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高級ワイン「ピノ・ノワール」が気軽に楽しめちゃう「winebar Chouette」。

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高級ワイン「ピノ・ノワール」が気軽に楽しめちゃう「winebar Chouette」。

「今まで美味しいワインに出会ったことがない」「ワインに興味はあるけど敷居が高いと感じる」そんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか。そこでオススメしたいのが、東堀通9番町にオープンした、美味しいワインを気軽に楽しむことができる「winebar Chouette(ワインバー シュエット)」です。物腰の柔らかい店主の小林さんから、オススメのワインを聞いてきました。

winebar Chouette

小林 良平 Ryohei Kobayashi

1981年新潟市西区生まれ。専門学校卒業後、新潟市のイタリアンレストラン、ホテルでサービスを経験し、東京都のフレンチレストラン、ワインバーでワインの勉強をしながらソムリエの資格を取得。2022年に新潟へ戻り2024年に「winebar Chouette」をオープンする。蕎麦屋巡りが好きで十割蕎麦が好き。

ナパワインやピノ・ノワールとの出会いでワインの沼にハマる。

——小林さんって、お店をはじめる前はどんな仕事をしてきたんですか?

小林さん:レストランやホテルで、ずっとサービスの仕事をしてきました。

——サービスの仕事をはじめたいきさつを教えてください。

小林さん:高校生のときに家族でオーストラリアを旅行したんです。そのとき宿泊したホテルでホテルマンの女性から受けた温かいサービスに感動して、自分も人を温かい気持ちにさせられる仕事をしたいと思って、サービスマンを目指しました。

——それでサービスの仕事をしてきたんですね。ワインに興味を持つようになったのは、どうしてなんですか?

小林さん:20代半ばにナパワインを飲んだことがきっかけです。

——ナパワイン?

小林さん:アメリカのカルフォルニア州にあるナパ地方で作られているワインです。それまでアメリカのワインを飲んだことがなかったんですけど、ずっしりとした果実味が感じられるしっかりした味わいに衝撃を受けました。それまでこだわらずにワインを飲んでいましたが、それからは気になるワインを探して楽しむようになったんです。

——すっかりワインの魅力にハマっちゃったんですね。

小林さん:ただ新潟にいては飲めるワインにも限りがありますので、もっとワインの勉強をするために東京のフレンチレストランやワインバーで働きはじめたんです。当時は30歳を過ぎていたので東京の飲食店で働くことに迷いもありましたが、「今やらなければきっと後悔する」と思ったので思い切って上京しました。

——上京してみていかがでした?

小林さん:上京してよかったです。ワイン好きなお客様のご自宅でケータリングサービスをおこなうこともあって、普通なら飲めないような高級ワインを味わう機会にも恵まれました。ワインバーのマダムに影響を受けて、ピノ・ノワールのワインと運命的な出会いをすることもできたんです。

——ピノ・ノワールって何ですか?

小林さん:ピノ・ノワールはヨーロッパブドウの品種で「ブドウの宝石」とも呼ばれているんです。このブドウで作られたワインは華やかで繊細な味わいがあって、ずっと飲み続けていられるほどなんですよ。ワイン好きが最終的に行き着く通好みのワインだと思います。ただ栽培条件が難しいこともあって、ピノ・ノワールを使ったワインは値段が高くなってしまうんです。

——あらら……気軽に楽しむことができないワインなんですね。

小林さん:でも新潟の人たちにピノ・ノワールのワインをはじめ、いろいろなワインを気軽に楽しんでいただきたいという思いで、ワインバーをオープンするために新潟へ帰ってきたんです。

美味しいワインを気軽に楽しめる店を目指したい。

——新潟に帰ってきてからすぐにお店をオープンしたんですか?

小林さん:条件に合う物件がなかなか見つからなかったので、しばらくはアルバイトをしながら物件探しをしていました。

——この物件に決めたのはどうしてなんでしょうか?

小林さん:古町は食にこだわるお客様が集まるイメージがあったので、僕のやりたい店とも合うと思いました。この路地にはいろいろなお店が立ち並んでいるわりにジャンルがかぶらないし、隠れ家みたいなムードも気に入りましたね。

——店名の「Chouette」って、どういう意味なんですか?

小林さん:フランス語で「ふくろう」という意味なんです。日本でふくろうは「福が訪れる」といった縁起のいいシンボルですし、フランスでは「ステキ」といった意味も併せ持っているんです。お客様にステキなものをお届けできる店にしたいという思いもあって「Chouette」と名付けました。

——その「ステキなもの」というのが、自慢のワインなんですね。「winebar Chouette」をどんな店にしたいと思っていますか?

小林さん:ショットバー感覚でワインが楽しめる店を目指しています。古町に来たついでに美味しいワインを一杯楽しんで帰るというように、気軽にふらっと立ち寄っていただきたいですね。

——なるほど。ちなみにオススメのワインはあるんでしょうか?

小林さん:オススメはいろいろありますが、やっぱりピノ・ノワールのワインを飲んでいただきたいですね。

——やっぱりそうなんですね(笑)。でも、いい値段するんですよね?

小林さん:うちは少しでも気軽にピノ・ノワールのワインを楽しんでいただきたいので、グラスワインでも提供しているんですよ。しかもハーフサイズまでご用意しているんです。値段もかなり頑張っているので、ワイン好きな方が見ればわかっていただけると思います(笑)

——そこまで頑張るのはどうしてなんですか?

小林さん:新潟ではまだまだワインの敷居が高いと思われているんですよ。そんな人たちにもワインの美味しさや楽しさを知っていただきたいんです。うちの店だけではなくて、他の飲食店様と一緒にワインの魅力を広めていきたいですね。

——最後に、小林さんの思うワインの魅力を教えてください。

小林さん:ワインを開けるだけで、日本にいながら世界旅行ができることですね。ワインはいろいろな土地で作られていますので、その背景や作り手の思いを知ることでさらに愛情が深まって、より一層楽しむことができるんです。

——なかなか奥深いですね。

小林さん:そうなんですよ。知れば知るほど深く楽しむこともできるんです。でも、まずは気軽に美味しさを楽しんでいただきたいですね。ワインと相性のいいケークサレやパテ・ド・カンパーニュもご用意していますので、ワインに少しでも興味のある方はお越しください。

winebar Chouette

新潟市中央区東堀通9番町1401-6 川辰ビル103

025-311-7864

18:00-2:00

日曜休(不定休あり)

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