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秦野市 中3英語力初の県平均超 文部省調査で明らかに

タウンニュース

中3英語力 初の県平均超

秦野市はこのほど、2023年度の「英語教育実施状況調査」の結果を明らかにした。これによると、中学3年生で「CEFRA1(英検3級相当)レベル」以上の英語力を有すると思われる生徒の割合は46・9%となり、調査開始以来初めて県平均を上回った。

文部科学省が各都道府県の英語教育の実施状況を把握するために13年度から毎年行っている調査。対象は各都道府県・市町村教育委員会及びすべての公立小学校、中学校・高校。児童の英語による言語活動の状況、中高校生の英語力、英語担当教師の英語力、ICT機器の活用状況、小・中・高の連携に関する状況など調査項目は多岐に渡る。

中学3年生の「CEFRA1(英検3級相当)レベル」以上の英語力を有すると思われる生徒の割合を重点項目の一つに挙げている秦野市。23年度は46・9%で、全国平均の50・0%を下回ったが、県平均の42・7%を4・2ポイント上回る結果に。また、22年度から2・5ポイント、21年度からも12・8ポイント向上している。

また、「CEFRB2(英検準1級相当)レベル」を取得している英語担当教師の割合は50・0%で全国平均の44・8%、県平均の44・9%を上回った。生徒・教師の英語力が県平均を上回るのは調査開始以来初めてのことだという。

小学校と連携も

秦野市は英語力の向上に3つの要因を挙げている。1つ目は、教職員の意識向上。市内の大学と連携した特色ある教育活動などが意識向上につながったと分析する。2つ目は、教師がチャレンジできる体制づくりの推進。県などが行っている免許などの英語資格・検定試験の特別受験制度の周知に努めてきたという。3つ目は、教科担任制の推進。中学校の英語教師を英語専科教員として小学校に配置し、対象校を拡大していくなど英語教育の入口部分を強化してきた。「特に教科担任制の推進が、英語力向上の大きな要因ではないか」と見解を示している。

秦野市は、昨年から上智大学短期大学部のキャンパス内で市内の小学6年生が言語活動を行う「SophiaEnglishDayCamp」を開始するなど、地域・大学と連携した特色ある教育を行っている。「今回の結果を受け、小中一貫した教育課程の編成などはまだまだ不足していると感じた。引き続き大学や地域と連携しながら現在の特色ある教育活動を継続していく」と話す。

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