ラン&ガンルアーゲームで6魚種&良型ガシラ27cmを手中【三重】根魚30匹超えの充実釣果に
三重県でライトソルト・ミドル・ハードロックの3タックルを使い分けて根魚を狙いました。クリアな水質や風に悩まされつつも、アカハタやオオモンハタを中心に30匹超と好調で、狙いの良型ガシラもキャッチ。操作の違いで釣り分けができるロックフィッシュゲームの楽しさを存分に味わえた釣行となりました。
3タックルを駆使してソルトゲーム
夜明けからの日中にそれぞれの3タックルで根魚を釣りたくて三重県へ走りました。漁港から地磯と3カ所を回っての釣行です。アカハタとオオモンハタは定番のターゲットで、狙いは大きなガシラが本命で、次に何種類の根魚が釣れるか狙ってきました。
朝イチは風もなくやりやすい雰囲気で、地磯では南風が入り、移動した漁港では風が舞う状態でした。水質はどこもクリア過ぎて底が見える透明度で、ベイトのまわりも少なくポイント選びが重要な日でした。
使用したタックル
ライトソルトゲームは、7フィートのライトソルトゲーム用スピニングロッド、リールはダイワの月下美人にラインはPE0.4号にリーダーはフロロ1.5号。3gジグヘッドにリグデザインのワウムシャッド40シャンパンホタルカラー1パックで何匹釣れるか試してみます。
ライトロックミドルゲームは、7フィート台のエギングロッドに2500番台のスピニングリール。ラインはPE0.8号にリーダーはフロロ2.5号。5gジグヘッドと5〜10gのタングステンバレットシンカーでのテキサスリグでリグデザインのデザインシャッドで何種類釣れるか試してみます。
ハードロックビッグゲームは、9フィート台の硬めのハードロック用ロッドに、3000番台のスピニングリール。ラインはPE1.5号、リーダーはフロロ4号。1.5ozのタングステンバレットシンカーのテキサスリグ。
私がモニターをしているリグデザインのワームがメインですがホッグ系は無いので一誠のジャコバグパワーを持って深場のワンサイズ大きな根魚を狙ってみます。
ライトロックミドルゲームで4魚種
6時過ぎ、漁港でライトロックミドルゲーム開始。エギングロッドで5gジグヘッドにデザインシャッドの根魚レッドからスタート。かなりクリアな水質に夜明け直後のローライト、こんな時間帯は根魚レッドが効果的です。
着底からのチョンチョンスーとカーブフォールをすると1投目からガツンとアタリ、定番のアカハタがヒット。まず1魚種目。
次は着底からの3段シャクり上げてからフリーフォールをすると着底前にガツンとアタリ、ヤミハタがヒットして2魚種目です。
その後、着底からのシャクり上げてフリーフォールで着底後にゴンゴンとアタリ、ガシラがヒットして3魚種目もゲット。
最後に着底からの底ベタをスイミングで狙うとガツンと引ったくるアタリ、オオモンハタがヒットして4魚種目を好捕。
それぞれワームの操作の仕方によって釣り分けが出来て、この4魚種をさらに追加し狙って釣れることを実感しました。予定の8時になり太陽の日差しが当たり出したので終了。この漁港で10匹4魚種をデザインシャッドのみでGETしました。
ハードロックフィッシュゲームに転戦
次は外海に面した地磯まで歩いてハードロックフィッシュゲームです。ここの道中のシャロー場で番外編。秋イカ調査を自作餌木で狙ってみました。
すると着底からのダートを入れてカーブフォール中にフッとアタリ、かわいいサイズのアオリイカがヒット。自作餌木で釣れて嬉しいですがサイズが小さ過ぎて複雑(笑)。
ここでエソの活性がかなり高くなりダートさせるとダート中に食ってきます。数分で終了して地磯へ急ぐことにしました。
11時前に地磯に到着し、ハードロック開始。ここもかなりクリアな水質で潮の動きも無くベイトも無し。
