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「これすごく良いレシピなんだけど絶対にバズんない」料理研究家リュウジの本気が見れる異国の料理≪グヤーシュ≫ってどんなレシピ?【リュウジのまだバズってないレシピ】

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「これすごく良いレシピなんだけど絶対にバズんない」料理研究家リュウジの本気が見れる異国の料理≪グヤーシュ≫ってどんなレシピ?【リュウジのまだバズってないレシピ】

リュウジ氏といえば、手軽でおいしい料理をテーマにSNSやYouTubeでレシピを発信している料理研究家。身近な食材・独自のアイデア・シンプルなアプローチで作るレシピを提供し、広く支持を得ています。
今回、ご紹介したいのは「グヤーシュ」

グヤーシュとはどんな料理?

グヤーシュは牛肉や玉ねぎ、パプリカなどを煮込んで作るハンガリーの家庭料理。放牧や農作業をしながら外で昼食を食べられるように大釜で作ったスープが起源で、ハンガリーの家庭においては日本の味噌汁のような存在ともいわれています。地域によって、スープ系、シチュー系のバリエーションも。

そんな異国の料理が、リュウジ式おもてなし料理に!

材料
・牛バラかたまり肉…500g(シチュー用のもも肉やスネ肉などでOK!)
・玉ねぎ…120g
・じゃがいも…200g
・にんじん…150g
・塩胡椒…適量
・薄力粉…適量
・オリーブオイル…大さじ1+大さじ1
・にんにく(粗みじん切り)…10g
・トマト缶(ホール)…1缶
・黒胡椒…適量
・【A】(下記)
 パプリカパウダー …大さじ1
 クミン…小さじ1
 塩…小さじ1と⅓
 味の素…9ふり
 砂糖…小さじ1
 水…650ml

●作り方

①牛肉はひと口大に切って塩胡椒をふり、薄力粉をまぶす。玉ねぎ、じゃがいも、にんじんは乱切りにする。

②フライパンにオリーブオイル大さじ1を強火で熱し、牛肉を入れて全面に焼き色をつけて取り出す。

③同じフライパンに玉ねぎ、にんにくを入れて炒め、香りが立ったらトマト缶をつぶしながら加え、煮詰める。

④【A】、にんじんを加えて牛肉を戻し入れ、1時間~1時間半弱めの中火で煮込む。
※スネ肉の場合は煮込み時間を30分ほどプラス

⑤牛肉がやわらかくなったらじゃがいもを加え、ふたをしてさらに15分ほど煮込み、オリーブオイル大さじ1を加え、黒胡椒をふる。

⑥器に盛り、好みで乾燥パセリをかけたら完成!

担当編集もレシピを見て実践

具材は大きめの乱切りなので料理に不慣れでも簡単!牛肉に焼き色をつけてからはひたすらフライパンに具材を入れて煮詰めるだけなので、文章で見る工程以上に簡単にここまで進みました。具がたっぷりで後から水も加えるので、大きめのフライパンがいいです。
この時点で味見するとやや薄味に感じますが、煮込んでいくことで完成形の味に近づいていきます。

お皿に盛りつけて完成!

煮込んだことで旨味がお肉と野菜にぎゅっと凝縮され、トマトと相性抜群のパプリカパウダーやクミンで本格的な味わいに。
とにかく一度作って食べてみてほしい、イチオシのレシピです。4~5人分のレシピなので、1回でたくさん作れるのも嬉しいポイントです。

バズるためではない、料理研究家の趣味としての最高のレシピ

手間なく短時間で、身近な食材で、派手な見た目で、そして大げさな料理名で…「リュウジのバズレシピ」を見たことがある人からすると、今回の【グヤーシュ】は少し異彩を放ったレシピに見えるかもしれません。実際、このレシピは動画にする予定はないとのこと。実はこうしたバズレシピ動画用ではない料理は、リュウジさんがいつも友人に振る舞ったり、ホームパーティーで作るおもてなし料理だったりするそうです。

料理撮影中のリュウジさんの一言

「最近は虚無シリーズみたいに簡単なレシピが増えたけど、昔は手間をかけた料理も結構作ってたよ。」「昔よりも料理の手間を楽しむ人は減った。他にも家事とか趣味とかやらなきゃいけないこといっぱいだし。」「おれも無駄な手間は嫌いだし、簡単なほうがみんな見て料理してくれるから」

リュウジさんの思惑通り(?)バズレシピ動画やレシピ本を見て料理を好きになった方、そしていつもよりワンランク上のレシピに興味を持った方は、「たまにはちょっと手間も楽しんでみよう」という気持ちで、ぜひこの【グヤーシュ】にチャレンジしてみてください!

【出典】『リュウジのまだバズってないレシピ』著:リュウジ

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