『魔法使いの約束』シャイロックのプロフィールまとめ! 上品で優雅な酒場の店主! 貴族として生まれた過去や、ムルやオズとの関係も解説
2019年にスマートフォン向けゲームアプリとしてリリースされ、2025年1月からTVアニメが放送中の『魔法使いの約束(まほやく)』。
“賢者”として別世界に召喚された主人公(=プレイヤー)が21人の“賢者の魔法使い”と協力し、年に一度の「大いなる厄災」に備えて様々なトラブルを乗り越えていく物語です。
本記事では『まほやく』に登場する西の魔法使い、シャイロックのプロフィールについてご紹介。 貴族として生まれた過去や、ムルやオズとの関係についても解説しています。
※本記事には『魔法使いの約束』のネタバレが含まれます。
シャイロックのプロフィール
●所属:西の国
●身長:180㎝
●誕生日:10月14日
●魔道具:キセル
●特技:醸造
●呪文:《インヴィーベル》
性格・人柄
本名はシャイロック・ベネット。約1500歳の長寿の魔法使いです。700年もの間、西の国の観光都市“神酒の歓楽街”で「ベネットの酒場」という店を開いています。
好奇心旺盛な西の国の気質もあって、シャイロックは刺激を好み、予測のつかない人や物事を愛しています。また、貴族出身でもあることから物腰は非常に丁寧で、ミステリアスな色気や上品さも兼ね備えた人物です。
現在“賢者の魔法使い”たちが共同生活している魔法舎でも、バーを開いているシャイロック。そんな彼の元には、色々な魔法使いがよく訪れている様子。中にはファウストやオズなど、珍しい面々も一人でお酒を飲みに来ると言います。
シャイロックの得意な魔法は、感覚を酔わせる魔法。普段から愛用している魔道具のキセルを使い、魔法のかけられた相手をいい気分にも悪い気分にもさせることが出来ます。
元貴族のシャイロックが酒場を開店するまで
シャイロックは、貴族のベネット家に生まれました。人口が増え、魔法使いが忌避され始めた時代に育った彼は、長い間ベネット家を見守りながら暮らしていたと言います。かつての故郷は、ブドウ畑の丘と紺碧の海が広がる美しい土地だったのだとか。
地方貴族であったベネット家ですが、策謀や権力争いにより、最終的には地方地主にまで没落。家が離散した後も、その土地を愛していたシャイロックは同じ場所に残り続け、“ベネットの酒場”を開店しました。
店のことを秘密にするよう客に伝えているものの、“ベネットの酒場”は店主のシャイロックが醸し出す優雅な雰囲気と、美味しいカクテルが人気のお店。今では魔法使いだけが訪れる社交場のような場所になっています。
ムルとの出会いと別れ
当時から天才学者として有名だったムルが、初めてシャイロックの店を訪れたのが2人の出会い。突然ムルから「孤独の哲学」について尋ねられたシャイロックは店を閉め、その日はムルと朝まで語り明かしたと言います。
喧嘩をすることもあったそうですが、シャイロックとムルはそれから長い付き合いに。刺激を好むシャイロックにとって、知識人であったムルとの会話は心弾むものだったのでしょう。
しかし、発明家としても活躍していたムルの発明が発端となって故郷の美しい自然が失われてしまい、シャイロックはムルを憎むようになります。
その後、ムルは「大いなる厄災」に近づきすぎて魂が砕けてしまいます。人格が生まれたての子どものようになってしまったムルに、シャイロックは一から情操教育を行いました。その結果、ムルは現在の無邪気で愛らしい性格に。
シャイロックは「思い通りのムルを育てるような無粋なことをしているのではないか」と葛藤しつつも、いつかムルの砕けた魂をすべて集め、かつての癖のある友人に戻したいと思っているようです。
厄災の傷“定期的に心臓が燃えて苦しむ”
「大いなる厄災」と戦った時に受けた傷が、魔法使いごとに異なる形で現れる“厄災の奇妙な傷”。シャイロックの傷は“定期的に心臓が燃えて苦しむ”というもので、突然心臓から炎が燃え上がり、激しい苦痛に苛まれます。
他の魔法使いとの関係
ムル(西の魔法使い)
ムルはシャイロックと同年代の西の魔法使い。かつて天才学者として名を馳せていたものの、「大いなる厄災」に近づきすぎて魂が砕けてしまい、まるで子供のような人格になってしまいました。
ムルの魂が砕ける前から彼と友人だったシャイロックは、魂が砕けたムルに情操教育を行い、彼を一から育てました。
オズ(中央の魔法使い)
まだムルの魂が砕けていない頃、ムルの発言によって北の双子の魔法使いであるスノウとホワイトが殺し合いをする事件が起こりました。双子はオズの師匠であるため、シャイロックはオズの元を訪れ、ムルを連れて謝罪しに行ったことがあります。
シャイロックの声優は立花慎之介さん
ゲーム・アニメ共通でシャイロックの声優を務めているのは、立花慎之介さんです。
立花慎之介さんは4月26日生まれ、岐阜県出身です。主な出演作品には、『神様はじめました』の巴衛役、『アイドリッシュセブン』の千〈ユキ〉役、『魔道祖師』の藍忘機役などがあります。
[文/柴田ゆり]