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<お互いさまでしょ?>幼稚園でトラブル発生!ワタシが知らない息子の……問題行動?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(40代)は夫(40代)と息子との3人暮らしです。現在、息子のアオは小学校3年生。これはアオが、幼稚園の年長になってしばらくした頃の話です。ある日、幼稚園へお迎えに行った際、担任の先生から声を掛けられました。

気に入らないことがあると怒りやすくなるところのある息子ですが、意図して人を傷つけるような子ではありません。子ども同士のケンカはよくあること。「お互い様」と言える場合もあると思うのですが、息子が先に手を出したのならそういう状況ではないのかもと思いました。

帰宅後、さっそく私は息子に話をします。

お互いに手を出したからお互い様だったかもしれないけれど、最初にイヤなことを言ったのは息子のほう。キツめに言って聞かせたので、きっと息子もわかってくれたことでしょう。と同時に、息子を叱る一方で「子どもってこんなものだよね」と思った私もいます。幼稚園の年長さん、きっとこういったお友だちとのトラブルは今後も起こるのではないでしょうか。

ところがしばらく経って、また先生から連絡を受けます。

今回はお互いに手を出したわけではないようで、私はホッと胸をなでおろしました。それこそ口喧嘩くらい、子ども同士であれば、しょっちゅうあることだと思いますし、そうやってお友だちとぶつかり合いながら、子どもは成長していくものだと思うのです。しかし、どうやらミノルくんママはそうは思っていないようで……。

ある日、久しぶりに会ったミノルくんママに先日の件を謝ろうとしたところ、冷たい表情で「以前も謝罪がなかったですよね?」と言ってきたのです。思いがけない反応に、私は驚いてしまいました。

子ども同士のケンカなのですから、手を出してしまうこともありますよね? それに息子の言い分を聞くと、ミノルくんから嫌なことを言われた末に手が出てしまったということだったので、息子だけが一方的に悪いとは思えませんでした。もちろん手を出したのは悪いことですが、どこか「お互い様」という気持ちがぬぐえません。しかしミノルくんママの剣幕を見て、謝罪が遅れたことを後悔しました。

そしてミノルくんママに言われた「同じ小学校に進学することに不安を感じている保護者がほかにもいる」という言葉。私が知らないだけで息子がほかにも問題を起こしているのかもしれないとも思い、不安になってしまいました。

ママ友「幼稚園、大変だったね」知らなかった事実がイマ判明!

ミノルくんママの気持ちを聞いて以来、私はママ友たちとの付き合いが怖くなってしまいました。私は、そして息子はどんな風に言われているのだろう……。できるだけ深入りしないように、会えば挨拶こそするものの、それだけ。そうやって卒園までをなんとかやりすごし、息子は小学生になりました。そんなある日のこと。

ミノルくんママとの一件以来、何かしらママ友たちの間で話題にのぼっているだろうとは思っていました。しかしまさか息子が退園するように要請されていたなんて! 思いもしなかった展開に私は動揺し、ユウスケくんママに詳しい事情を聞くことにしたのです。

「アオくんをクラスから外してほしい」クラスから外してほしいと言っても、息子の通う幼稚園は学年ひとクラスずつの小さな園。ミノルくんママの言葉は、つまり幼稚園の退園を意味するものでした。

とはいえ、ユウスケくんママの話だけでは、真偽はわかりません。私は確かめるべく、久しぶりに幼稚園に連絡を入れたのです。

過去のことだと先生は言葉を濁しましたが、ミノルくんママから退園の要請があったのはどうやら本当のようでした。もう数年も前のこと、今さら蒸し返すのも……と思いましたが、逆になぜ今になってユウスケくんママが当時のことを聞いてきたか、私は気になり始めてしまいました。

小学校に入学し、特に問題なくすごしていると思って安心していました。しかし今になって、仲良くしているユウスケくんママに、ミノルくんとのトラブルの話を蒸し返されるなんて……。なんとなく嫌な予感がします。もしかしたら息子がユウスケくんに何かしたのかしら? それともただ過去のことを興味本位で聞いてくるだけ? 考えても仕方がないとはわかっていますが、不安は膨らむばかり。またあのモヤモヤとした毎日が戻ってきてしまうかもしれないと思うと、心がざわついた出来事でした。

「転校してよ!」小学校でもトラブル発生?ひどすぎるッ……!

