【横浜市港北区】太尾小マーチングバンド 全国へ16回目の挑戦 関東大会金賞で1位通過
太尾小学校マーチングバンドが11月8日、さいたまスーパーアリーナで実施された第60回マーチングバンド関東大会に出場し、金賞と県教育長賞を受賞。12月6日(土)に開催される全国大会への切符を手にした。
同小バンドの全国大会出場は、2009年の初出場以来、通算16回目。言わずと知れたマーチング強豪校だ。
今年の大会で披露した楽曲テーマは「静夜の奇跡LOVEMyfamily〜MusicfromHomeAlone」。映画『ホーム・アローン』などの楽曲を用い、「ひとりぼっちの心細さ」から「仲間や家族の温かさ」に気づくテーマを、大編成ならではのスケール感で表現した。
部長でスネアドラム担当の津江應介さん(6年)は、全国大会出場決定の瞬間を「学校で結果を聞き、みんなで大歓声を上げた。ほっとした気持ちもあった」と振り返る。練習では、新年度のチーム編成による「部員同士の気持ちをまとめること」に苦労したが、県大会で2位に終わった悔しさをバネに、関東大会では見事1位を獲得した。
粘り強さを糧に
指導にあたる青木陽子コーチは、今年のチームの最大の強みを「仲間を信じ、最後まで粘り強く取り組む姿勢」にあると分析。「うまくいかない時でも互いを責めず、許し合い、認め合いながら前に進もうとする姿が印象的」と述べ、この一年で技術面だけでなく、仲間を信じる力や自主性を大きく成長させたと評価する。大編成の魅力についても、「異学年が教え合い・学び合うことで、責任感や協調性が強く育つ。全員で本番をやり遂げた達成感は格別で、それが子どもたちの自信につながっている」とした。
チームの哲学は「敵は中にいない!一人ひとりの力を信じ、みんなでつくりあげる美しい舞台を目指す」。津江さんは全国大会に向けて、「見てくださる皆さんを引き込む圧巻のパフォーマンスができるよう部員一同頑張る。応援お願いします」と力強く語る。63人が一丸となったステージに、期待が高まる。