2025上越市長選 宮越馨氏が事務所開き 支持者ら150人出席
任期満了に伴う2025年10月26日の上越市長選挙に出馬を表明している市議で元市長の宮越馨氏(83)が8月2日、事務所開きを行った。同市木田3の事務所には支持者ら約150人(主催者発表)が集まり、宮越氏は「最終選挙の戦いに挑む。もう一度、上越市のトップの市長になる」と力強く決意を述べた。
《画像:政策ちらしを手に決意を語る宮越氏》
宮越氏は「ちまたでは『宮越は年だ』と言われるが、政治家は政策を実行するか、皆さんの幸せを実現できるかにかかっている」と話し、約300項目の政策をまとめたちらしを手に演説。上越地域医療センター病院の建て替え工事の即着工や新潟労災病院の医療機能の存続、「こども年金」、高田城枡形門の復元、保倉川放水路のルート変更などを挙げ、政策を持続させて実現するために、任期中に後継者を育てるとした。
《画像:事務所開きには支持者ら約150人が出席》
また31年前の1994年の渇水時に市長として対応した経験から現在の同市の渇水対策に触れ、「周辺の地下水をくみ上げるなど、ガス水道局にノウハウを全部教えた。トップはノウハウや経験、実行力、危機管理能力が備わっていないといけない」と述べた。
妻の房子さん(80)もあいさつし「最後の戦いと私も覚悟して頑張りますので、ご支援を」と呼び掛けた。
次期市長選には、現職の中川幹太氏(50)、元外交官の小菅淳一氏(73)が立候補を表明している。また、元議長で市議の石田裕一氏(62)が立候補する意向を固め、市議の安田佳世氏(34)が出馬について調整している。