息子がユウスケくんに石を投げつけたと聞き、私は青ざめました。またか……。幼稚園のときのことが頭をよぎります。バクバクする気持ちを落ち着かせる私。息子が帰宅するのを待って、真意を確かめることにしました。

息子によれば、ユウスケくんを狙って石を投げたわけではないとのこと。そうは言っても、ユウスケくんがケガをする可能性はじゅうぶんにあったはず。私はどんな理由があっても石を投げてはダメなことを息子に言い聞かせました。息子も素直に聞いてくれたと思います。そこで息子の言い分を伝えるべく、ユウスケくんママに電話をしました。

子どもの言うことをどこまで信じていいものか……。ユウスケくんを狙ったわけではないと言う息子と、息子が故意に石を投げたというユウスケくん。どちらが本当のことを言っているのか、もうわかりません。

親は自分の子どもが可愛いもの。それは私もユウスケくんママもきっと同じです。だからこそしかるべき第三者を挟んで、学校にお願いをして私は仲介をしてもらおうと思ったのです。それなのにユウスケくんママは「なんか人ごとだね……」と言うではありませんか。しかも転校してくれなんて、いくらなんでもひどすぎる……!

うちの子が悪いことをしたのは認めます。ただ退園や転校まで願われるなんて……いくらなんでもひどい。私はまるで親子で人格否定されているような気持ちになり、ユウスケくんママに何も言い返せませんでした。全く知らない仲でもないのですから、そこまで不満をためる前に言ってくれたらよかったのに……という気持ちもあります。私は「話してもムダ」と思わせてしまう言動を繰り返していたのでしょうか? 息子には強めに注意したつもりです。ほかにどうすべきなのかわからないまま、不安な日々をすごしています……。

「引っ越ししよう」新しい環境へ!おだやかな生活は……続く?

何度話をしても「ユウスケくんに石を投げたつもりはない」と言う息子。私は息子の言い分を信じたい気持ちでいっぱいでした。でも周りのママたちはそうは思っていない。その狭間で自分がいったいどうしたらいいのか、わからなくなってしまいました。

転校……。正直、慣れ親しんだ土地を離れる不安はありましたが、それ以上に私はもう知っている人たちのいるここから離れてしまいたい。またイチから新しい生活をスタートしたいと思いました。夫からの転勤、そして引っ越しの提案が救いのように感じたのも事実です。

現在、息子は小学3年生。新しい学校にもなじみ、今のところ何のトラブルもなく学校に通うことができています。引っ越しを決めたことを今さらながらよかったと思う毎日です。

新しい環境での生活に慣れてはきたものの、相変わらずママ友と言われる人たちとの付き合いには尻込みしてしまう自分がいます。仲良くなったところで、またあの頃のように子ども同士がトラブルになったら……。そう思うと、つかず離れずの距離感でお付き合いをしていたほうが、私も息子も傷つかずに済むと思うのです。

息子が石を投げてしまった事実は悪いことですが、「ユウスケくんに向けて投げたわけではない」という息子の言い分を信じたいとも思ってしまいます。息子が一方的に悪い状況でもなければ、強い悪意を持って傷つけようとしたわけではないのに、転園や転校を迫られるなんて納得いかない気持ちもあります。しかし二度も「同じ園や小学校に居続けるのは不安」と言われてしまったのですから、私の考えが間違っているのかもしれません。夫の転勤に伴い引っ越してきた現在。今のところ穏やかにすごせてはいますが、以前のことを思い出すたび、私はどうすべきだったのかわからないまますごしています。

【相手ママの気持ち】わが子を信じたい気持ちが強すぎるママ友!

私は30代のママ。息子(ユウスケ)は小学生です。ユウスケが幼稚園のころ、同じ習いごとに通うアオくんと仲良くなりました。アオくんと同じ小学校に進学し、小学校2年生で同じクラスになったのですが、最近アオくんの言動に悩まされています。アオくんと楽しく遊ぶときもあれば、アオくんにからかわれて嫌な思いをすることもあるユウスケ。私もアオくんママとはそこそこ話ができる関係ですが、息子たちの関係が悪くなるのはイヤ。子どもたちの様子をアオくんママには言わずにガマンする日々が続いています。

子ども同士だから多少のトラブルは当たり前。そう思いながらも、どう見てもいつも一方的にちょっかいを出してくるアオくんの様子が私は気になっていました。ただアオくんのママに直接話すのも気が引ける……。どうしよう。そんなある日のこと。

ミノルくんママの話を聞いて、私はゾッとしました。たしかに元気いっぱいの子と言えばそれまでです。だけどやっぱりアオくんはうちの子に接しているように、これまでも周りのお友だちとトラブルを起こしていたんだ……。なんとなく嫌な予感があたってしまったような不思議な気持ちになりました。

でもそうは言っても、ミノルくんママの一方的な感覚に過ぎないかもしれない。そこで私は、その件を幼稚園に相談しなかったのかとミノルくんママに聞いたのです。すると……。

