Yahoo! JAPAN

薬王寺で重忠を供養 地元団体が活動を披露

タウンニュース

鎮魂の思いを捧げた

鎌倉時代に活躍した旭区ゆかりの武将・畠山重忠の命日である6月22日、薬王寺=旭区鶴ケ峰本町2の14の1=で慰霊祭が行われた。

旭区観光協会(林重克会長)の主催で行われた同会には、区内自治会関係者や地元選出議員など、約60人が参加。読経や参加者らによる焼香のほか、区内で活動する鶴詠会による供養の唄「重忠公和讃」や、旭扇会による「重忠節踊り」が奉納された。

「心に潤いを」

同寺の喜田孝彦住職は法話で「重忠公は坂東武士の鑑といわれており、助かりたいという欲を捨てて討ち死にしたのではないかと思う。みなさんも心に潤いのある生活を送り、欲を出しすぎないようにしてほしい」と参列者に呼びかけた。

唄を披露した鶴詠会の伊澤ミツエ会長(90)は「重忠公に対して、怪我がなく、一日一日生きていられることへの感謝の気持ちをこめて歌った」と語った。

生誕860年

畠山重忠は1164年、武蔵国畠山(現・埼玉県深谷市)に生まれた武将。鎌倉幕府の有力御家人として活躍したが、北条時政の謀略から謀反の疑いをかけられ、1205年に北条軍により二俣川付近で討ち取られた。

同寺には重忠とともに討たれた一族郎党134騎を6カ所に葬った「六ツ塚」がある。

踊りを披露する旭扇会

【関連記事】

おすすめの記事