【金沢】あんこの常識が変わる?「越山甘清堂」が届ける、やさしい甘さと健康のかたち。特別試食会に参加してきました!
金沢を代表する老舗和菓子店「越山甘清堂」で、 小豆麹から生まれた「発酵あん」を使用したさまざまな新商品が登場!
今回は、その魅力をより多くの人に伝えるべく初めて開催された特別試食会の様子をレポートします。
金沢を代表する老舗和菓子店の一つ、明治21年創業の「越山甘清堂」。
昔ながらの製法を大切に受け継ぎながら、金沢の四季や文化を感じられるお菓子を届けています。
伝統を重んじつつ新しいことにも挑戦し続ける同店で運営する「AZUKI de HAKKO研究所」では、小豆を発酵させ、栄養面と味わいでさらに進化させることに成功。
「小豆麹」を使用した新商品の魅力を知って欲しいと、尾張町本店で初の「AZUKI de HAKKO 特別試食会」が開催されました。
まずは、代表取締役の徳山 康彦さんが「小豆麹」の研究経緯や特徴について解説。
原料は小豆やいんげん豆と米麹のみで、独自製法で発酵することでタンパク質がアミノ酸へと分解され旨みがアップ、炭水化物は天然のブドウ糖に変化しポリフェノールも増加するといいます。
さらに白麹を使用したものは天然のクエン酸も生成され、アンチエイジング、腸の調子を整える、疲労回復など体にうれしいさまざまな効果も期待できるのだとか。
栄養豊富で無添加ながら香りや風味がよく、穏やかな甘さが魅力です。
続いては、その美味しさを実際に体験してほしいと、試食タイムがスタート!
「小豆麹」から生まれた「発酵あん」を使った多彩な新商品を味わってもらいつつ、スタッフがおすすめの食べ方や色々なアレンジも提案しました。
発酵あんと通常のあんこをそれぞれどら焼きの皮にのせて、食べ比べができるコーナーもあり、試食した人からは「やさしい甘さがちょうどいい」「発酵あんの方が好き」などの声が。
パッケージもかわいい「発酵ようかん 美甘(みかん)」(各346円)は、小豆能登塩・能登紅はるか・濃茶・生いちじくの4種類がラインナップ。
砂糖の量は従来のようかんの半分程度で、あっさりとした甘さが特徴。
後味もスッキリとしていて、より気軽に楽しめるスイーツに仕上がっています。
「発酵あんスプレッド」(小豆・胡麻・柚子/各756円)は、口の中でスッと溶ける柔らかさの発酵あんをパウチに詰め込んだ商品。
トーストしたパンに塗ったり、白玉と合わせお湯で溶くと即席ぜんざいになったりと活用度は無限大!
さまざまなメニューにちょい足しするだけでも、新しい楽しみ方が広がります♪
参加者から特に好評だったのが「発酵グラノーラ」(プレーン1,100円、ナッツ入り1,300円)。
オーツ麦に細かくした発酵小豆をまとわせ、サクッと心地よい食感にやさしい甘みが広がります。
天然の甘味料なので体への吸収も良く、朝食にぴったり。
牛乳やヨーグルトと合わせたり、砕いてサラダにふりかけたりするのもおすすめです。
「発酵小豆」を使用した「発酵あずきドリンク」も。
白麹を使い、「越山甘清堂」が初めて手がけたドリンクで、自然な甘さとスッキリとした後味が魅力です。
参加者からは「小豆=あんこというイメージが変わって新しい発見だった」「自然な甘みで健康のために砂糖を控える人にもうれしい」などの感想が。
売り場でさっそく商品を購入する人の姿も見られました。
「美味しく食べるだけで手軽に健康ケアができる、この大発見と新しい価値を多くの人に知ってもらうことは私たちの使命だと思っています」と、徳山社長。
現在、発酵小豆を使用した健康食品や化粧品の開発も着々と進んでいるのだとか。
環境にも配慮し煮汁なども捨てずに活用するなど、SDGsの考え方を反映した製法も採用しています。
その他、発酵あんを使用した商品には、和かすてら、豆おはぎ、焼まんなどもラインナップ。
「越山甘清堂」本店と各支店で購入できます。
※発酵グラノーラのみ「Cafe Kan」にて販売
今後も“お豆の創造活用企業”として発酵と小豆に関する研究を進めていくという「越山甘清堂」。
さらに広がりそうな「AZUKI de HAKKO」の可能性に大注目です!
越山甘清堂 本店
住所石川県金沢市尾張町2-11-28
TEL076-255-6610
営業時間9:00-17:30
定休日水曜(祝日の場合は問い合わせ)
駐車場あり
公式Instagram( https://www.koshiyamakanseido.jp/ )
この記事のライター
酒井恭子(さかいきょうこ)
金沢市在住のフリーライター。TV番組制作や雑誌編集の仕事を経て、グルメ・教育・医療・子育て情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。食べ歩きが趣味で、特におにぎりやピザ、ラーメンなど炭水化物が大好物!絶賛ダイエット中です(笑)。