今年の秋もさんまが不漁の見通し!原因は「海水温の上昇」!?
7月31日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、今年の秋もさんまが不漁の見通しというニュースについて意見を交わした。
水産研究・教育機構が昨日、今年8月から12月に、日本近海の漁場を回遊するさんまの資源量が92万トンで、去年の94万トン並の低水準に留まるという見通しを示した。467万トンと推定された2003年からおよそ20年で5分の1に減っている。さんまは価格が手頃な魚の代表格だったが、近年不漁で値上がりしていて、今年も手が届きにくくなりそう。
水産研究・教育機構が6月から7月に北太平洋でさんまの分布状況を調べたところ、市場に出回る1歳魚の割合が、今年は北海道東方沖の日本近海で高くなるとみられる。漁期の前半となる10月中旬までの1歳魚の平均体重は、90~110グラム台と予測され、かなり小ぶり。後半は0歳魚が混ざってさらに小さくなる。
水産庁によると日本のさんまの漁獲量は2008年のおよそ35万トンが近年のピークで、2023年は2万5800トンに留まった。水産研究・教育機構によると近年北海道、本州の太平洋側を流れる親潮が弱くなって、道東・三陸沖で海水温が上昇、さんまが水温の低い沖合に移動した上、さんまの餌となるプランクトンの減少傾向になり、さんまの小型化、不漁の原因になっているという。
寺島尚正アナ「いやあ、さんまダメなんですねえ、今年も」
森永康平「う~ん、こないだちょっと夜歩いて帰る時に、気のせいだと思うんですけど、少し風が吹いていて涼しい時があって『秋かしら…』って一瞬思った時があって、『秋と言えばさんまだな!』と思ったんですが……」
寺島「一瞬、猛暑の中でもね(笑)」
森永「なんかたまに夜、風がスッと吹くと、ちょっと涼しく感じる時があって、早くも秋が近付いて来てるのかと一瞬思って、季節を感じていいなって思ったんですが、翌日の夜はめちゃくちゃ熱帯夜で、ただの気のせいだったなって(笑)」
寺島「でもやっぱり秋と言えばさんまですもんねえ」
森永「そうですよねえ、そういうイメージありますもんね」
寺島「脂が乗ったさんまねえ、それも七輪かなんかで。まあ、七輪じゃなくてもいいですけど、焦げのところがまた美味かったりとか。大根おろしたっぷりで、内臓がほろ苦くてイケちゃったりするわけですねえ。いや~、それが今年もまた不漁見込みで。まあ、魚からしてみても『本当はもっと日本の近海まで行きたいんだけど、水温高すぎだもの!』って言ってるんでしょうね」
森永「本当に今、釣り好きの友達に聞くとやっぱり日本の海の水温が変わっていて、釣れる魚とか、釣れる時期がホントに変わっているって」
寺島「たまには熱帯魚みたいなのが釣れたりするなんて言いますからね」
森永「川とかにでも、居ないはずの魚が増えて来てるって言う話も聞きますし」
寺島「なんか色々変わってきちゃってねえ。変わって欲しいものが変わらなくて、変わらなくていいものが変わってるって言うのが、皮肉ですね」