先行者さんの青物狙いの方がいらっしゃいましたが全く釣れていないとのことで、1.5ozのバレットシンカーのテキサスリグでホッグ系を使用。ベイトが廻っていない時はこれが正解でした。
アカハタをキャッチ
1投目から100m超の遠投、水深40m程の深場へフルキャスト。着底からシャクりフォールを繰り返し、着底のタイミングでゴンゴンと大きなアタリ、30cmオーバーのアカハタがヒット。しかし次はサイズダウン。
底をキッチリ攻めるように着底を意識するとガシラの反応があるはずなのに、今回は全く当たりません。
アカハタも続かないため地磯をウロチョロして拾い釣りで追加するもだんだんとサイズダウン。ここで1時間経過したぐらいに突然正面の南からの風が吹き出し、岸際が波立つようになってきました。
ここから100m超えの遠投が出来なくなり全く当たらなくなったため、西向きの立ち位置に移動して狙うもライトロックサイズの追加で終了となりました。アカハタ5匹と思っていたよりも少なく、ガシラのヒットもゼロで終わってしまいました。
ライトソルトゲームを開始
次に向かったのは1カ所目の漁港よりも全体的に浅い漁港を選択。ここではライトソルトゲームを楽しむのと、ガシラの大きなサイズが時折出てくれるお気に入りポイント。またここで根魚を狙っている人とは今まで出会ったことがない程マイナーなポイントなので期待して向かいました。
駐車場まで歩く時間もあるので15時には終了しないと帰宅時間に間に合いません。ここで本命のガシラ狙いとワウムシャッド40を1パックで何匹ヒットさせられるかの実釣です。
使用したカラーはシャンパンホタルという赤ラメと点発光で、根魚には信頼のあるカラー。3gジグヘッドでフルキャスト。軽いジグヘッドを投げる設定のタックルなので3gもあるとよく飛びます。
ここで着底直後にゴゴンとアタリ、定番のアカハタがヒット。次にきたのはコツコツと小さいアタリが続くがフグみたいにかじられていない。このコツコツで合わせてみるとベラがヒットしました。
27cmの良型ガシラを手中
ここから連続でアカハタがヒットし、ガシラは来ないかとちょっと深場に入るカケアガリを狙ってみると、着底からのスイミングでゴンと大きなアタリ。合わせてみるとライトなタックルだから竿がきれいな弧を描き曲がる。「これは……」と期待しながら上げてくる途中でドラグが出ました。この引きはガシラと確信。
無事上がってきたのは狙い通りの大きなガシラ、27cmありイカツイ顔を眺めることができました。
ようやく本命が来たので気持ちが楽になり数釣りを進める。アカハタがかなり活性が高く面白い。
ここでスイミングに変えるとガツンとアタリ、よく走る魚がヒットしました。根魚ではないと上げてみるとフエフキでした。このタックルだとこのサイズでもよく引いて楽しめます。
一旦アタリが落ち着き、この時点で15匹の魚たちと楽しんで残り時間わずかになり、地磯から投げてみるとスイミングでフエフキが釣れた時点でワームが1パック消費されました。
デザインシャッドのスイミングをすると元気なアタリで来てくれたのはオオモンハタ。ここからフグにかじられてタイムアップ。
釣り終了&振り返り
3カ所でそれぞれ違うタックルで楽しいロックフィッシュ釣行となりました。ワームの誘い方で釣り分けもできたし、本命の大きなガシラも釣れたし、数釣りも堪能できて良かったです。
遠くまで歩いて行った地磯だけが数として物足りなかったですが全部で30匹超、6魚種プラス番外編のアオリイカと、釣行的には満足でした。
まだまだ水温の高い状態だったので根魚と遊べる時期はこれからも可能ですし、いろいろな魚種と出会える楽しいロックフィッシュ釣行をオススメします。ワームやタックルも今回は各釣り場に合わせて行ったので、歩くことが多くても身軽で短時間釣行も楽なスタイルでヒットしてくるターゲットなのでぜひ狙ってみてください。
<田村昭人/TSURINEWSライター>