全日本少年少女空手道選抜大会で快挙 道着姿がりりしいスーパーキッズたち【八千代市・習志野市・船橋市】
2月16日~18日に北海道・函館で行われた第3回全日本少年少女空手道選抜大会。
地区予選を勝ち抜いた全国の精鋭たちが集うこの大会で、地元の小学生が優秀な成績を収めました!
千葉和奏(わかな)さん4年女子優勝(習志野市)
将来の夢はオリンピックで金メダルを取ることだと語ってくれた千葉さん。
決勝戦では腰を落とした低姿勢でフットワークを使って守りつつ、攻撃の瞬間を狙い続けました。
もみ合いになり相手の選手が倒れた時を逃さず、「突き」を決めて優勝。
ユーチューブで配信されている戦う姿はパワフルで迫力満点です。
普段は「お母さんの作るささみカツが好き」とはにかんで答えるようなシャイな少女。
同一人物だと思えないギャップが印象的です。
花田誠(せい)悟(ご)さん1年男子3位(船橋市)
大会の時、会場に入場行進する際に、一人、観客席に向かって手を振ってみせる大物ぶりで師範たちを驚かせた花田さん。
試合前には「ちょっと緊張するから『勝つぞ!』って両手で顔をパチンとたたいて気合を入れる」そうです。
残念ながら今回の大会では準決勝で敗退しましたが、この悔しさを糧に、今年の目標は全国優勝だそう。
ただ、最近はアニメ「ハイキュー」にはまっていてバレーボールもやってみたいという無邪気な一面も。
いろいろな可能性の詰まった花田さん、未来は何色でしょうか。
上野葵さん1年女子5位(八千代市)
生え変わりで欠けた前歯をニカッと見せ、キュートな笑顔が印象的な上野さん。
「空手の練習は厳しいけれども仲間と一緒にやるのが楽しいから好き」とゆっくりと考えて丁寧に答えてくれました。
今年の目標を聞くと「空手日本一!」と即答。
小さな体に意志の強さを秘めているようです。
上野さんは実は祖父の代から続く空手一家で、昭和スタイルの空手使いだそう。
今回紹介した3人のスーパーキッズは仙武会・肥沼(こいぬま)道場で肥沼正勝さん、恭子さんの指導を受け、仲間と共に研さんを積んでいる小学生たちです。
礼に始まり礼に終わる空手道ですが、師範のいないところでは練習場を駆け回るほど元気いっぱい。
エネルギーあふれる子どもたちの将来が楽しみです。(取材・執筆/福)