「親の名前から1文字とった」結果、まさかの苦労も!みんなの名づけエピソード
●【12月29日は出生届の人名が当用漢字のみに限定された日】
1947年12月29日、出生届を提出する際、人名として使えるのが当用漢字のみに限定されました。当用漢字は1946年に内閣が告示した「当用漢字表」に掲載された漢字を指します。戦後、GHQの国語国字改革のもと、簡素化とわかりやすさを目指して制定されたものです。その後、さまざまな検討が行われ、人名には「人名用漢字」に指定されたものが使えるように。1981年には当用漢字を基にした「常用漢字表」が登場し、当用漢字は廃止されました。
「実は○○とも読める」別の読み方がある場合も!
子どもの「名づけ」は赤ちゃん誕生後、最初にして最大のミッション!妊娠中に決まってしまうこともあれば、出生届提出ギリギリまで悩むこともありますよね。
口コミサイト「ウィメンズパーク」で先輩ママのコメントを探すと、さまざまな意味や願い、思いがこめられた「名づけ」についてのエピソードが。
「『心太(シンタ)はどうかな~』と思っていたら、『それはトコロテンだから!!』と言われ違う名前にしました」
「『海星(カイセイ)』という名前が候補にあがりましたが、『それ、ヒトデっていう漢字…』という話になったのを思い出しました」
「実は○○とも読める」のも「名づけあるある」としておなじみ。
第2子以降の名づけも、悩ましいのは同じなようで……。
「2人目の名付けで迷っています。1人目は私の名前から1文字取りました(漢字も同じ)。なので2人目も同じ字を取って…と考えていたのですがそうすると母親と子ども2人がすごく似た名前に。でも逆に全く関係ない漢字だと、それはそれで『なぜ自分だけ違うの?』と本人が気にすることもあるのかな…とも」
親から1文字もらった名前も少なくないですが、こんな弊害もあるようです。
「我が家は息子の名前に私の漢字使っています。園や学校関係の書類で、書きまちがえることが多いです。自分と同じ漢字だと、年度始めは大変なことも…」
きょうだいの名前は「揃ってなくていい」派の人も多いようです。
「きょうだいの名前は揃っていなくていい派です。成長すればきょうだいセットではなく別で見らるし、別個の人格なのであまり気にしていません。たまたま気に入った名前がきょうだい似ていた、ならいいんですが…」
「兄弟ですが、まったく関連がない名前になりました。うちは今 兄弟げんか全盛期の時期なので、かえって全然似ていない名前でよかったかも。という状態です」
入園、入学時を考えると「書きやすい」名前が結構重要だったりもするのでしょうか? 思わぬ発見ですね。
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
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