森永卓郎氏「政府は被災者の立場に立って考えてほしい」能登地震 復旧遅れ深刻
タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)
7月1日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、能登半島地震の発生から半年経ったというところから、被災地の復興状況に関する記事を取り上げた。
石川県の被災地では全半壊となった住宅などを自治体が解体する「公費解体」の完了数が現状4%にとどまっていることが県のまとめで判明。被災地ではインフラ復旧の遅れが深刻で、能登半島からの人口流出も加速している。
森永卓郎氏 能登半島の地震から半年経って、公費解体や住宅再建が進んでないというのは新聞報道の通りなんですけれども、私が本当にひどいなと思うのが、実は水なんですよ。表向きは家庭までの配管が全て通ったということになっているんですけれども、よく発表資料を見ると、輪島市と珠洲市で合わせて1800件余り、ここは復旧は極めて困難なので先送りという扱いになっているんです。なぜ復旧できないんだと思って調べると、道路が壊れて車が入れないとか、浄水場の建物が壊れているからと出るんですけど、あのね、暮らしの中で電気よりも何よりも水がないと人間は生きていけないんです。主要配管が1800、そこから屋内へひくための配管が3000件ぐらい工事待ちになっている。そうすると5000件もの人が半年間水が来ない人たちの暮らしている。これ熊本のときに比べて全然遅いんです。だから私は政府が被災者の立場に立って考えて…諦めるんじゃないと
大竹まこと そうですね。まだ学校に避難されている人も沢山いて、今日の朝のニュースではビニールハウスで暮らしている方も。ずっとよ、まだ仮設が入れなくて…みたいな
森永氏 たがらね、半導体とか宇宙開発にお金を出すんだったらとりあえず能登の人を救おうぜと
大竹 仰る通りですね…