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ジュビロ磐田の中村駿が古巣・アビスパ福岡戦へ気合十分!「僕にとっても大事な試合」

アットエス

J1磐田の中村、前節の柏レイソル戦でつかんだ自信「継続すれば違う世界が見える」


ジュビロ磐田の中村駿選手は次節対戦する古巣のアビスパ福岡戦へ意欲を見せています。「僕にとって大事な試合。相手は9試合勝ちなしで必死になる。僕自身ホームでスタートから出て勝っていないのでサポーターと喜びたい」と気合いが入っています。

一問一答

ー前節柏レイソル戦で2得点に絡んだ。まずは先制点のアシスト。
「1発目のCKで決まれば良かったが、跳ね返ってきた。チームの約束事としてセットプレーをやりきろうと話をしていた。僕へのマークが結構なスピードで走ってきて、そこをかわせたのが良かった。中はあまり見ていなかったが、DFとGKの間に入れれば大丈夫と思った。そこに渡辺りょうが。難しかったと思うが決めてくれて良かった。ずっと先制点を奪われる展開が続いていたので、自分たちが先に取れたのはすごく良かった」

ーさらに2点目は後ろから入っていって自ら決めた。
「あれは守備からいい形で奪えてしっかりつなげて前進できた。こぼれて来るかなというのは予測していた。前が空いていたのでトラップしたが少し流れて、りょうがちょうどいいところにいてくれた。走ればもう1回自分のところにこぼれてくるかなと思って。そこからごちゃごちゃしましたけど、後はGKと1対1で流し込むだけだった。先に動いたのが見えたので最後まで相手を見ていた結果」

ー決まった瞬間は。
「それはすごくうれしかったですし。アシストもしたが、やっぱりゴールの方がうれしいと感じた」

ー2点リードで試合を展開できた。
「カウンターに行けるシーンもつくれそうだったが、そこでは自分たちのクオリティーが少しなかった。でも後半はある程度、割り切りながら戦うことができた。ゼロで終わることができたのは良かった」

ー無失点は自信になるか。
「前半で失点しなければいけるという自信になった。相手が自分たちの戦いをすごく嫌がっていた。90分やり続けることができたこその2-0」

ー次節は古巣のアビスパ福岡戦。
「どの試合も大事だが、僕にとってもすごく大事な試合。相手も9試合勝ちなしで必死になって戦ってくると思う。まずその勢いに負けないこと。あとは僕自身ホームでスタートから出て勝った試合がない。そこは90分終わってサポーターの皆さんと喜びたい」

ーきょうの練習では最後まで走っていた。
「みんなが上がるのが早かっただけです(笑)」

ーミニゲームではワンタッチで対応していた。瞬時の判断は。
「チームとして共有しながら全員がボールに関わり続けるのがコンセプトにある」

ーチームとしての課題がクリアになっていた。
「3週間の中断があっていろいろ選手同士で話し合った結果がピッチで出た。先制点を奪えて戦い方を統一するのに自分たちに利があった。ピッチ内で選手同士でコミュニケーションをとる場面がすごくあった。それは考えながらできているからこそ。柏戦ではそこで相手を上回った」

ーピッチ内では選手同士、議論しやりあっていた。
「個人個人意見を持ちながら、最終的にはどうしようかまとまった。(リカルドグラッサ選手と松原后選手は)熱い議論だった(笑)」

ーゴール後の横内昭展監督とのハグはどちらから。
「ベンチ方向に走っていった。全員で戦っているので僕が点を取ったが、それを示したかった。試合後も話したが、なかなかチームに貢献できないなかで、大事な試合でスタートに立たせてくれた監督にリスペクトの思いがあった。そういう思いをプレーで伝えることもできた。感情表現でも。(ハグは)僕から行ったんですけれど」

ー柏戦でボランチが後ろで回しながら展開した。意図は。
「午後7時のナイトゲームでも暑さを感じる。疲弊してやられてしまう。どうやったら自分たちで時間をつくれるか。みんなと話し合いながら。コーチングスタッフからもああいう提示はあった。後ろが重くなりながらも自分たちに時間をつくった。自分たちの時間をつくっていい攻撃につなげたかった。いいボールを共有しながらゴールに向かっていく」

ー相手の決定機はほとんどなかった。
「植村洋斗選手がマテウスサビオ選手を抑えた。相手の攻撃は相当、半減していた。松本昌也選手も相当後ろに引っ張られていたが、2人で外国人2人を抑えたのが要因。前半、危ないシーンもあったが、コミュニケーションでどうにかなるかなと思った」

ー守備のどこが良かったか。
「全員が走っていた。みんなで守れていた。それが一番良かった」

ー次節は古巣福岡と対戦する。
「相手も苦しんでいる。うちに勝てば残留圏が見えてくるはず。でもその思いよりは絶対(磐田が)残留したい思いの方が強い。その思いを出しながら。相手のことはいろいろ分かっているつもりなので。チームで共有しながら。間違いなく堅い試合にはなる。個人としては違いを見せて、ゴール、アシストの結果を出せれば。それが一番の恩返しになる」

ー福岡戦のポイントは。
「柏戦以上に走らないといけない。セカンドボール、球際は相手の長所。そこで上回れれば少しずつ自分たちの時間ができて、ゴール前に行けるシーンができる。一つ一つの積み重ねを大事にできれば。前回もクロスからやられている。人がいながらもやられてしまうシーンがあった。きょうはそういうところを再確認しながら練習をやった。外国人のFW選手らクオリティーのある選手がいる。どれだけ自由にやらせないか。ボールを入れさせないのも大事だし、そこに対して対応するのも大事。相手の嫌がることができれば」

ーチームの雰囲気は。
「不思議と負けていてもそんなに雰囲気が悪くなくて。まだまだやれる雰囲気を感じていた。それが柏戦で形となっていまがある。それを継続しながら次をたぐり寄せれば、違う世界が見えてくるはず。この3日間しっかり準備する」

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