『噛みつく16歳の老犬』を保護した結果…切なすぎる姿と生き抜いた最期に涙腺崩壊「愛に溢れてる」「どんな犬でも悪い子はいない」と94万再生
YouTubeで話題になっているのは、16歳で保護されたミニチュアダックスフンドさんのお姿。小さな体で懸命に牙を剥く姿に涙腺崩壊…。その光景は記事執筆時点で94万回を超えて再生されており、多くのエールが寄せられることとなりました。
噛みつき癖のある16歳の老犬を保護したら…
YouTubeチャンネル『おたすけDog・ゆぅー / Otasuke Dog』に投稿されたのは、ドッグサロン経営、そして保護活動を行われているゆぅーさんと、16歳の保護犬の物語。
『16歳という高齢のため、サロンでゆっくりと過ごさせてあげてほしい』犬猫譲渡センターからそう連絡を受けて、「しゅんすけ」くんというダックスの男の子をお迎えに向かったというゆぅーさん。
サロンに到着し、クレートを開けてみると、意外にもすんなりとお部屋へ出てきて探検を開始したというしゅんすけくん。
『噛みつき癖がある』『手に反応して噛んでしまう』『噛んでしまうからリードは外さないで』そう聞いていたというゆぅーさんはじっくりと様子を見ながら、『本当に噛むのかなぁ…いい子だけどなぁ…』とポツリ。
必死で身を守ろうとする姿に涙腺崩壊
しかし、ご飯を準備していたところ、突然ウーッ…と低い唸り声を出し始めたというしゅんすけくん。小さなお顔に精一杯シワを寄せて、牙を剥き出し噛みつこうとしたというのです。
『あら、怒ってるの。怖いのね、何がスイッチだったんだろうね』と落ち着いた優しい声で問いかけていたというゆぅーさん。
どうやら人間の手にトラウマがあり、過剰反応して噛みついてしまう模様…。その後はクレートの中で大人しく過ごしていたしゅんすけくん、どうか余生を幸せに過ごしてほしいと、ゆぅーさんはしゅんすけくんの里親募集を呼びかけたのです。
余生を生き抜いた姿に感動
ゆぅーさんがじっくりと時間をかけて心を溶かし、見えてきたのはしゅんすけくんが実はとっても甘えん坊なおじいちゃんだという事実だったそう。
とはいえトラウマもあり、ちょっぴり気難しいところもある16歳おじいちゃん…なかなか里親さんが見つからないのではないかと心配もされたそうですが、意外にもそれらは杞憂だったよう。
すぐにしゅんすけくんを家族にお迎えしたいと名乗り出てくれた里親さんが見つかったのだといいます。
家庭犬になり、2回のお誕生日を迎えることができたというしゅんすけくんは、先住犬や先住猫さんと共に幸せな日々を過ごしたのだそう。
ただ、18歳のお誕生日を迎える少し前にてんかん発作を発症。徐々に食欲が減り、毎日病院に点滴へ通う日々…そして心拍が弱まっていると言われた2日後、いつも通りカートに乗り病院へ行った5時間後…静かに虹の橋のふもとへと旅立っていったといいます。
飼い主さんは『たくさんの幸せをもらった。大変なこともあったけれど、後悔をしたことは一度もなく、しゅんちゃんには感謝しかありません』と、語られています。
しゅんすけくんがどんな過去を過ごしたのか…これを知る術はありません。しかし、余生を目一杯幸せに全力で生き抜いてくれたこと、たくさんの愛情に触れて虹の橋のふもとへと旅立つことができたことだけは間違いありませんね。
この投稿には「ダックスもこんなに獣感あふれる顔になるんだね」「看取るのが一番の愛だと思います」「あなた達の活動を心から尊敬してます」「どんな犬でも悪い子はいないと思います」など多くのコメントが寄せられています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「おたすけDog・ゆぅー / Otasuke Dog」さま
執筆:ayano
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。