【私の偏愛品】手書きなら下敷きにこだわる:伊東屋オリジナル『デスクマット』の書きやすさ
筆記をする時に何にこだわっていますか? 著者がこだわっているのは、書き味のいい筆記具、紙の質、そして下敷きです。一般的に下敷きというとプラスチック素材のものを思い浮かべると思いますが、書くことが好きな著者のおすすめはレザー素材のもの。様々なアイテムを試してみて「これだ!」と思ったのが、ITOYAオリジナルの『デスクマット』です。文字を書くことにこだわいたい人にぴったりの商品をご紹介します。
"アナログ"で文字を書く時、何にこだわっていますか?
パソコンやスマートフォンなどデジタルツールが一般的になり、「書く」ことが減ってきています。デジタルツールは確かに便利です。メールですぐに想いを伝えられるし、書くよりも簡単。自分で文字を書かなくなったという人も多いはずです。そんな中でも「手書き文字」の魅力は健在。文具メーカーからはたくさんの筆記具が販売されていますし、上質な紙のノートなど、アナログなツールも進化をし続けています。
日本の文具の奥深さ:下敷きにこだわったら、書きやすさが全然違った!
子どもの頃から文字やイラストを書くことが大好きな著者は、これまでに様々な筆記具を楽しんできました。鉛筆、シャープペン、ボールペン、ゲルインクペン、カラーペンなど。日本の文具にはこだわりがたくさん詰まっています。
そんなこだわりの筆記具をもっと楽しむために注目したいのが下敷きです。ガタガタした場所では美しい文字は書けないですし、平らでも机のような硬さでは書きにくさがあったりします。
下敷きのありなしはもちろんのこと、素材によっても書き心地が変わります。厚みのある下敷きなども試したりしてきましたが、1番しっくりきたのがITOYAオリジナルの『デスクマット』でした。
左:ITOYA『マウスパッドL ライトグレー』(税込2,530円・発売中)/右:ITOYA『デスクマット A4 ブルー』(税込3,300円・発売中)
ネーミングは「マウスパッド」「デスクマット」ですが、著者は文字を書く時の下敷きとして愛用しています。
伊東屋(ITOYA)について少しご説明します。伊東屋(ITOYA)さんは1904年創業の老舗文房具専門店です。銀座を拠点に、「クリエイティブな時をより美しく、心地よく」を使命とし、厳選した文房具やオリジナル商品、快適な空間を提供しています。常に新しい価値やアイデアを追求し、長く愛されるデザインと品質にこだわっています。
このシンプルさが究極! アップサイクル素材のボンデッドレザーファイバ
ITOYAオリジナルのデスクマット、デザインはとてもシンプルです。素材はボンデッドレザーファイバ。表面の質感から裏面の加工に至るまで伊東屋がドイツの老舗メーカー「サラマンダー社」に特別にオーダーしているのだとか。
ボンデッドレザーファイバとは、皮革製品を製造する際に出る端材を有効活用したアップサイクル素材。端材ということですが、皮革の風合いと細かなエンボスの入った均一な面が美しいです。ステッチや刻印などの装飾が全くなく、フラットな面と程よい厚みに設計されています。
裏面にさりげなくITOYAのロゴが刻印されています。滑りにくいヌバック加工が施してあるので机面に置いた時の安定感も申し分ありません。
厚みは約2.2㎜。重さは「デスクマットA4」が136g、「マウスパッドL」は85gとなっています。
持った時に適度な“しなり”があり、この厚みと革ならではのなめらかな表面が筆記に役立ちます。
下敷きの質で筆記が変わる! 滑らかな書き心地に感動
すべての筆記シーンにおすすめですが、著者は特に万年筆やカリグラフィーペンで書く時にこのデスクマットを使用しています。革だからこそ感じられる滑らかな書き心地は、様々なペン先と相性抜群です。
柔らかすぎてしまうとペン先が沈んでしまいますが、適度なハリとコシが絶妙な書きやすさを生み出します。スルスルと流れるような書き心地。書きやすさがあるから、いつもよりも字がうまく書けているような気持ちにもなりますよ。
日々の書くシーンに寄り添う上質さ
やや厚みはありますが、ノートに挟んで使うこともできます。筆圧が強い、または弱い。そういった悩みを持つ人にも使いやすいのではないかなと思います。筆圧が強い人は書く時にペン先に集中する力が分散されやすく、弱い人は紙との密着感を感じることが出来ると思います。
冠婚葬祭での筆記シーンや、年賀状や季節のご挨拶など、いつもより背筋を正して書きたいという時にもおすすめです。
パソコンデスク周りに! スタイリッシュに溶け込む
もちろん、マウスパッドやデスクマットとして使うのも心地よさがあります。マットが動かず、フラットで絶妙な滑らかさがあるのでマウス操作もストレスがありません。また、革ということで手が触れた時にもあたたかみがあります。
著者が使用しているデスクマットはA4サイズですが、他にも「M」・「L」・「WIDE」のサイズ展開があります。パソコンのモニターやキーボードを置くスペースを考慮し、奥行きを短く設計したサイズ展開になっており、さまざまなワークスペースに調和。シンプルな見た目ではありますが、スタイリッシュで高級感もあり、出来る大人のツールとしても魅力的です。
イラストレーターなど「描く」人にも
クリエイター、イラストレーターなど描くことが好きな人の下敷きとしても活用できます。色鉛筆なども塗りやすく、紙にしっかりと定着していくれます。
著者は作品作りをする時にトレース作業をするのですが、そんな時にも大活躍。繊細な線こそ、下敷きが良いと書きやすいですよ。
まとめ:下敷きにこだわったら書くことがもっと楽しくなった!
ITOYAの店舗で偶然出会った皮革製品のアップサイクル素材を使ったデスクマット。紙がない時代は羊皮紙に書いていた歴史もありますし、筆記シーンに革素材というのは実は古くから関係のあるもの。
手紙を書くのが好きな母にプレゼントしたところ、「書きやすい!」と大絶賛でした。書く人が好きな方へのプレゼントにも喜ばれるかもしれませんね。文字を書く時にはこのデスクマットが欠かせなくなりました。
今回ご紹介した商品は、伊東屋店舗、伊東屋オンラインストアなどで購入できます。