「自分の子を信じたい気持ちが強すぎる」ミノルくんママの言葉に、ハッとしました。私がアオくんママに抱いていた違和感って、きっとそれだ。アオくんママはとてもきちんとしているし、優しいお母さん。だけどなんか話が通じない気がする……。わかり合えない気がする……。そんな風に私はアオくんママに感じて、モヤモヤしていたのです。

内心、退園要請は行きすぎでしょうと思う私もいました。でもそこまでされるアオくん親子は私が思っている以上に、トラブルを抱えた親子なのかもしれません。アオくんの言動に不満がたまっていた私は、ミノルくんママの話を聞いてアオくん親子への不信感が一気に強くなったのです。まわりのママたちに結託されて退園要請だなんて、ほかにも絶対トラブルがあったはずだと思いました。今は子ども同士が仲良くしているので、なんとなく付き合いを続けていますが、もしかしたら今後の付き合い方を考えた方がいいのかな……と思う話でした。

募る不信感……付き合いを考え直すキッカケ

ミノルくんママから聞いた退園要請の話をアオくんママにしたところ……。なんとアオくんママはその事実を知らなかったのです。わが子がお友だちに嫌な思いをさせておきながら、当のママがそれを知らなかったなんて。これまで仲良くしてきましたが、私は今後の付き合いを本気で考え直そうと思い始めていました。そんな矢先……。

これまで我慢してきたものがプツッと音を立てて切れた気がしました。

私はユウスケがアオくんから石を投げつけられたことをアオくんママに伝えます。しかしアオくんママはどこか他人事で……。

確かに言葉としては謝罪をしているつもりなのでしょう。でもその態度から、「自分の子は悪くない」「子どもなんだからお互い様」そんなアオくんママの気持ちが透けて見えるような気がしました。そのアオくんママの言葉を聞いて、ミノルくんママから聞いた退園要請のこと、そしてユウスケがこれまでアオくんからされてきたことが、すべて繋がっていくような気がしたのです。

頭に血がのぼった私は、こう口走っていました。

その後、この件がきっかけかどうかは知りませんが、アオくん一家は旦那さんの転勤で引っ越しました。アオくんママのショックを受けた様子を思い出すと少し言いすぎたかなと思いますが、正直、引っ越してくれてホッとしています。私はいまでも、石を投げられた息子がケガをしなかったのは結果論であって、石を投げた時点でアオくんの行動はアウトだと思っています。アオくんママには、私たち親子が受けたショックにもう少し目を向けて謝罪してほしかったのですが、その想いに気づいてもらうことができませんでした。

【私の気持ち】ママ友付き合いに失敗して気づく……「ワタシが嫌われた理由」

夫の転勤で転校したものの、私の精神は不安定なままでこの先の心の持ちようについて悩みます。

そこよ! と言い出すミタのおばさん。でも私はこのとき、私の何が悪いのか、どこが足りないのか、まったく見当がついていませんでした。

当てるつもりがあったかどうかは重要ではない。そう言われた気がしました。私は息子が石をお友だちに当てるつもりがあったなら問題だと思っていたけれど、そうじゃなければ……子ども同士のよくあるトラブルだから、親同士が介入する必要はない。そんな風に思っていたのです。

そして私は同時に「ママがあらためないとね」という言葉を聞いて、これ以上私にどうしろと言うのだろうと辛い気持ちになっていきました。ところがおばさんは……。

息子を見すぎ……? 私はわが子をしっかりと見ること、わが子の気持ちに耳を傾けることを大切にしてきました。なのに、どうしてうまくいかないのだろうと不思議でたまらなかったのです。しかしおばさんは、私が息子を見すぎだと言います。息子をしっかり見ている代わりに、周りのお友だちやママたちのことが見えていないのだと……。

息子がお友だちにやってしまったことを、私は軽く考えていたわけではありません。親として息子にどう接するべきか、考えてきたつもりです。でもいつの間にか、私の視点は息子ばかりに向いていて、本来であればきちんと謝罪すべき相手に、それをせぬまま来てしまったようです……。

今後何かあったら、子ども同士の些細ないさかいと軽く考えず、相手の言い分もちゃんと聞くよう努めたいと思いました。ただ自分の子の言葉は、私たち親が受け止めないと子どもが気持ちや考えを伝えられなくなるとも思います。だからこそどちらの言い分も聞いたうえでどう対処するのかが大切なのだと気づかされました。きっと私の場合は、自分が思うより、子どものトラブルを過大に受け止めた方がいいのかもしれません。親子ともに人間関係を学ぶ機会になったと思っています。まだ周りの人たちと付き合うことに怖さを感じるけれど、失敗を繰り返すなかで私も親として成長していく必要があるのだと今は思います。


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