鎌倉市議選 当選に異議申出
4月27日の鎌倉市議会議員選挙の落選者から、同選挙の無効および当選の無効を求める異議の申出が、5月9日と12日に市選挙管理委員会に提出され、受理された。
申出の内容は、【1】同選挙が無効であるとの決定を求めるもの、【2】同選挙の当選者のうち、特定の会社とポスター印刷代金の公費負担契約を交わした全候補者に、当選の無効を求めるもの、【3】当選者の大石香氏、小野田康成氏、細川愛香氏の当選無効を求めるもの、【4】当選者の加藤千華氏が立候補時に届け出た住所に居住実態がなく、当選無効を求めるもの、【5】告示前に剥がさなければならないポスターを掲示し続けた森功一氏の当選無効を求めるもの。
申出に名前が出ていた大石香氏、小野田康成氏、細川愛香氏、加藤千華氏、森功一氏の5人は、当社の取材に対し、大石氏は「本件異議の申出の根拠となっている公職選挙法違反の事実は、ございません」、小野田氏は「私に課された責務のうち最も大切な事は、職務に邁進すること」、細川氏は「そのような事実はありません。憶測のみで異議申出をされることは、誠に遺憾」とコメントしている。
また、加藤氏は「昨年6月より居住しております」と否定し、森氏は、「事務所の管理下はすべて剥がしてあった。関係者が管理する一部で剥がし忘れがあった。同じことがないよう厳正に対応していく」とした。
異議の申出に対する決定は、公職選挙法により申出の日から30日以内に行うよう努めることとされている。市選管では15日にホームページを立ち上げ、今後結果を公表していく。