高田中劇会館、越中屋など思い出の風景がカレンダーに 上越市のイラストレーターひぐちさん制作
新潟県上越市のイラストレーターひぐちキミヨさん(67)が上越、妙高両市の思い出の店舗や飲食店などを描いた2026年用のカレンダーを作成した。旧高田中劇会館(上越市仲町3)や旧越中屋(妙高市中町)など、街から姿を消した思い出の風景がよみがえる。
《画像:高田中劇会館(仲町3、2004年閉館)》
《画像:越中屋(妙高市中町)》
カレンダーは毎年恒例で、今年は「直江津」「高田」「あの店この店」「ラーメン」「くるみぼーる(長野市飯綱高原の洋菓子店)」など7種類。閉店した店舗はひぐちさんや友人知人の記憶、古い写真などを参考に、ひぐちさんならではのほのぼのとしたタッチで描いた。
《画像:らーめんながさわ(本町4、2020年閉店)》
《画像:幸来軒(南城町3)》
ひぐちさんが思い入れのあるラーメン店を描いた人気のラーメンカレンダーには「ラーメンながさわ」(本町、2020年閉店)、「幸来軒」(南城町3)、「みさと食堂」(今池)などが、あの店この店カレンダーには「おいしいパンの店ソフィー」(南城町1、2025年閉店)、「まちや」(中央1)、「小熊写真館」(本町3)、越中屋などを選んだ。また高田カレンダーには、高田祇園祭や仲町3の雁木通りなどと共にかつて大勢の映画ファンでにぎわった旧高田中劇会館が登場する。
《画像:おいしいパンの店ソフィー(南城町1、2025年閉店)》
《画像:まちや(中央1)》
ひぐちさんは「自分の思い出のお店や建物を眺めていただき、小さな幸せを感じてもらえたら」と話した。
《画像:「思い出のお店や建物を眺めて」とひぐちさん》
カレンダーはA4サイズが1300円、はがきサイズの卓上タイプが1100円。「おかしの家 くるみぼーる」のカレンダーは2500円。上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで12月15日まで開催中の「ひぐちキミヨ ゆく年くる年」で販売している。会場には800種類の「まちなみ絵葉書」(1枚200円)や新作イラストの原画、来年のえと「午」にちなんた馬の貯金箱や「午年だるま」なども並ぶ。時間は午前10時から午後5時まで(15日は午後4時まで)。
▽ひぐちキミヨさんSNS Instagram( https://www.instagram.com/kimi.hig/ )、Facebook( https://www.facebook.com/kimiyo.higuchi.7 )
《画像:来年のえと「午」にちなんた馬の貯金箱や「午年だるま」》
《画像:高田や直江津の風景を描いた「まちなみ絵葉書」800種類も並ぶ》