての荷造りは、完全に赤ちゃんのものばかりしか考えていなくて、自分自身の荷物は手薄になってしまいました。産前は気づいていませんでしたが、「赤ちゃんだけでなく、自分自身も快適に過ごせるように準備することも大切だな」と感じました。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立し、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。