地域で団結し、犯罪抑止を パトロール出発式に480人
鶴見警察署と区防犯協会が主催する「鶴見区民1万人防犯パトロール出発式」が10月11日、鶴見公会堂で開かれた。
神奈川県では、犯罪のない安全・安心のまちづくりのため、10月11日から20日の期間を「安全・安心まちづくり旬間」と定めている。鶴見区では同旬間に合わせ、防犯活動の活性化と意識向上を目的に毎年この出発式を行っている。
当日は、区内各地域で活動する防犯指導員や地域住民ら約350人が参加。また今回は豊岡小学校の児童から防犯に関する標語を募集したこともあり、同校の児童約130人も参加した。
式典冒頭では鶴見警察署の中西実署長が挨拶。区内の事故や犯罪、詐欺被害の件数を参加者と共有し、「安全で安心して暮らせる鶴見区を実現するため、地域社会全体で防犯と交通安全意識の向上を図れれば」と語った。また、同協会の中村壽晴会長は、警察に頼るばかりではなく地域住民の努力も必要とし、「小さな運動を大勢で行えれば抑止力として大きな力を発揮する。地域の見回り運動への参加をぜひお願いしたい」と参加者に協力を呼び掛けた。
式では標語の表彰も行われ、同校児童3人が表彰を受けた=受賞者と各作品は下記。鶴見高校吹奏楽部の演奏や、同署の振り込め詐欺撲滅大使を務めるお笑い芸人キラーコンテンツによる防犯を絡めた漫才も披露され、参加者らが楽しみながら防犯の意識を高めた。